レモングラスの効果や効能は?成分・香りを生かす使い方・レシピを紹介!
レモングラスとはどんなハーブか知っていますか?今回は、レモングラスの栄養成分・効果や、香りが持つ効能なども紹介します。〈ハーブティー・アロマオイル〉など、レモングラスの使い方・取り入れ方や活用レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- レモングラスとは?
- レモングラスの香り・見た目など特徴
- レモングラスの栄養成分と効果は?
- ①鉄分
- ②マグネシウム
- ③カリウム
- ➃カルシウム
- レモングラスの効能は?
- ①抗菌作用
- ②リラックス作用
- ③整腸作用
- レモングラスの使い方・取り入れ方
- ①ハーブティーなどお茶に使う
- ②スパイスとして料理に使う
- ③精油を利用したアロマオイル・石鹸など加工品を使う
- レモングラスを取り入れる際の注意点は?
- ①妊娠中・授乳中は使用しない
- ②アレルギー反応がでたら速やかに使用をやめる
- レモングラスの活用レシピ
- ①ハーブティー
- ②チキン南蛮
- ③タイカレー
- レモングラスの加工製品のおすすめ
- ①ハーブティー(1,968円)
- ②石鹸(440円)
- ③ハンドクリーム(1,320円)
- レモングラスを取り入れてみよう
レモングラスとは?

アロマオイルや料理・ハーブティーなどで耳にすることがあるレモングラスはハーブの一種ですが、どのような特徴のあるハーブなのでしょうか。レモングラスの特徴を、香りや見た目と合わせて紹介します。
レモングラスの香り・見た目など特徴
レモングラスはハーブの一種で、イネ科オガルカヤ属の多年草です。主に南インドやスリランカ・東南アジアで多く栽培されており、タイやベトナムなどのアジア料理でよく使われるハーブです。細長い形の見た目が特徴で、大きいものだと1.5メートル近くにまで育ちます。
レモンの葉の意味であるレモングラスはレモンと同じシトラールと呼ばれる成分を含んでおり、レモンと似た爽やかな香りも大きな特徴です。その香りを活かして料理やハーブティー以外にも、精油にしてアロマオイルにも使用されています。また、レモングラスの精油は殺菌効果があり虫が嫌がる匂いであることから、虫除けスプレーにも使われています。
レモングラスの栄養成分と効果は?

レモングラスはインドのアーユルヴェーダと呼ばれる伝統医学で薬草として利用されることがあるほど、栄養成分や効能が豊富な植物です。レモングラスの持つ栄養成分とその効果について、いくつか紹介するので参考にしてください。
①鉄分
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
8.17mg | 7mg | 117% |
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
レモングラスには1日に必要な摂取量を上回る量の鉄分が含まれているのが特徴です。鉄分はミネラルの一つで、主に赤血球を作る働きがあります。鉄は赤血球の中のヘモグロビンの成分になっていて、ヘモグロビンの働きは体内に取り入れた酸素と結びついて、肺から体中に酸素を運ぶことです。
不足すると貧血になりやすくなり、頭痛や動悸・息切れなどが起こります。特に女性は鉄分が不足気味だとされており、生理や妊娠・出産などで鉄が失われやすいため普段から積極的に摂取するようにしましょう。鉄分はタンパク質と一緒に摂ると吸収率が上がるので、肉類や魚類などと合わせて摂るのがおすすめです。(※2)
②マグネシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
60mg | 340mg | 18% |
マグネシウムの働きは主に骨と歯の形成で、体内の50~60%のマグネシウムが骨に含まれています。マグネシウムはレモングラスに豊富に含まれている他、様々な食品に含まれていて不足しにくい栄養素です。マグネシウムは不足すると骨粗しょう症や糖尿病のような、生活習慣病になりやすいとされています。(※3)
③カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
723mg | 2500mg | 29% |
カリウムはレモングラスに多く含まれている栄養素の一つで、体内のナトリウムとのバランスを取るのが主な働きです。血圧の調整や細胞の状態を正常に保つ働きがあり、血圧の低下や脳卒中を防ぐ効果も期待されています。(※4)
➃カルシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
65mg | 650mg | 10% |
カルシウムはマグネシウムと同じく骨や歯を作る働きがある他、血中や筋肉に存在することで止血作用や生命活動の役割を持っています。日本人の食生活では不足しやすく、不足すると骨が折れやすくなったりするので注意が必要です。レモングラスには1日に必要な摂取量の10%近く含まれているので、普段から取り入れるようにすると良いでしょう。(※5)
レモングラスの効能は?

レモングラスはアジアの薬草と呼ばれるほど、身体に効果的な様々な作用を含んでいます。その中でもレモングラスが持つ、代表的な効能をいくつか紹介します。
①抗菌作用
レモングラスに含まれるシトラールと呼ばれる成分には、高い抗菌・殺菌効果が含まれています。風邪やインフルエンザの予防や症状緩和や頭痛・腹痛・発熱などにも効果的で、水虫の治療薬として使われるのも特徴の一つです。
②リラックス作用
レモングラスが持つ特徴的なレモンの爽やかな香りは、精神をリラックスさせたりリフレッシュさせる効果があります。レモングラスの摂取によりストレスや緊張を緩和させることで、集中力アップや気力アップに役立つでしょう。
③整腸作用
レモングラスは整腸作用に優れていて、胃の働きを助け消化を促進させます。脂肪を分解する働きもあるため、食べ過ぎによる胸焼けや胃もたれにも効果的です。レモングラスをハーブティーにすれば、胃もたれしている時でもすっきりして飲みやすいでしょう。
レモングラスの使い方・取り入れ方

レモングラスの効能はリラックス作用や整腸作用など様々ですが、どのような使い方をすれば良いのでしょうか。レモングラスの効果的な取り入れ方を紹介するので、用途に応じて取り入れて下さい。
①ハーブティーなどお茶に使う

レモングラスの代表的な使い方はハーブティーでフレッシュのものでも乾燥させたものでも作ることができますが、フレッシュタイプのレモングラスを使えば香りが広がりやすいです。不眠症やうつ病にも効果があるとされているので、寝る前などにハーブティーにして飲むと良いでしょう。
②スパイスとして料理に使う

レモングラスはスパイスとして以下のような料理に使うことができます。
・カレー
・スープ
・肉料理
・魚料理
・炒め物
レモングラスはその強い爽やかな香りを活かして、スパイスとして料理に使うことができます。タイ料理やベトナム料理には欠かせないスパイスで、代表的なものにタイカレーやトムヤンクンなどがあり味の濃い料理のアクセントにぴったりです。
③精油を利用したアロマオイル・石鹸など加工品を使う

レモングラスのスタンダードな使い方には、精油をアロマオイルや石鹸などに加工されたものを使う方法があります。レモングラスの最大の特徴であるすっきりした香りは虫除け以外にもリラックス効果があり、香りを活かした様々な加工品があるので生活にフィットする商品を見付けて下さい。
レモングラスを取り入れる際の注意点は?

レモングラスは様々な効能があるハーブですが、取り入れる際に注意が必要な場合があります。レモングラスを生活に取り入れる際の注意点を解説するので、これを踏まえて使用するようにしてください。
①妊娠中・授乳中は使用しない
まだ研究段階ではありますが、レモングラスは妊娠に影響を及ぼす可能性が指摘されています。レモングラスは子宮を刺激する作用があるため、子宮収縮が起こり流産になる場合があるそうです。レモングラスの安全性が確立されていないので、授乳中に摂取することも避けた方が良いでしょう。
②アレルギー反応がでたら速やかに使用をやめる
レモングラスは先述したようにイネ科に属する植物なので、イネ科アレルギーを持つ人が使用するとアレルギー反応が起こってしまいます。自分がアレルギーを持っているかわからずに使用してしまう場合もあるので、そのような症状が見られたら使用を直ぐにやめて病院へ行くようにしましょう。
レモングラスの活用レシピ
レモングラスはレモンに似たフレッシュな香りが特徴的で、その香りを活かして様々な使い方をすることができるハーブです。いくつかおすすめのレシピを紹介するので、ぜひ家庭でもレモングラスを使ったものを作ってみて下さい。
①ハーブティー
生のレモングラスに生姜を合わせて爽やかさをアップしたハーブティーのレシピです。出来上がったものを冷まさずにホットで飲めば、冬にぴったりで体を温める効果があるでしょう。
②チキン南蛮
宮崎県の郷土料理であるチキン南蛮を、レモングラスやナンプラーを加えて作ることで一気にタイ料理の香りを楽しむことができます。レモングラスは直接食べることはあまり無いので、乾燥タイプのものを使うと良いでしょう。
③タイカレー
レモングラスを活かした代表的な料理の一つがカレーで、ナンプラーやコリアンダーなど様々スパイスを合わせると本格的な味わいのタイカレーができます。ココナッツミルクをベースに使用することで、まろやかで食べやすい味わいに仕上がるでしょう。
レモングラスの加工製品のおすすめ
レモングラスは自分で作る以外にも、加工品を購入して取り入れるのもおすすめです。レモングラスを使った人気の商品を販売先と合わせて紹介するので、気になったものがあればお取り寄せしてみて下さい。
①ハーブティー(1,968円)
レモングラスのハーブティーはよく見かけますが、こちらはバタフライピーと呼ばれるマメ科のハーブとミックスさせた商品になります。バタフライピーは鮮やかなブルーの色合いが美しく、アンチエイジング効果や美肌効果が高いハーブなので女性におすすめです。
②石鹸(440円)
1日の疲れを癒すバスタイムにレモングラスの成分が入った石鹸を使うことで、更にリラックス効果を高めることができます。こちらのシリーズはレモングラス以外にも色々な香りが販売されているので、その日の気分に合わせて使うのも良いでしょう。
③ハンドクリーム(1,320円)
ハンドクリームは日常的に使うものなので、生活に取り入れやすくおすすめです。レモングラスの精油以外にも様々な種類のハーブの精油が含まれているのでアロマ効果が高く、手軽にリフレッシュすることができます。
レモングラスを取り入れてみよう
レモングラスは数あるハーブの中でも、様々な栄養や効能が含まれているハーブです。アロマオイルやバスグッズなど加工品がたくさん販売されているので購入するのもおすすめですが、自家栽培すればハーブティーや料理などに取り入れやすいのでぜひチャレンジしてみて下さい。