たくあんの栄養価と効能は?成分を効果的に摂れる食べ方やレシピのおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】たくあんに含まれる栄養素を知っていますか?たくあんは昔から健康に良いといわれています。今回は、たくあんの栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。たくあんの栄養がとれるレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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たくあんはどんな食材?
白ご飯のお供として日本人に親しまれているたくあんですが、その歴史は古く、江戸時代にはもう作られていたそうです。ここでは、たくあんがどのような食べ物なのか説明します。
たくあんは大根の漬物
たくあんは大根を発酵させ、糖と塩でつける漬け物であり、主に和食の香物として食されています。製法によって栄養価や食感、色や風味も異なりますが、主な成分に食物繊維とカリウムをはじめとするミネラル類、塩が含まれています。
(*たくあんの語源や作り方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
たくあんのカロリー・糖質
100gあたり | カロリー | 糖質 | 塩分 |
たくあん | 27kcal | 1.8g | 2.5g |
キムチ | 46kcal | 5.2g | 2.2g |
高菜漬け | 33kcal | 1.8g | 5.8g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
ほかの漬物と比べてたくあんは、カロリーと糖質は少ないことがわかります。塩分に関しては、キムチとほとんど変わらない量が使用されており、摂取しすぎると塩分過多となってしまうので気を付けましょう。
たくあんの栄養と効能は?健康効果ある?
たくあんはほかの漬物と比べて、カロリーや糖質が少ないことがわかりました。ここでは、たくあんに含まれる栄養と、それらに期待される健康への効果などを紹介します。
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています
※1日の摂取量は成人男性の目安です
①食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
3.7g | 21g | 18% |
たくあんには、整腸作用のある食物繊維が多く含まれており、たくあんを食べることで便秘の改善や予防ができます。また、食物繊維には血糖値が上昇するのを防ぎ、不要な脂肪やコレステロールを外に出す働きもしているので、生活習慣病対策やダイエットにも有効です。(※2)
②ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
12mg | 100mg | 12% |
たくあんには、多くのビタミンCが含まれますが、ビタミンCには抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化の予防、そしてアンチエイジングにも役立ちます。コラーゲンの生成にも必要な栄養素で、肌のハリや骨や腱の結合に役立つ栄養素です。(※3)