キムチ納豆の効果とは？健康・美容に効く？食べ合わせがおすすめな理由も解説！

キムチと納豆はどちらも体に良さそうなイメージがありますが、キムチと納豆を一緒に食べると体にどんな効果・効能があるのでしょうか。キムチと納豆の栄養や、食べ合わせることによって生まれる健康や美容の効果・効能を詳しく見ていきましょう。

キムチと納豆には、それぞれどんな栄養素が含まれていて、どんな効能があるのでしょうか。ここではキムチと納豆それぞれの栄養素と効能について解説します。

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています（※1）

上の表はキムチ100gあたりのカロリーと糖質を示したものですが、キムチは野菜を中心とした発酵食品のため、カロリーと糖質は高くありません。キムチに豊富に含まれる乳酸菌は生きて腸まで届き、腸内の悪玉菌の増殖を防いで腸内環境を整えるため、便秘を改善したり免疫力を高めたりする働きがあります。

その他、辛味成分であるカプサイシンも豊富に含まれますが、カプサイシンはアドレナリンの分泌を促して脂肪の燃焼を助ける働きがあるためダイエット効果が期待できます。また、肌の新陳代謝も促進されるため、美容にも効果的です。（※2）

（※キムチの栄養価について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。）

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています（※3）

上の表は納豆100gあたりのカロリーと糖質を示したものですが、納豆1パックはおよそ50gのため、1日に1パック食べるとするとカロリーも糖質もそれほど高くはありません。納豆には良質のタンパク質が含まれていることが特徴で、筋肉を作ったり肌や髪の毛を健康に保ったりする働きがあり、美容にも効果があります。

また、腸内環境を整える善玉菌である納豆菌や善玉菌の餌となる食物繊維が含まれるほか、エネルギー代謝を助けるビタミンB2も含みます。ビタミンB2は炭水化物・たんぱく質・脂質のエネルギー代謝を助けますが、特に脂質の代謝に不可欠な栄養素です。

脂質を脂肪として溜め込むことを防ぐことができるため、ビタミンB2はダイエット中でも積極的に摂取することをおすすめします。（※4）

（＊納豆の栄養成分と健康効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

キムチも納豆も栄養価が高く、ダイエットに適した食品であることが分かりましたが、これらを食べ合わせるとどのような効果・効能があるのでしょうか。ここではキムチと納豆を食べ合わせた場合の相乗効果について解説します。

キムチに含まれる乳酸菌には腸内で悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を整える効果があります。しかし、乳酸菌は胃酸や胆汁酸などによって腸に届く前に死滅してしまうものもあり、生きて腸まで届くのは一部です。一方で納豆に含まれる納豆菌は生きたまま腸まで届き、悪玉菌を減らして乳酸菌などの善玉菌を増殖する働きがあります。

このように乳酸菌と納豆菌を一緒に摂取すると、その相乗効果で腸内の善玉菌が増え、また納豆に含まれる食物繊維の力も加わって腸内環境のバランスが取れるようなります。その結果、便秘を解消したり肌の調子が良くなったりするほか、コレステロール値が下がったり免疫力が上がったりして病気を予防するなど美容や健康面で効果的です。