夜寝る前にりんごを食べるのはだめ?太るの?ダイエット向きな食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】りんごを夜寝る前に食べてはいけないと聞いたことはありませんか?太るのでしょうか?今回は、りんごを夜寝る前に食べてはだめな理由や、ダイエットに効果的なタイミング・量など食べ方も紹介します。りんごの効果・効能や夜食を食べたくなった時の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 夜寝る前にりんごを食べてもいい?だめ?
- 夜寝る前にりんごを食べるのがだめな理由は?
- ①太る
- ②消化不良を引き起こす
- ③お腹が緩くなる
- りんごを食べるのはいつが正解?量は?
- りんごは深夜よりも朝に食べるのが良い
- ダイエット中は夕食をりんごで置き換えるのもおすすめ
- りんごは1日1個が最適
- りんごを正しく食べた時の効果・効能は?
- ①コレステロール・血糖値を下げる
- ②美肌効果
- ③老化防止効果
- ④腸内環境の改善
- ⑤むくみ解消
- ⑥脂質の代謝促進
- ⑦免疫力増幅
- りんごのダイエットに効果的な食べ方は?
- ①りんごを皮ごと食べる
- ②ヨーグルトに入れて食べる
- 夜食にりんごを食べたい時の対処法は?
- 火を通したりんごを食べる
- ダイエット中に夜食を食べたい時は?何ならOK?
- りんごを夜寝る前に食べるのは避けよう
ダイエット中は夕食をりんごで置き換えるのもおすすめ
ダイエット中は夕食をりんごに置き換えるのもおすすめです。りんごは水分量が多いため、たくさん食べなくても満腹感が得られ必要以上にカロリーを摂取することを避けられます。
さらに、りんごには食物繊維、ポリフェノールなど健康に良い成分が豊富に含まれていてダイエット中に不足しがちな栄養素を補ってくれます。ただし、消化不良やお腹の不調を予防するためにも、夕食でりんごを食べる際は寝る3時間前までにしておきましょう。(※5)
(*りんごのダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
moomint
管理栄養士
急に夕食をりんごに置き換えると、挫折しやすくリバウンドの原因にもなりかねません。ハードルを少し下げて、りんごを食べてから夕食をとるのもおすすめです。たくさん噛むことで満腹中枢が刺激され、夕食の量を減らすことができます。
りんごは1日1個が最適
りんごは健康的な食べ物ですが食べ過ぎは禁物です。水分含有量が多く低カロリーな食品ですが、りんごのカロリーの大部分を占めるのが糖質です。糖質を摂取しすぎるとインスリンが過剰に分泌されて血糖値が急降下することにより空腹感がでます。例えばりんごを一度に2、3個食べてお腹を満たしたとしても数時間後にはお腹が空いてしまいます。
また、りんごに含まれる食物繊維は確かに便通を助ける働きがありますが、それらはほとんど水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維だけを摂りすぎるとかえって便が緩くなってしまうのでりんごは1日1個までにしましょう。(※6)
(*りんごの食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
りんごを正しく食べた時の効果・効能は?
これまで夜寝る前にりんごを食べると身体に良くないことを説明してきましたが、本来りんごには豊富な食物繊維やポリフェノールなどが含まれていて健康維持に効果的な食べ物です。ここでは、りんごを正しい食べ方をした時の効果・効能を解説します。
①コレステロール・血糖値を下げる
りんごに含まれるペクチンにはコレステロールを吸収し、排出を促す効果があります。体内で増えすぎたコレステロール値が下がることにより動脈硬化などの疾患の予防につながります。また、ペクチンには血液中の糖分を吸収するので血糖値が下がる効果も期待できるのです。
さらには、カリウムが血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きを助けてくれます。りんごを食べることは、ペクチンとカリウムの相乗効果により血糖値を下げ、糖尿病の予防にもつながります。(※7、8)
②美肌効果
肌の健康は、血液循環や腸内環境によって変わってきます。りんごに含まれる食物繊維やペクチンは、腸内の善玉菌のエサになったり働きを助けたりする作用によって腸内環境を整えます。肌の状態は腸の環境に左右されると言われており、腸内環境が整うことで食事から摂取された有害な物質の吸収を防ぎ、排出が促されて美肌効果が得られるでしょう。
③老化防止効果
老化の原因の一つとされる物質の活性酸素は、細胞の変形させたり、DNAの修復を妨げたりします。この活性酸素の発生は抗酸化作用のある物質を摂取することで予防できるのですが、抗酸化作用を持つ代表的な成分がポリフェノールです。
りんごには豊富なポリフェノールが含まれており、その中でも最も多く6割を占めていると言われるプロシアニジンは、強力な抗酸化作用があり活性酸素を取り除いてくれます。(※9)
④腸内環境の改善
りんごは便秘にも下痢にも効く整腸作用をもっています。りんごには多くの食物繊維が含まれており、それらの多くが水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維は排便を促す作用があるため便秘の改善にも役立ちます。さらに、りんごにはセルロースと呼ばれる不溶性食物繊維も含まれていて、これは便のかさを増やす作用があり、こちらは下痢の改善に効果的です。
さらに水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のエサになるため善玉菌が増殖し、悪玉菌の増殖が抑えられて腸内環境の改善を促します。