体に悪い食べ物ランキングTOP10|おいしいけど避けるべき食品とは…?
【管理栄養士監修】体に悪い食べ物を知っていますか?どんな食べ物は避けた方がいいのでしょうか?体に悪い食べ物の特徴や共通点を紹介します。今回は、コンビニ弁当など、体に悪い食べ物TOP10をランキング形式で紹介します。逆に食べると体に良い食品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ジャンクフードの代表格がポテトチップスなどの油で揚げてあるスナック菓子で、年代問わず好んで食べる人は多いですが、体に悪い食べ物です。スナック類を揚げるのに使う油脂には、ショートニングなどのトランス脂肪酸を含むものが多く使われています。
それだけでなく、調理の過程でアクリルアミドと呼ばれる発がん性物質が発生するほか、調理に使用する油の質の悪さも懸念材料となっているようです。
炭水化物の高温調理で発がん性物質アクリルアミドが発生します。アメリカでは使用済み油はディーゼル燃料に再利用される。何度も何度も使用した油はエンジン燃料にも利用できないほど質が悪くなるのです。ポテトチップスやドーナツにはこんな油が使われています。
その他にもスナック菓子には食品添加物が多く、さらに油で揚げているためカロリーは高いだけでなく塩分も多くなっています。
1位:カップラーメン
カップラーメンはお湯を注げばすぐ食べられる便利な食べ物ですが、ジャンクフードとして体に悪い食べ物ランキング1位になります。その理由としては食品添加物が多く含まれることと、麺が油で揚げられていること、塩分が高いことなどが挙げられます。
塩分の多い食品・料理の代表例には、カップラーメンやインスタントラーメンなどがあり、一品で5g以上の塩分を含んでいるものもあります。めん類のスープなどは残すようにしましょう。
カップラーメンには一食あたり5g以上の塩分が含まれていることが多いですが、1日あたりの食塩摂取目安量が8g以下であることから非常に塩分が多いことが分かります。塩分の摂り過ぎを防ぐためにもカップラーメンのスープは飲み干さないようにしましょう。
またカップラーメンはカロリーが高い割に、栄養がほとんど含まれておらず、ジャンクフードといえます。さらにカップラーメンの麺は油で揚げていることが多いですが、トランス脂肪酸の含有量も多いようです。その上、カップラーメンが入っている発泡スチロールには発がん性物質のスチレンが含まれ、スープに溶け出すことも体に悪い食べ物と言える理由です。
(*カップラーメンは体に悪いかについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
逆に体にいい食べ物とは?
コンビニなどで手に入る身近な物の中には、カロリーが高いだけで栄養がほとんど含まれない、ジャンクフードと称される体に良くない食べ物が多く存在することがわかりました。それでは、ここからは逆にどのような食べ物が健康に良いのかを解説します。
①魚や野菜
魚や野菜などは健康のためにぜひ食べたい食材です。魚にはビタミンDやカルシウム・DHA・EPA・タウリンなどの栄養素が含まれています。EPAやDHAはコレステロールを下げるなどの効果を持つ油脂で、生活習慣病の防止にも効果的なため積極的に摂取したい成分です。また、ビタミンDは体内のカルシウムのバランスを整え、ガンの予防にも役立つと言われています。
ほか、野菜にはビタミンやミネラル・食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。ビタミンは代謝をサポートするなどの役割を果たし、食物繊維は血糖値を上がりにくくするなどの有用な効能を持つ栄養素です。(※5、6、7、8)
②未精製の穀類
白く精製された小麦粉や米などの穀類は血糖値が上がりやすく、肥満になりやすいです。そこで、これらに代わるものとしておすすめするのが、玄米ご飯や全粒粉で作ったパンなどの未精製の茶色い色をした穀類です。
これらは全く精製されていないか一部しか精製されていないため、食物繊維やビタミンなどの栄養素が豊富に含まれており、血糖値の上昇を穏やかにするなどの効果が期待できます。近年では、コンビニでも全粒粉が入ったパンや玄米を使ったおにぎりなどが売られるようになりました。
精製した米や小麦粉を使った商品に比べると癖を感じる場合もありますが、それが気にならないほどに美味しく仕上げている商品も多いのでぜひ試してみてください。
③ナッツ
ナッツにも魚同様、良質な油脂が含まれています。油脂はカロリーが高くダイエット中の人は敬遠しがちですが、良質な油はホルモンの材料になるほか、髪や肌を乾燥から防ぐなど健康のためには不可欠な栄養素の一つです。
その他にもナッツは歯ごたえがよく、満腹感が得られやすく腹持ちが良いため、小腹が空いた時に適しています。ただし、カロリーが高めなので、個数を決めて食べましょう。
小林花菜
管理栄養士
選ぶ際にはぜひ原材料に油と食塩が含まれているかチェックしてみてください。商品の中にはナッツを油で揚げて塩で味付けしたものもあります。脂質や塩分のとりすぎにならないよう、可能な範囲で塩分と油を使用していない商品を選ぶのがおすすめです。