乾燥野菜の栄養価は?生野菜に劣るの?メリット・デメリットを紹介!
【管理栄養士監修】乾燥野菜とは何か知っていますか?生野菜と比較して何が違うのでしょうか?今回は、生野菜と比較して、乾燥野菜の増えた・減ったの栄養価を、野菜別の栄養成分表を用いて紹介します。乾燥野菜のメリットや買う際のポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
しいたけは、乾燥させることで旨味が凝縮され美味しくなります。食物繊維やビタミンDの栄養素は乾燥させることで、生の状態よりも高い栄養価を得られます。干ししいたけは、スーパーなどでも手に入れやすく料理にも使いやすいのでおすすめの食材です。
まさる
管理栄養士
しいたけの戻し汁は料理にも使えるので、戻し汁も積極的に使いましょう!お味噌汁とかにすればとても美味しい出汁として使えます!
②大根
生野菜 | 乾燥野菜 | |
カロリー | 18kcal | 279kcal |
食物繊維 | 1.3g | 20.7g |
ビタミンD | 0.0μg | 0.0μg |
ビタミンB1 | 0.02mg | 0.33mg |
ビタミンB2 | 0.01mg | 0.2mg |
カルシウム | 23mg | 540mg |
鉄分 | 0.2mg | 9.7mg |
生の大根は水分を多く含んでいるので、乾燥させることで違った食感を楽しむことができます。上記の表より、乾燥野菜は食物繊維やカルシウムが多く乾燥野菜の数値が高くなっていることがわかります。大根は大きいので、消費しきれないときは乾燥させるのがおすすめです。(※2)
(*切り干し大根の栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③トマト
生野菜 | 乾燥野菜 | |
カロリー | 19kcal | 292kcal |
食物繊維 | 1g | 21.7g |
ビタミンD | 0.0μg | 0.0μg |
ビタミンB1 | 0.05mg | 0.68mg |
ビタミンB2 | 0.02mg | 0.30mg |
カルシウム | 7mg | 110mg |
鉄分 | 0.2mg | 4.2mg |
乾燥させたトマトは、ドライトマトとして多く販売されています。栄養豊富なトマトは、乾燥させることで凝縮されてより栄養価を高めることができるでしょう。トマトのリコピンには、抗酸化作用も期待することができ美容にも効果的な食材です。(※3)
乾燥野菜のメリットは他にある?
野菜を乾燥はさせることで、栄養価が上がる以外のメリットはあるのでしょうか。ここでは、保存期間や野菜の旨味についてみていきましょう。
①保存期間が伸びる
生野菜は早めに消費しなければ傷んでしまいますが、乾燥野菜であれば1ヶ月程度は保存することができます。余ってしまいそうな野菜は、乾燥して保存しておけば日持ちさせることができるのでおすすめです。乾燥野菜を保存する場合は、空気に触れないよう密封しましょう。
まさる
管理栄養士
毎日の料理には、保存食と購入した食品をバランス良く取り入れる事で料理が簡単に出来ます!是非上手に取り入れてみましょう!
②旨みが上がる
きのこにはエルゴステロールと呼ばれる成分が含まれており、紫外線を当てることでエルゴステロールがビタミンDに変わる特徴があります。きのこは、乾燥させることで酵素が働き旨味が増すのがメリットです。