さつまいもの食べ過ぎはNG?腹痛・下痢の原因に?1日の摂取量の目安も紹介!
【管理栄養士監修】さつまいもを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、さつまいもを食べ過ぎた時の〈下痢・腹痛・太る〉など症状や、食べ過ぎにならない1日の摂取量の目安も紹介します。さつまいもの栄養やダイエット効果についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
さつまいもの1日の摂取量の目安は約1本
さつまいもを毎日食べるのであれば、摂取量の目安は小さめのものなら1本、重さにすると100gから200g程度にとどめておくのが賢明です。さつまいもは栄養豊富ですがカロリーや糖質が高く、甘くておいしいので食べ過ぎやすい食材と言えます。
焼き芋などを食べる際にはあらかじめ食べる分量を決めてカットしたり、小さめのさつまいもを選んだりするなどの工夫をして食べ過ぎを防ぎましょう。
(*さつまいもを毎日食べ続けるメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもは栄養豊富?適量だとダイエット効果あり?
さつまいもの食べ過ぎは体に悪影響を及ぼすこともありますが、適量であればどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、さつまいもに含まれる栄養成分の持つ、ダイエット・美容効果や健康への効能について説明します。
①便秘解消
さつまいもは前述した通り食物繊維が豊富に含まれているため、適量であれば便に水分を与えて腸のぜん動運動を促進させるため、お通じを良くする効果があります。加えて食物繊維は腸内の善玉菌を増加させるので、腸内環境を整えて便秘の改善が期待できるでしょう。
また、さつまいもを切った時に出てくる白い液体はヤラピンによるもので、腸の蠕動運動を活発にして排便をスムーズにする事でも知られている成分です。
②血糖値の上昇を抑制する
さつまいもは糖質の多い食材ですが、食後の血糖値の上昇を抑制し、脂肪として蓄えにくい特徴があります。血糖値の上昇の値を示すGI値によるとさつまいもは51を示し、白米の81や食パンの91と比較しても低い数値です。このため、ダイエット中の主食代わりやおやつとして取り入れるのも良いでしょう。(※4)
③美容効果
さまざまなビタミンが含まれるさつまいもは、美容効果が期待できる食品です。その中でもビタミンCは、肌のハリや艶を保つコラーゲンを生成するのに必要な栄養素で、美肌作りに効果があります。ビタミンCの他にも、抗酸化作用があるビタミンEは細胞の酸化を遅らせ、シミやしわを予防することも特徴です。
このことによって、ダイエット中の肌荒れが気になる時や美肌作りがしたい人は、さつまいもを積極的に摂取すると良いでしょう。(※5、6)
④免疫力のUP
さつまいもの皮付近にはポリフェノールやビタミンAが豊富に含まれ、免疫力の向上に効果があります。ポリフェノールはがんや糖尿病などの原因となる活性酸素を取り除き、生活習慣病予防の期待できる栄養素です。
加えてビタミンAはのどや鼻の粘膜を健康に保ち、雑菌やウイルスから体を守る効果があります。また、美肌効果で知られる前述したビタミンCは、風邪の予防や症状の軽減にも役立つため、普段から不足なく摂りたいビタミンの一つです。(※7、8)
(*さつまいもの栄養素と効能やダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもは適量だとダイエットにも使える!
焼き芋専門店が出来るほど人気のさつまいもは、食物繊維やビタミンCなど体にメリットのある栄養素が豊富に含まれています。さつまいもは適量なら白米やパンよりも血糖値が上がりにくく、ダイエットにも使える食材だとわかりました。しかし、食べ過ぎはカロリーオーバーに繋がるため、1日100~200g程度を目安に食べるようにしてください。