おからパウダーのカロリー・糖質は?ダイエット効果ある?レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】おからパウダーのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、おからパウダーのカロリー・糖質量を他の粉類や生のおからと比較し、栄養素やダイエット効果を紹介します。おからパウダーのカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きのレシピも紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- おからパウダーのカロリー・糖質は?高い?
- おからパウダーのカロリー・糖質
- おからパウダーのカロリー・糖質量を生のおからと比較
- おからパウダーのカロリー・糖質を他の粉類と比較
- おからパウダー(大さじ1杯)のカロリーを消費するのに必要な運動量
- おからパウダーの栄養素は?ダイエット効果ある?
- ①食物繊維
- ②植物性タンパク質
- ③大豆イソフラボン
- ④カリウム
- ⑤ビタミンE
- ⑥カルシウム
- ⑦マグネシウム
- おからパウダーがダイエット向きな理由は?
- ①満腹感がある
- ②使い勝手が良い
- おからパウダーを使ったダイエット向きレシピ
- ①おからパウダーのお好み焼き
- ②蒸しパン
- ③おからパウダーのポテトサラダ
- ④おからパウダービスコッティー
- ⑤おからパウダーでそら豆ごはん
- ⑥おからパウダークッキー
- ⑦おからパウダーでチーズケーキ
- おからパウダーを効果的に活用しよう
糖質の高い食事を摂ると、食後血糖値が急激に上がり血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌されます。インスリンには使われなかった糖質を脂肪に変える働きもあるため、大量のインスリンは脂肪を大量に溜め込んでしまうのです。
食物繊維は消化管の中で糖質の吸収を緩やかにするため、インスリンの大量分泌を防ぐ働きがあり、間接的に脂肪を溜めにくくします。また、腸内のデトックスと共に腸内環境を整えたり腸壁を刺激することで、便秘の解消や大腸がんの予防効果もあります。
しかし、おからパウダーの食物繊維量は非常に多いため、1日に40gくらいに留めておかないと摂りすぎてしまい、便秘や下痢を引き起こす可能性があるので注意しましょう。(※2)
②植物性タンパク質
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
23.1g | 60g | 39% |
タンパク質は、筋肉など身体の大部分を作る働きがあり、ダイエット中も積極的に摂りたい栄養素です。ダイエットでタンパク質を抜いてしまうと、体重は減りますが、それは筋肉量が減少したに過ぎません。タンパク質を摂取することで筋肉量を増やし、基礎代謝を上げ、太りにくい身体作りをすることが大切です。(※7)
また、タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類あり、動物性タンパク質はハイカロリー、高糖質なので、ダイエット中はおからパウダーに含まれる植物性タンパク質を摂るようにしましょう。
③大豆イソフラボン
おからパウダーに含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンの1種、代謝機能をサポートするエストロゲンと似た働きをします。大豆イソフラボンを多く摂取することで更年期障害によるほてりやのぼせを予防し、さらに肌の弾力を保つコラーゲンを増やす効果もあります。
骨のカルシウムが流出するのを防ぎ、骨粗鬆症の予防にも効果的です。エストロゲンは年々減少するホルモンで、減ると肥満の原因になります。大豆イソフラボンは女性にとって年齢と共に必要性を増す栄養素と言えるでしょう。
林輝美
管理栄養士
エストロゲンの分泌量は、30歳前にピークを達した後、次第に低下していきます。それに伴い、更年期障害という不調が起こる場合もありますが、大豆イソフラボンは、自律神経を安定させるなどの予防をしてくれます。
④カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1300mg | 2500mg | 52% |
おからパウダーに含まれるカリウムは、体内に溜まった塩分の排出を促し、むくみを解消するダイエットに効果的な栄養素です。カリウムは筋肉を正常に保つ効果があり、腸内の筋肉を促進し、便秘の解消や腎臓の老廃物の排出を促すなどの働きが期待できます。
また、カリウムは塩分の摂り過ぎで体内に溜まったナトリウムを排出し、血圧の上昇を防ぐ働きがあり、不整脈や心不全のリスクを低下してくれます。ストレスを低減させる効果も見られ、イライラや集中力低下が抑えられるでしょう。(※3)
⑤ビタミンE
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.5mg | 6.5mg | 23% |
体内の脂質が活性酸素によって酸化すると、その近くにある脂質も次から次へ酸化されてしまい、脂質が溜まって肥満の原因になります。脂質の酸化を防ぐ働きを持つビタミンEを摂取することで、肥満解消に繋がります。
また、ビタミンEは、毛細血管を拡張させる働きがあり、その効果は冷え性や肩こりの改善、肌の隅々まで血液が行き渡ることで、肌荒れの予防も見られます。悪玉コレステロール値を減少させ、善玉コレステロール値を上昇させる効果も期待できる栄養素です。(※4)
⑥カルシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
310mg | 800mg | 39% |
カルシウムが不足すると、骨から溶け出たカルシウムが血中に入り、カルシウム濃度を高めます。カルシウム濃度が高くなると脂肪細胞で脂肪酸合成酸素が多く作られ、中性脂肪が増加し、肥満の原因になります。
また、カルシウムを摂取することで、骨からカルシウムが溶け出されるのを防ぎ、骨粗鬆症や軟骨の変形性関節症を予防することができます。ストレス軽減など精神的安定にも繋がり、毎日健やかに生活するためにはカルシウムは必要不可欠です。(※5)
⑦マグネシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
150mg | 340mg | 44% |
おからパウダーには、脂肪細胞からアディポネクチンというホルモンの分泌を増やす働きを持つ、マグネシウムが含まれています。アディポネクチンは脂肪燃焼作用を促しますが、即効性は期待できないのでじっくり脂肪を燃焼させるダイエットに適していると言えるでしょう。
また、マグネシウムにはタンパク質をサポートする役割があり、筋肉の増量を補います。タンパク質と一緒に摂ることで基礎代謝がより上がり、リバウンドしにくい身体作りに効果的です。(※6)
(*おからパウダーのダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)