大根の栄養素・効能は?成分を逃さない調理法は?葉・根で部位別に比較して紹介!
【管理栄養士監修】大根に栄養はないと言われることがありますが本当でしょうか?見逃していた栄養が有るかもしれません。今回は、大根の栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。大根の旬・選び方のコツも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
大根はどんな野菜?
身近な野菜の大根は初夏と秋から冬に出回りますが、本当に美味しい旬は何時なのでしょう。新鮮な大根の見定め方とともにお伝えします。
大根の旬
今では大根は品種改良も進み、一年中地域や品種を変えて栽培することで常に新鮮な大根が手に入りますが、一番美味しい時期は、気温が下がり寒くなってからです。夏の間に種をまき葉を広げた大根は、太陽の光を浴びて大きく育ち、寒くなる時期に根に養分をため込むのです。
なので大根の甘みが増して瑞々しく育つのは秋以降の寒い11月から2月になります。ただし、辛み大根は夏ごろが旬です。
(*大根の旬について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
新鮮な大根の選び方
新鮮な大根の特徴です。
・大根のハダにツヤがある
・ひげ根が萎れてない
・葉に勢いがあり変色していない
・根は1本で傷ついていない
・持ち上げるとずっしりして重い
新鮮な大根の肌はツヤツヤと光っています。また、ひげ根がついていたら、萎れていないか見てください。直売所などで買うときに二股になっている異形の大根は、生育段階でストレスを受けている可能性が高く、味が良くないことが多いので避けましょう。葉が付いていたら、葉の勢いの良い、重量感のある大根を選ぶのがポイントです。
岡城美雪
管理栄養士
大根は栄養が葉に向かっていくため、買ったらすぐに葉を切り落とすのがおすすめ。 そうすることによって、大根の栄養を損なわず、葉も傷みにくくなります。
(*大根の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
大根に栄養はないって本当?
白く瑞々しい大根は栄養がないと言われがちですが、本当にそうでしょうか。ダイエットに使う人も多いでしょうが、栄養がないとは限りません。
葉・根で部位によって変わる
大根の根は淡色野菜ですが、葉の部分は緑黄色野菜として分類されます。確かに大根の白い根はカロリーや糖質量も低く栄養素全体の数値が低いのですが、葉の部分は100gあたりにカロテン600㎍以上という緑黄色野菜の条件を軽くクリアしている、ビタミン豊富な野菜です。
岡城美雪
管理栄養士
大根の栄養は葉がメインと言っても過言ではありません。 ぜひ、葉つきの大根で賢く栄養補給しましょう!