めかぶの栄養素と効能は?食物繊維が豊富?食べ過ぎの注意点などもずくと比較して紹介!
【管理栄養士監修】めかぶに含まれる栄養素を知っていますか?めかぶの最大の特徴であるぬめりには食物繊維が多く含まれています。今回は、めかぶの栄養成分・効能のもずくとの比較に加え、ダイエット向きの食べ方についても紹介します。食べ過ぎなどの注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
100gあたり | カロリー | 糖質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | タンパク質 |
めかぶ | 11kcal | 0.0g | 0.6g | 3.4g | 3.4g | 0.9g |
もずく | 4kcal | 0.0g | 0.1g | 1.4g | 1.4g | 0.2g |
同じ海藻類でもよく似ためかぶともずくですが、栄養素などにどの様な違いがあるのかを比較しました。
①ヨウ素
含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 | |
めかぶ | 0.39mg | 0.13mg | 300% |
もずく | 0.14mg | 0.13mg | 108% |
めかぶやもずくの中に豊富に含まれるヨウ素は甲状腺ホルモンを刺激し基礎代謝を促し、細胞の新陳代謝を活発にしてくれます。但し、摂りすぎると身体に悪影響が出ると言われており、1日の摂取上限量が決められている栄養素なので摂りすぎにはくれぐれも注意しましょう。
②カルシウム
含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 | |
めかぶ | 77mg | 650mg | 12% |
もずく | 22mg | 650mg | 3% |
めかぶには、カルシウムも多く含まれています。カルシウムは骨を形成し、骨粗鬆症の予防に繋がります。その他にも筋肉の収縮、血液凝固などの働きも担っています。日本人の食生活の中でも意外と不足しがちな栄養素の一つですので、積極的に取り入れるようにしましょう。
③カリウム
含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 | |
めかぶ | 88mg | 2500mg | 4% |
もずく | 2mg | 2500mg | 0% |
カリウムはナトリウムとバランスをとりながら血圧の調整などを行ない、塩分を体外に排出してくれる作用があるので、むくみやすい妊婦の方にもおすすめの栄養素です。ナトリウムを摂りすぎると血圧が上がり、カリウムは逆に血圧を下げる働きがあるので、めかぶを含めた海藻類はナトリウムとカリウムのバランスがとてもよい食材の一つです。
④ナトリウム
含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 | |
めかぶ | 170mg | 3149mg | 5% |
もずく | 90mg | 3149mg | 3% |
ナトリウムは、主に毎日の食事から食塩(塩化ナトリウム)という形で摂取されています。
カリウムとともに体内の水分バランスを維持してくれる栄養素で、神経の情報伝達や筋肉の収縮、他のミネラル等の栄養素の吸収を助けたり、消化液の分泌を促す効果があります。
昨今では食塩の摂りすぎが問題になっているので、1日の摂取量を必ず守って摂取するようにしましょう。
一瀬 ゆかり
管理栄養士
ナトリウム3,149mgは、食塩約8gに相当します。 めかぶ自体に含まれている量は多くありませんが、味付けが濃くなりすぎないように注意しましょう。 酸味を加えることで薄味でも美味しく感じやすくなることから、ポン酢を使ったり、カリウムを含む柑橘類を加えた酢の物などがおすすめです。
(*もずくの栄養素やめかぶともずくの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)