乾燥野菜の栄養価は?生野菜に劣るの?メリット・デメリットを紹介!

【管理栄養士監修】乾燥野菜とは何か知っていますか?生野菜と比較して何が違うのでしょうか?今回は、生野菜と比較して、乾燥野菜の増えた・減ったの栄養価を、野菜別の栄養成分表を用いて紹介します。乾燥野菜のメリットや買う際のポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 まさる
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管理栄養士【26】経歴:事業所給食、Instagramでインフルエンサー活動 食べる事が大好きで、その延長線で管理栄養士の資格を取りましたただ、食べる事が好きだったあまり、...
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管理栄養士【26】経歴:事業所給食、Instagramでインフルエンサー活動 食べる事が大好きで、その延長線で管理栄養士の資格を取りました□ただ、食べる事が好きだったあまり、今まで自分の事が管理出来ておりませんでしたが、現在はダイエットを本格的に初めて3ヶ月で-9kgを達成しました!

目次

  1. 乾燥野菜とは?生野菜と比べて何が違うの?
  2. 乾燥野菜の種類
  3. 乾燥野菜の栄養価の変化は?減る?
  4. ①乾燥することで栄養素は凝縮され栄養価は高まる
  5. ②天日干しで増える栄養素もある
  6. ③水溶性の栄養素は減ってしまうのがデメリット
  7. 乾燥野菜の栄養価・カロリーを野菜別に調査!
  8. ①しいたけ
  9. ②大根
  10. ③トマト
  11. 乾燥野菜のメリットは他にある?
  12. ①保存期間が伸びる
  13. ②旨みが上がる
  14. 乾燥野菜を買う際のポイント
  15. 栄養価をより取りたい人はフリーズドライか天日干しの乾燥野菜がおすすめ
  16. 乾燥野菜の活用レシピ
  17. ①切り干し大根
  18. ②干ししいたけの炊き込みご飯
  19. ③乾燥トマトと夏野菜のパスタ
  20. 乾燥野菜を取り入れてみよう

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)

しいたけは、乾燥させることで旨味が凝縮され美味しくなります。食物繊維やビタミンDの栄養素は乾燥させることで、生の状態よりも高い栄養価を得られます。干ししいたけは、スーパーなどでも手に入れやすく料理にも使いやすいのでおすすめの食材です。

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しいたけの戻し汁は料理にも使えるので、戻し汁も積極的に使いましょう!お味噌汁とかにすればとても美味しい出汁として使えます!

②大根

生野菜 乾燥野菜
カロリー 18kcal 279kcal
食物繊維 1.3g 20.7g
ビタミンD 0.0μg 0.0μg
ビタミンB1 0.02mg 0.33mg
ビタミンB2 0.01mg 0.2mg
カルシウム 23mg 540mg
鉄分 0.2mg 9.7mg

生の大根は水分を多く含んでいるので、乾燥させることで違った食感を楽しむことができます。上記の表より、乾燥野菜は食物繊維やカルシウムが多く乾燥野菜の数値が高くなっていることがわかります。大根は大きいので、消費しきれないときは乾燥させるのがおすすめです。(※2)

(*切り干し大根の栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

切り干し大根の栄養素と効能は?大根より豊富?成分を逃さない戻し方など解説!

③トマト

生野菜 乾燥野菜
カロリー 19kcal 292kcal
食物繊維 1g 21.7g
ビタミンD 0.0μg 0.0μg
ビタミンB1 0.05mg 0.68mg
ビタミンB2 0.02mg 0.30mg
カルシウム 7mg 110mg
鉄分 0.2mg 4.2mg

乾燥させたトマトは、ドライトマトとして多く販売されています。栄養豊富なトマトは、乾燥させることで凝縮されてより栄養価を高めることができるでしょう。トマトのリコピンには、抗酸化作用も期待することができ美容にも効果的な食材です。(※3)

乾燥野菜のメリットは他にある?

野菜を乾燥はさせることで、栄養価が上がる以外のメリットはあるのでしょうか。ここでは、保存期間や野菜の旨味についてみていきましょう。

①保存期間が伸びる

生野菜は早めに消費しなければ傷んでしまいますが、乾燥野菜であれば1ヶ月程度は保存することができます。余ってしまいそうな野菜は、乾燥して保存しておけば日持ちさせることができるのでおすすめです。乾燥野菜を保存する場合は、空気に触れないよう密封しましょう。

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毎日の料理には、保存食と購入した食品をバランス良く取り入れる事で料理が簡単に出来ます!是非上手に取り入れてみましょう!

②旨みが上がる

きのこにはエルゴステロールと呼ばれる成分が含まれており、紫外線を当てることでエルゴステロールがビタミンDに変わる特徴があります。きのこは、乾燥させることで酵素が働き旨味が増すのがメリットです。

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