レーズンパンのカロリー・糖質は?栄養素やダイエット効果は?食べ方のコツも紹介!
【管理栄養士監修】レーズンパン(ぶどうパン)のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、レーズンパンのカロリー・糖質量をメーカー別や他の種類のパンと比較し、栄養素やダイエット効果を紹介します。レーズンパンのカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
ドライフルーツには豊富な栄養が含まれていることはよく知られていますが、その中でもレーズンは天日干しで作るので安全性が高く、またその高い栄養効果からヨーロッパでは畑のミルクと呼ばれています。レーズンの栄養素とダイエット効果について説明します。
①食物繊維
レーズンには生のぶどうと比べると食物繊維が4倍も含まれています。この食物繊維は、腸内で発酵して善玉菌が繁殖しやすい環境を作り出します。さらに善玉菌は脂肪の吸収を抑える短鎖脂肪酸を生成するため、食事からの脂肪の吸収が抑えられてダイエットに役立ちます。
また、食物繊維には血糖値の上昇を緩やかにし血中のコレステロールを下げる働きもあるため、レーズンを食べることで生活習慣病の予防効果や便秘の解消も期待できるでしょう。(※2)
いしいひとみ
管理栄養士
レーズンには善玉菌のエサとなり、血糖値や脂質の吸収を抑える水溶性食物繊維と腸の動きを刺激する『不溶性食物繊維』2つの食物繊維を含んだ優秀なフルーツです^ ^
②カリウム
レーズンには生のブドウの7倍のカリウムが含まれています。カリウムはミネラルの一種で、体内の浸透圧の調整に役立っています。カリウムと水分を一緒に摂取すると便秘の改善が期待できるほか、筋肉の働きを良くさせる効果があるので脂肪の燃焼を助ける効果があります。
また、カリウムは水分と一緒に塩分を排出する働きがあります。むくみが起きると血流やリンパの流れを悪くしますが、カリウムを摂ることでむくみ取れて体内の代謝が良くなり、結果的に痩せやすい体になります。体重減少が一定で止まってしまったり、ダイエットに効果を感じていない人はカリウムを意識的に摂取すると良いでしょう。(※3)
③鉄分
レーズンには鉄分豊富で有名なプルーンの2倍の鉄分が含まれています。この鉄分は酸素を運ぶ役割ヘモグロビンの材料となるほか酸素を使ったエネルギー代謝に関係しています。 ダイエットをしたりスポーツなどでたくさんの汗をかくと、鉄の供給が間に合わなくなって貧血になる恐れがあるので、ダイエット中や運動をする時は意識的に鉄分を摂るといいでしょう。(※4)
④ポリフェノール
レーズンに含まれるポリフェノールには、脂肪細胞の中にある熱を高めてエネルギー消費を促す働きがあるので、ポリフェノールを摂ることで脂肪を燃焼させて、脂肪の蓄積を抑えることができます。また、ポリフェノールにはブドウ糖の代謝を高める作用があるので、摂取することで血糖値を抑えることができます。
血糖値は急激に上昇するとインスリンが過剰に分泌され、体に脂肪をため込みやすくなるため、ポリフェノールによって血糖値の上昇を抑えることはダイエットに効果的であると言えます。(※5)
⑤アントシアニン
レーズンに含まれるアントシアニンは、脂肪の合成を阻害して、脂肪蓄積を抑える作用があるため、気になるお腹周りの皮下脂肪の癒着予防に効果があると言われいます。またアントシアニンの強力なデトックス作用は、体内の有害物質を排出することで健康や美容面で様々なメリットも期待できます。
また、アントシアニンは抗酸化作用も強力なので、アントシアニンを摂取することで血液をサラサラにし、肌の新陳代謝を高めて肌のたるみ、シワの改善の効果にも期待できます。また、血液がサラサラになるので動脈硬化や心臓病などの生活習慣病の予防にも繋がり、ダイエット以外にも様々なメリットが期待できると言えるでしょう。
(*レーズンの栄養素やダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
レーズンパンのダイエット向きの太りにくい食べ方は?
低脂肪でコレステロール0のレーズンには、脳や神経組織のエネルギー源となるぶどう糖と果糖が多く含まれています。ただしパンになると小麦の炭水化物がプラスされるのでダイエット中の食事には注意が必要です。レーズンパンの太りにくい食べ方について紹介します。
①夜に食べない
夜は摂取したカロリーを消費しきれず脂肪を蓄積しやすいので、20時以降は何も食べないことが理想的です。さらに人間の体は夜10時頃から、体内時計の働きによって脂肪の吸収を促進する働きが活発化して、太りやすい状態になると言われています。
時間を守ることが難しい場合でも、寝る3時間以上前には食べ終わるように心がけてください。夜遅い時間になって空腹感が強くなってしまうと、つい食べ過ぎてしまいます。また、レーズンに含まれるブドウ糖は体内に入ると素早くエネルギーに変換され消化されていくので、レーズンパンを食べた後は少し運動をすることもおすすめです。(※6)