ラム肉の栄養価と効能は?ダイエット効果あり?効率的な食べ方やレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ラム肉に含まれる栄養素を知っていますか?羊肉はクセがあると言われますが、中でもラム肉は比較的食べやすいといわれています。今回は、ラム肉の栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ラム肉はどんな食材?
羊の肉であるラム肉は、ジンギスカン鍋で食べる印象が強いかもしれません。実際にはラム肉を使った料理のバリエーションは様々で、その栄養価の高さにも注目が集まっています。ここでは、ラム肉はどんな食材なのかについて説明します。
ラムの肉質・特徴
ラム肉の肉質は柔らかく、味にはクセが少ないものの、羊肉独特の匂いがするのが特徴です。羊は餌として草を食べていますが、草に含まれるクロロフィルが体内でフィトールという化学物質に変化することで、この羊肉独特の匂いが生まれます。ただし、ラムは同じ羊肉であるマトンと比べると特有の匂いが薄く、食べやすい傾向にあります。
ラムとマトンの違い
羊肉はラムとマトンに大別されますが、その違いは生後どのくらいで食肉になっているかです。ラムは生後1年未満の子羊を食用加工していますが、マトンは生後2年以上の成熟した羊を使っています。なお、生後1年以上2年未満の羊肉はホゲットあるいはイヤリングと呼ばれますが、日本の市場で見かける機会は少なめです。
(*ラムとマトンの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
竹本友里恵
管理栄養士
羊肉を使用した料理で有名なジンギスカンは、北海道では家庭料理として日常的に食べられています。ジンギスカンはそのまま焼く方法と、タレに漬け込んでから焼く方法の2通りあり、タレに漬け込む事で独特の癖が抑えられます。マトンよりラム肉の方がクセが少ないので、苦手方はラム肉からチャレンジしてみましょう。
ラム肉のカロリー・糖質を他の肉と比較
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
ラム肉 | 227kcal | 0.1g | 16g |
豚肉(ロース) | 263kcal | 0.2g | 19.2g |
牛肉(肩ロース) | 240kcal | 0.1g | 17.4g |
鶏肉(胸) | 191kcal | 0g | 11.6g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です。
上記は、ラム肉と他の肉のロース100gあたりにおけるカロリーと糖質、脂質の量を表しています。ただし、鶏肉にはロース肉がないため胸肉との比較になっています。牛や豚と比較すると糖質量こそ差はないものの、ラム肉のカロリーの方が低いため、ダイエットに向いていると言えるでしょう。
ラム肉の栄養素と効能は?ダイエット効果ある?
カロリー | 227kcal |
---|---|
タンパク質 | 18g |
糖質 | 0.1g |
脂質 | 16g |
上記はラム肉100gに含まれる栄養成分を表したものです。このカロリーは、脂身をはずしたラムのロース肉なので、脂身も一緒に食べた場合はカロリーが高くなることもあります。ここからは、ラム肉に含まれる栄養素について詳述します。
①L-カルニチン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
210mg | 75mg | 280% |
日本人のL-カルニチンの1日あたりの摂取量の平均は75mgとされており、最も羊肉を食べるオセアニア人の1日300~400㎎には遠く及びません。L-カルニチンは脂肪燃焼のサポートや基礎代謝の向上といったダイエット効果も期待できる成分ですが、ラム肉100gを食べるだけで摂取量の目安を大幅にクリアできます。