なめこの栄養素と効能は?ぬめりが鍵?成分を逃さない調理法・レシピを紹介!
【管理栄養士監修】なめこに含まれる栄養素を知っていますか?なめこのぬめりには様々な栄養素が含まれています。今回は、なめこの栄養成分や効能効果に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。栄養が取れるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
②ナイアシン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
5.1g | 15g | 34% |
ナイアシンは糖質や脂質、タンパク質の代謝を助ける生きていくうえで必要不可欠な栄養素です。コレステロールや中性脂肪を下げる働きがあるため、動脈硬化予防に効果があります。また、二日酔いのもとになる、アルコールに含まれるアセトアルデヒドを分解する効果もあるため、お酒を飲む前になめこを食べるのも良いでしょう。(※3)
③コンドロイチン
コンドロイチンは、体の内側から美肌をサポートする栄養素です。肌の潤いを逃さない保湿力があり、アンチエイジング効果もあります。また、コレステロール値を下げる効果もあるため、血圧が高めの方は積極的に摂りたい栄養素です。
④トレハロース
トレハロースはとても保湿力があるため、美容化粧品によく含まれています。肌の乾燥を防ぐのに加えて、腸の善玉菌を増やす働きもあるため、免疫力を高めるためにも、冬には欠かせない栄養素です。
なめこの栄養成分を逃さない調理法は?
なめこには様々な栄養素が含まれていることが分かりました。そんな体に良い栄養を逃さないようにするためにはいくつかポイントがあるため紹介します。
①加熱調理は短時間で行う
なめこを食べるときには、必ず加熱してから食べないといけません。しかし、火を通し過ぎると、ネバネバしたぬめりに含まれる食物繊維など栄養素が少なくなってしまうため、短時間で加熱調理は終わらせるようにしましょう。
②汁物・スープで煮汁まで食べる
なめこのネバネバした部分に多く含まれる水溶性食物繊維のペクチンは、文字通り水に溶けだしてしまう栄養素です。そのため、なめこを一緒に加熱した煮汁にもたくさんの栄養素が含まれているのです。なめこをみそ汁やスープにした際は、しっかりと汁まで飲みましょう。
③水で洗いすぎない
なめこは基本的に水洗いしなくても使えるが、どうしてもネバネバしたぬめりや汚れが気になる人は使う前にサッと水洗いするのをおすすめします。しっかりと洗いすぎると、たくさんの栄養素が含まれるぬめりまで落としてしまいます。また、水溶性の栄養素も多いため水で洗い流すと栄養素が水に流れてしまうため、洗いすぎないようにしましょう。
(*なめこの洗い方などについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④購入後は早めに食べる
スーパーで売られているパックに入っているなめこは、生もので、鮮度が劣化すればするほど、栄養価も落ちていきます。また、保存可能な期間も約3日程度と短いため、購入後は早めに食べることを心がけましょう。