夜寝る前にりんごを食べるのはだめ?太るの?ダイエット向きな食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】りんごを夜寝る前に食べてはいけないと聞いたことはありませんか?太るのでしょうか?今回は、りんごを夜寝る前に食べてはだめな理由や、ダイエットに効果的なタイミング・量など食べ方も紹介します。りんごの効果・効能や夜食を食べたくなった時の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 夜寝る前にりんごを食べてもいい?だめ?
- 夜寝る前にりんごを食べるのがだめな理由は?
- ①太る
- ②消化不良を引き起こす
- ③お腹が緩くなる
- りんごを食べるのはいつが正解?量は?
- りんごは深夜よりも朝に食べるのが良い
- ダイエット中は夕食をりんごで置き換えるのもおすすめ
- りんごは1日1個が最適
- りんごを正しく食べた時の効果・効能は?
- ①コレステロール・血糖値を下げる
- ②美肌効果
- ③老化防止効果
- ④腸内環境の改善
- ⑤むくみ解消
- ⑥脂質の代謝促進
- ⑦免疫力増幅
- りんごのダイエットに効果的な食べ方は?
- ①りんごを皮ごと食べる
- ②ヨーグルトに入れて食べる
- 夜食にりんごを食べたい時の対処法は?
- 火を通したりんごを食べる
- ダイエット中に夜食を食べたい時は?何ならOK?
- りんごを夜寝る前に食べるのは避けよう
⑤むくみ解消
塩分の摂りすぎは体内の水分量を増やし、むくみの原因になります。むくみの解消にはナトリウムを体外に排出する必要がありますが、その時に役に立つのがりんごに多く含まれるカリウムです。カリウムには、腎臓でのナトリウムの再吸収を阻害する作用があり、血中の濃度調節のために取り込まれていた余分な水分が排出されむくみの解消につながります。(※10)
⑥脂質の代謝促進
りんごに含まれるウルソル酸という成分は脂肪燃焼を促進する成分です。またポリフェノールの一種のプロシアニジンが食事から脂質の吸収を抑える作用があります。プロシアニジンは、小腸でリパーゼという脂質を分解する酵素の働きを阻害し、分解されなかった脂質は体内に吸収されずそのまま便とともに排出されるのです。
⑦免疫力増幅
りんごに豊富に含まれるペクチンなどの食物繊維が腸内環境が改善することは、免疫力の増幅にも役立ちます。細菌やウイルスは喉や肺からだけでなく食べ物を通して腸からも体内に進入するので、腸内環境を整えておくことでこれらの進入を防げるのです。
また、りんごに豊富に含まれるビタミンCが炎症を抑えたり、ウイルスそのものを攻撃したりして外敵から身を守ってくれます。(※11)
(*りんごの栄養と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
りんごのダイエットに効果的な食べ方は?
りんごダイエットという言葉を耳にすることがありますが、どのようにしてりんごを食べればダイエットに効果的なのでしょうか。ここでは、ダイエットの際にりんごを食べる時のおすすめの方法を紹介していきます。(※12)
①りんごを皮ごと食べる
りんごはできるだけ皮ごと食べるようにしましょう。なぜなら、りんごのダイエット効果がある成分はりんごの皮に多く含まれているからです。例えば、整腸作用のあるペクチンなどの食物繊維を摂取することで、余分な脂肪分が吸収されずに済みます。さらに、ポリフェノールであるプロシアニジンは脂肪の吸収を抑えてくれます。
(*りんごを皮ごと食べるメリットについて詳しく知りたい方は次の記事を読んでみてください。)
②ヨーグルトに入れて食べる
ヨーグルトに含まれている乳酸菌は腸内の善玉菌の一種であり、食物繊維をエサにしています。りんごとヨーグルトを一緒にとることで、りんごに含まれている食物繊維がヨーグルトの乳酸菌のエサとなり腸内環境改善の相乗効果が生まれます。
ダイエット中は余分な糖分をとらないために、無糖のヨーグルトと一緒に食べると良いでしょう。りんごの甘さで無糖のヨーグルトの味気なさがカバーされるのでおすすめです。(※13)
夜食にりんごを食べたい時の対処法は?
夜寝る前に食べるりんごが良くないと分かっているものの、夜食にどうしてもりんごが食べたくなってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?夜食でりんごを食べる際のおすすめの方法を紹介します。
火を通したりんごを食べる
どうしても夜食にりんごを食べたくなった時は、火を通してから食べましょう。りんごに火を通すメリットは2つあり、1つ目は加熱することで消化不良の原因となる有機酸の働きが弱まることです。もう1つは加熱によりペクチンの量が増えて、脂肪の吸収が抑制されるほか、便による有害物質の排出が促されて太りにくくなることです。
ただし、りんごは冷やした方が甘味が強く感じられる果物なので、火を通すと甘さが物足りなくなります。味気ないからと言って砂糖を足してしまうと、余分な糖分が太る原因になるので、加熱して何もつけずにそのまま食べましょう。