オロナミンCの効果は?眠気・風邪に効く?メリット・デメリットも紹介!
【管理栄養士監修】オロナミンCにどんな効果・効能があるか知っていますか?今回は、オロナミンCの〈眠気・肌&ニキビ・風邪〉などへの効果・メリットや、飲み方・効果時間についても紹介します。オロナミンCとリポビタンDの効果の比較や、デメリット・注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- オロナミンCにはどんな効果があるの?
- オロナミンCの効果・メリットは?ニキビ・風邪に効く?
- 【前提】オロナミンCは『炭酸飲料』のため特別な効果・効能は明記されていない
- 期待できる効果①眠気覚まし
- 期待できる効果②やる気・元気がでる
- 期待できる効果③ニキビ・肌荒れの改善
- オロナミンCの飲み方は?効果時間はどれくらい?
- オロナミンCはカフェインを含むため寝る前に飲むのはおすすめしない
- オロナミンCの効果が出る〜切れるまでの時間の目安
- オロナミンCとリポビタンDはどっちが効果ある?
- リポビタンDは『医薬部外品』でオロナミンCより効果を期待できる
- オロナミンCのデメリット・注意点は?
- ①飲み過ぎると太る
- ②カフェインを含むため妊婦さんは避けた方が良い
- オロナミンCを飲んでみよう
オロナミンCにはビタミンCやアミノ酸など健康によい栄養成分とともに、カフェインやブドウ糖も含まれています。そのため飲むタイミングを間違うと、効果が半減しそうです。ここではオロナミンCのおすすめの飲み方や、効果の持続時間について説明します。
オロナミンCはカフェインを含むため寝る前に飲むのはおすすめしない
前述したようにオロナミンCには栄養成分であるビタミンCやアミノ酸だけでなく、カフェインとブドウ糖も含まれています。ビタミンCをはじめとする栄養成分は眠る前に摂取する方が吸収率がよいのは事実ですが、カフェインは入眠を阻害してしまいます。そのため、寝る前にオロナミンCを飲むことはおすすめできません。
またエネルギーの必要量が減る睡眠前に、ブドウ糖が多く含まれたオロナミンCを飲むと太りやすくなるのも事実です。オロナミンCの健康効果を引き出したいなら、寝る前よりも日中に飲む方がよいでしょう。
オロナミンCの効果が出る〜切れるまでの時間の目安
オロナミンCに含まれているカフェインやブドウ糖は、日中であれば眠気覚ましや集中力アップなど様々な効果を生んでくれます。オロナミンCを飲むと10~15分後には含まれているカフェインが体内で吸収されはじめ、その効果は4~6時間続きます。そのためしっかり頭を覚醒させたい時間の30分前に、オロナミンCを飲むのがおすすめです。
一方のブドウ糖は、オロナミンCを飲んでから15~30分後に体内に吸収され始めます。その効果の持続時間は2~3時間ですが、前述したように集中力や記憶力の向上に役立ちます。またブドウ糖は熱中症対策にも効果があるので、大量に汗をかいた時にオロナミンCを飲むのもおすすめです。活動時間を考慮して、オロナミンCを飲むタイミングを見極めましょう。
広瀬陽香
管理栄養士
糖質は適切に摂取することで、集中力に繋がりますが液体の砂糖による糖質は特に血糖値の急上昇に繋がります。空腹時での習慣的な摂取には気を付けましょう。
オロナミンCとリポビタンDはどっちが効果ある?
オロナミンCと並ぶ栄養ドリンクに、大正製薬が販売するリポビタンDがあります。消費者には同じ栄養ドリンクとして認識されていますが、分類は異なるのです。ここではオロナミンCとリポビタンDの違いと、どちらが効果があるのかについて説明します。
リポビタンDは『医薬部外品』でオロナミンCより効果を期待できる
オロナミンCは炭酸栄養ドリンクとして販売されている炭酸飲料ですが、リポビタンDは医薬部外品に分類されます。リポビタンDの効果として、以下のものがあげられます。
・疲労回復
・体力増強
・集中力の維持
・栄養補給
医薬部外品とは医薬品と化粧品の中間に位置する製品で、ドラッグストアなどの小売店で販売できる商品のことです。医薬部外品は効果や効能があることを謳える商品で、明記できる程の効果・効能があることからリポビタンDの方が効果が高いと考えられます。
ちなみに上記の効果が期待できるのは、リポビタンDにタウリンやイノシトールなどオロナミンCには含まれていない成分が配合されているからです。一方で医薬部外品のため、飲み過ぎると副作用が起こるリスクが高まるので注意が必要です。(※6、7)
オロナミンCのデメリット・注意点は?
オロナミンCは栄養ドリンクとして様々な成分が配合されているにも関わらず、飲み過ぎると体に悪いとの声も聞こえてきます。ここでは、オロナミンCが体に悪いとされる理由を2つ紹介します。
①飲み過ぎると太る
オロナミンCは1日1本程度を飲み続ける分には問題ありませんが、飲み過ぎは太るのでやめておきましょう。
オロナミンCにはビタミンやアミノ酸などの栄養成分だけでなく、ブドウ糖やカフェインが含まれているとここまでにも何度か述べてきました。オロナミンCは容量は120mlと決して多くありませんが、1本に19gもの糖分が含まれています。これは角砂糖5個分に匹敵する量となっており、成人男性が1日に摂取する目安量の6%程度を占めています。
飲み過ぎなければ糖質の過剰摂取にはなりませんが、何本も毎日のように飲んでいれば太るのは避けられないでしょう。またカフェインに関しても、過剰摂取はカフェイン中毒などを引き起こす恐れがあるので注意が必要です。
(*オロナミンCの飲み過ぎが体に悪い理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)