ネギの食べ過ぎに要注意?どのくらいが適量?症状や対策・予防法など紹介!
【管理栄養士監修】ネギを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、ネギの食べ過ぎによる頭痛・下痢・口臭問題・貧血など悪影響の例を症状・原因とともに紹介します。ネギの食べ過ぎの量はどれくらいかや、食べ過ぎによる症状を防止・対策する方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ネギの食べ過ぎに注意?
和洋中どの料理でも万能に使えるネギですが、食べ過ぎた時の症状やその対処法を紹介します。
ネギを適量食べた時の効果・効能
ネギを食べ過ぎずに適量食べた時には以下のような効果や効能があります。
・血行促進
・殺菌作用
・疲労回復
・免疫力向上
・代謝促進
ネギの臭いの元であるアリシンには血行促進効果や殺菌作用があり、乳酸を分解する働きもあるので疲労回復効果も期待できます。ビタミンB1と一緒に摂取すると効果が高まるので、含有量が多い豚肉と一緒に摂ると良いでしょう。
ネギには美肌や美白効果のあるビタミンCや、骨を作り血液の凝固作用に効果のあるカルシウムも含まれています。他にも、βカロテンも含まれており肌や粘膜の健康を維持してくれます。(※1、2、3)
(*ネギの栄養価や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ネギを食べ過ぎるとどうなる?
美味しいだけではなく栄養価も高いことがわかりましたが、ネギを食べ過ぎると体にどのような症状が出るのでしょうか。
①頭痛
ネギを食べ過ぎると、アリシンの持つ血行促進の効果により血管が神経を圧迫するほど広がり、頭痛を起こすことがあります。時間が経つとアリシンは体内で分解されるので頭痛も治まってきます。
②下痢・腹痛
アリシンは刺激の強い成分なので、胃の粘膜を刺激し、荒れさせ、下痢や腹痛を起こすことがあります。O-157など強い菌に対しても抗菌や殺菌の作用があり、ネギを食べ過ぎると腸内に必要な菌まで殺してしまうので注意が必要です。
③口臭・おならがきつくなる
腐敗したような独特な臭いもアリシンの成分のひとつで、ネギを食べると硫化水素が発生してしばらく体内に残ります。その為、肺から出る息が口臭となり、ガスとして排出される臭いがおならになります。
(*にんにくにもアリシンが含まれており、食べ過ぎることで体へ害があります。こちらの記事で紹介していますので、読んでみてください。)
④貧血
アリシンの強い成分により、赤血球の膜が破壊され溶血作用が起こり溶血性貧血になります。ネギを食べ過ぎるとアリシンを摂り過ぎる可能性があるので、ネギの食べ過ぎには注意しましょう。