アロエベラの栄養や効果・効能は?食べる・塗る場合の使い方や活用レシピなども紹介!
【管理栄養士監修】アロエベラの栄養成分について知っていますか?今回は、アロエベラの栄養成分の<健康・美容>への効果・効能や、使い方・下処理の仕方を紹介します。アロエベラを使う際の注意点や、活用料理レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- アロエベラの栄養成分や効果・効能は?
- アロエベラの【健康】への効果・効能は?
- ①便秘を解消する
- ②胃もたれや消化不良を防止する
- ③免疫バランスを整える
- ④生活習慣病を予防する
- ⑤ストレスを解消する
- アロエベラの【美容】への効果・効能は?
- ①シミやそばかすを薄くする
- ②薄毛を防止する
- ③肌にハリ・弾力を与える
- ④肌荒れを防止する
- アロエベラの使い方・下処理の仕方は?
- ①食べる&飲む場合
- ②塗る&貼る場合
- アロエベラの使い方の注意点は?
- ①アロエベラの過剰摂取には要注意
- ②妊娠中の人は摂取するのを避けたほうがいい
- アロエベラを使った料理レシピのおすすめ
- ①アロエスムージー
- ②アロエのところてん風
- ③アロエのユッケ
- ④黒豆きな粉ヨーグルト
- ⑤炭酸ゼリードリンク
- ⑥アロエのシロップ煮
- アロエベラは栄養豊富
①シミやそばかすを薄くする
アロエベラに含まれる肌に良いとされる成分は、アロエシンやビタミンCです。中でもアロエシンには、シミ・そばかすのもととなるメラニン色素を生成する酵素である、チロシナーゼの働きを抑制させる働きがあります。この作用によって、シミやそばかすをできにくくするだけではなく、既にできてしまったシミを薄くする効果も期待できると言われています。
ビタミンCにもメラニン色素の生成を抑える効果があるため、相乗効果によってより高い美肌効果が期待できるでしょう。(※3)
②薄毛を防止する
アロエベラには、薄毛防止の効果があると言われる成分が含まれています。それは、毛母細胞を活性化させる作用を持つタンニン酸と、AGA(男性型脱毛)の原因となる悪玉酵素である5αリダクターゼの働きを抑制する作用をもつアロインです。最近では、これらの有効成分の効果を期待した、アロエエキス入りの育毛剤も多く販売されるようになりました。
③肌にハリ・弾力を与える
アロエベラに含まれる成分であるアロヴェロースには、肌のターンオーバー周期を整える作用があると言われています。ターンオーバー周期が乱れると、皮膚表面の凹凸が増え、ハリや弾力が低下することが知られています。アロエベラを化粧品として塗ることで周期が整い、ハリや弾力があって透明感のある若々しい肌を手に入れることができるでしょう。
④肌荒れを防止する
肌荒れの原因のひとつに腸内環境の悪化がありますが、前述した通りアロエベラには腸内細菌を整える効果もあるため、肌荒れの改善にも効果的であると言えます。また、アロエベラには抗炎症作用を持つサリチル酸やサポニンなども含まれているため、この有効成分を肌に塗ることでニキビや肌荒れの改善にも繋がるでしょう。
まさる
管理栄養士
僕も普段使いでアロエベラのクリームを使用しております。保湿力も高くコスパがとても高いので是非一度お試ししてみてください。
アロエベラの使い方・下処理の仕方は?
アロエベラには健康や美容に良い様々な効果があると紹介しましたが、実際にアロエベラを使用するには適切な下処理が必要です。ここでは、食用にする場合と肌に塗ったり貼ったりする場合の用途に分けて、アロエベラの下処理方法について紹介します。
①食べる&飲む場合
アロエベラを、食べる場合や飲む場合の下処理方法は以下のとおりです。
1.葉の両端のトゲの部分を包丁やハサミで切り落とす
2.葉をよく水で洗う
3.適当な大きさにカットする
4.皮を剥く
5.ぬめりを取るため、水洗いもしくはさっと茹でる
アロエベラを食べる場合や飲む場合には、緑の外皮は取り除き、中のジェル状の透明部分を食用とします。葉をカットした際に出る黄色い汁は、下剤などにも使用されるアロインという成分を多く含むので、よく洗い流しましょう。アロエベラはカットするとぬめりが出てくるため、包丁を使う際には手を滑らせて怪我をしないよう十分注意してください。
(*アロエベラの食べ方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②塗る&貼る場合
アロエベラを、塗る・貼るなどの外用として使用する場合の下処理方法は以下のとおりですが、外用とする場合も食用する場合と概ね同様の下処理方法になります。
1.葉の両端のトゲの部分を包丁やハサミで切り落とす
2.葉をよく水で洗う
3.適当な大きさにカットする
4.皮を剥く
5.フードプロセッサーなどで粉砕する
すり傷や虫刺されに塗るなど、用途によっては2の過程で熱湯消毒するなどしたほうが良い場合もあります。化粧水に使用する場合は濾して精製水などで薄める、保湿剤として利用する場合はオイルを混ぜるなどの調製方法がおすすめです。
出来上がったものを保存する際には、煮沸消毒などをした清潔な容器で密閉し、冷蔵保存をしたうえで1~2週間程度を目途に使い切りましょう。