サニーレタスの栄養素と効能は?加熱NG?成分をレタスと比較して紹介!
【管理栄養士監修】サニーレタスに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、サニーレタスの栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。サニーレタスに期待できる効果・効能と併せて、栄養価を保って保存する方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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サニーレタスはどんな野菜?
サラダに良く使用される野菜のレタスですが、一口にレタスと言っても色々な種類があります。その中の一つであるサニーレタスは、どのような特徴を持った野菜なのでしょうか?
サニーレタスの旬
サニーレタスは一年を通してスーパーなどで購入できますが、流通量が多い旬の時期は7月頃とされています。しかし、年間を通して流通量にそれ程差は無い様です。
新鮮なサニーレタスの選び方
スーパーなのでサニーレタスを購入する時に参考にしたい、チェックポイントを紹介します。
・レタス全体がふわっとしているもの
・葉がしんなりしていないもの
・切り口が乾燥していないもの
上記をクリアしたサニーレタスが、新鮮で美味しいものとなります。葉の状態や乾燥具合など、分かりやすいポイントばかりなので見分けるのは難しく無いでしょう。
熊橋麻実
管理栄養士
サニーレタスは刃物で切ると切り口が茶色くなるので、手でちぎると変色を防ぐことができます。手でちぎると断面が粗くなるため、味が絡みやすくなりますよ。
サニーレタスの栄養成分と効能【玉レタスと比較】
栄養 | サニーレタス | 玉レタス |
カロリー | 16kcal | 12kcal |
水分 | 94.1g | 95.9g |
タンパク質 | 1.2g | 0.6g |
糖質 | 1.2g | 1.7g |
食物繊維 | 2g | 1.1g |
脂質 | 0.2g | 0.1g |
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
それでは、サニーレタスの栄養成分や、それらに期待できる効果・効能について見ていきましょう。サニーレタスと玉レタスとを比較しているので、どれほどの差があるのかについてもチェックしてみてください。
①食物繊維
種類 | 含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
サニーレタス | 2g | 20g | 10% |
玉レタス | 1.1g | 20g | 6% |
サニーレタスには、玉レタスの倍近い量の食物繊維が含まれています。100g当たりに含まれる水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれていますが、不溶性は水溶性の倍以上含まれています。
不溶性食物繊維は便のかさを増し、腸内を刺激してくれるので便秘を改善する効果が期待できます。また、水溶性食物繊維は便に適度に水分を与え、柔らかくして便通を促す働きがあります。便秘になると腸内に悪玉菌が増え、太りやすくなってしまうのでダイエット時にも積極的に摂取しましょう。(※2)
②βカロテン
種類 | 含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
サニーレタス | 2000μg | - | - |
玉レタス | 240μg | - | - |
玉レタスにもβ-カロテンは含まれていますが、サニーレタスのβ-カロテン含有量はその9倍以上となっています。β-カロテンは脂溶性ビタミンの一つで、皮膚や粘膜を健康に保ったり、免疫力を向上させる働きがあります。活性酸素を作らせない働きもあるので、生活習慣病の予防にもなります。(※3)
③ビタミンC
種類 | 含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
サニーレタス | 17mg | 100mg | 17% |
玉レタス | 5mg | 100mg | 5% |