紫キャベツの栄養価をキャベツと比較!効果・効能や成分を逃さない食べ方なども紹介!

【管理栄養士監修】紫キャベツの栄養について知っていますか?今回は、紫キャベツの栄養価を普通のキャベツと比較し、効果・効能の他に、成分を逃さない食べ方も紹介します。紫キャベツを食べる際の注意点や、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 加藤 心
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管理栄養士/幼児食インストラクター/食育アドバイザー 病院、保育所、行政での栄養士経験ありの30代児の母。「楽しくおいしく」...
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管理栄養士/幼児食インストラクター/食育アドバイザー 病院、保育所、行政での栄養士経験ありの30代2児の母。「楽しくおいしく」をモットーに幅広い年齢層に喜んでいただけるようなレシピ提供や食に関するコラムを執筆。

目次

  1. 紫キャベツはどんな食材?
  2. 紫キャベツが紫の理由
  3. 紫キャベツの旬や選び方
  4. 紫キャベツの栄養価や効果・効能は?【キャベツと比較】
  5. ①葉酸
  6. ②ビタミンC
  7. ③ビタミンK
  8. ④キャベジン
  9. ⑤アントシアニン
  10. ⑥ジアスターゼ
  11. ⑦食物繊維
  12. 紫キャベツの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
  13. ①生で食べる
  14. ②植物油と一緒にとる
  15. 紫キャベツを食べる際の注意点は?
  16. 紫キャベツは食べ過ぎると腹痛・下痢になることがある
  17. 紫キャベツの栄養がとれるレシピのおすすめ
  18. ①紫キャベツのサラダ
  19. ②紫キャベツとウインナーの炒め物
  20. ③紫キャベツのスープ
  21. 紫キャベツは栄養豊富な食材

紫キャベツには、キャベジンとも呼ばれるビタミンUが含まれています。キャベジンは胃薬の名前にもなっていることからも分かるように、抗潰瘍作用があるため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防並びに治療の効果と効能が期待できます。なお、キャベジンは紫キャベツ・緑色のキャベツ両方に含まれている栄養素です。

⑤アントシアニン

紫キャベツには、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールが含まれていますが、これは緑色のキャベツには含まれていない栄養素です。ポリフェノールには細菌が人間の体内に侵入並びに増殖するのを防いだり、摂取した有害物質を無害化する作用があります。

アントシアニンを含むポリフェノールには、活性酸素を除去する抗酸化作用があるのが特徴です。活性酸素は生活習慣病やがん細胞の発生と増殖の原因になるほか、シミやしわなどの原因にもなります。病気や老化を防ぐためにも、アントシアニンなどのポリフェノールが豊富な食材を取り入れるのはおすすめです。

加藤 心

管理栄養士

アントシアニンには目の疲れを回復するなど、目の機能を向上させる効果も期待できます。ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率がアップし、活性酸素を除去する効果も高めます。

⑥ジアスターゼ

ジアスターゼとはでんぷんやグリコーゲンの分解を促す消化酵素で、アミラーゼと呼ばれることもあります。ジアスターゼの主な作用は、消化不良の改善と胸やけの防止で、大根に多く含まれていることが知られています。

紫キャベツにもこのジアスターゼが含まれているため、消化促進によって胃腸の調子を整える効果がある他、二日酔いや打ち身の改善などの効能もあるようです。

⑦食物繊維

紫キャベツ キャベツ
含有量(100g) 2.8g 1.8g
1日の摂取量の目安 20g 20g
1日の摂取量に占める割合 14% 9%


食物繊維は人間には欠かせない栄養素の一つで、腸内にある有害物質や老廃物の排出を促し、腸内環境を整える役割を担っています。この食物繊維には食べ過ぎを防止する効果があるほか、痩せにくくなる原因の一つである便秘を改善する働きがあるため、ダイエット効果も期待できます。

また、高血圧や糖尿病の予防などの効能もある、健康維持にも役立つ栄養素です。なお、紫キャベツは普通のキャベツより、食物繊維が豊富です。(※5)

(*キャベツの栄養価や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

キャベツの栄養素・効能は?栄養を逃さない調理法のおすすめも紹介!

紫キャベツの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?

紫キャベツには豊富な栄養成分が含まれていますが、食べ方や調理法によって吸収効率が変わります。ここでは、紫キャベツの栄養成分を効率よく摂れる食べ方を2つ紹介します。

①生で食べる

紫キャベツの栄養成分を効率よく摂りたいのであれば、生のまま食べるのがおすすめです。それは紫キャベツには熱に弱いビタミンCや葉酸、ジアスターゼなどの栄養素が含まれているからです。紫キャベツはサラダなどにして生食しても美味しいので、色々な生食の方法を試してみましょう。

加藤 心

管理栄養士

さらにビタミンCや葉酸は水に溶け出てしまう性質があるので、洗う時もさっと洗い、水にさらしすぎないようにしましょう。

②植物油と一緒にとる

紫キャベツに含まれるビタミンKは脂溶性なので、植物油と一緒にとると吸収効率が上がります。また、植物油には紫キャベツには無いビタミンEが含まれているため、血流促進や過酸化脂質の生成の抑制などの効果が期待できます。サラダのドレッシングに植物油を使うなど、意識して同時に摂取するようにしましょう。

(*紫キャベツを炒めてはいけない理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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