ぬか漬けの栄養価と効能は?美容・健康に効果あり?塩分など食べ過ぎの注意点も解説!

【管理栄養士監修】ぬか漬けに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、〈乳酸菌・酵素、ビタミン類〉など、ぬか漬けの栄養価・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる方法も紹介します。〈塩分〉など食べ過ぎの注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |管理栄養士・栄養士 熊橋麻実
Instagram Ameba Nadia
管理栄養士。保育園での管理栄養士経験8年、その他、社員食堂・タワーマンション内カフェ・料理教室などにも従事。現在、レシピ提供や講師・...
Instagram Ameba Nadia
管理栄養士。保育園での管理栄養士経験8年、その他、社員食堂・タワーマンション内カフェ・料理教室などにも従事。現在、レシピ提供や講師・記事執筆などの活動をしながら、現役で園児の給食管理を行っています。これまでの経験を活かし、栄養学の知識をわかりやすくお伝えできればと思います。

目次

  1. ぬか漬けはどんな食材?
  2. 主に野菜をぬかに漬けた発酵食品
  3. ぬか漬けの栄養価と効能は?健康・美容に効果あり?
  4. ①乳酸菌・酵素
  5. ②ビタミンB1・B2
  6. ③ビタミンE
  7. ④ビタミンA
  8. ⑤フィチン
  9. ⑥オリザノール
  10. ⑦イノシトール
  11. ⑧フェルラ酸
  12. ぬか漬けの栄養成分を効率よく摂るには?
  13. ①皮ごと生のまま漬ける
  14. ②春・秋ごろに漬ける
  15. ③洗うのは問題ない
  16. ぬか漬けの食べ過ぎに要注意?理由は?
  17. ①塩分の過剰摂取
  18. ②下痢を引き起こす事がある
  19. ぬか漬けにおすすめな食材は?
  20. ①人参
  21. ②大根
  22. ③なす
  23. ④かぶ
  24. ⑤ゴーヤ
  25. ぬか漬けは栄養豊富な食材

⑥オリザノール

オリザノールは米ぬかに多く含まれる栄養素で、ぬか漬けにすると効率よく摂取出来ます。オリザノールは脂質の代謝を助けるため、高脂血症予防に効果的です。また脳の視床下部で働き、ストレスを軽減し食べ過ぎを防ぎます。このため心身ともに健康的なダイエットを行う上で、役立つ栄養素と言えるでしょう。

⑦イノシトール

米ぬかに多く含まれるイノシトールは肝臓の健康維持や脂肪肝の予防に効果があることがわかっています。肝臓は食事から摂った栄養素をエネルギーに変える代謝や、アルコールの分解を行う為、日頃の食べ過ぎ・飲み過ぎが気になる方は積極的に摂りたい栄養素です。

⑧フェルラ酸

フェルラ酸はイネ科の植物に多く含まれる成分で、ぬかの部分に多く存在します。フェルラ酸はアンチエイジングに効果を発揮し、シミやしわの予防や美白効果・高血圧改善・アルツハイマーの予防など、美容と健康に働くポリフェノールの一種です。

熊橋麻実

管理栄養士

食べるメリットがたくさんあるぬか漬けですが、これらの他にも酵素を摂取することができます。酵素は食べ物の消化や新陳代謝、血液の循環など生命活動を行うために必要なものです。

(*ぬか漬けのダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ぬか漬けダイエットの効果・やり方は?痩せた人の口コミや注意点も解説!

ぬか漬けの栄養成分を効率よく摂るには?

ぬか漬けには酵素・乳酸菌・ビタミンなどの、代謝の向上や便秘解消といった、ダイエットに効果的な栄養素が含まれています。これらの栄養素を効率的に摂れるぬか漬けの作り方を見てみましょう。

①皮ごと生のまま漬ける

野菜の皮は、剥かずににそのまま入れることをおすすめします。これは、皮が付いていると野菜のビタミンやミネラルなど、水溶性の栄養素が流れ出る事を防ぐ事が出来るためです。食べる時も、皮付近にぬか床の栄養が染み込んでいるので、皮ごと頂きましょう。

②春・秋ごろに漬ける

ぬか床の中に存在する乳酸菌は、25℃前後で活発に発酵が進み酵素を生み出します。また春と秋は季節の変わり目による、風邪や便秘をはじめとする腸内トラブルや起こりやすい時期でもあります。乳酸菌は腸内環境を整え、便秘の改善や免疫力を上げる効果があるので、この季節はぬか漬けを漬けたり、食べたりするのに適した時期だと言えるでしょう。

③洗うのは問題ない

ぬか漬けをぬか床から出した後、栄養素は野菜に吸収されているので、洗うのは問題ありません。ぬか床は塩分が強く、口当たりも悪いので食べるのは不向きです。水で表面に着いたぬかをさっと洗い流しましょう。

(ぬか漬けの洗い方について詳しく知りたいかたはこちらの記事も読んでみてください。)

ぬか漬けは洗う?洗わない?塩分・栄養素を意識した美味しい食べ方を紹介

関連する記事