味噌の栄養素と効能は?沸騰・加熱はNG?効果的な食べ方・レシピも紹介!
【管理栄養士監修】味噌に含まれる栄養素を知っていますか?味噌は古くからある調味料で、味噌汁以外にも様々な料理で使われます。今回は、味噌の栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる調理法も紹介します。味噌を食べる際の注意点やレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
秋山 嘉代
管理栄養士
味噌を入れたあと、プツプツとお鍋の回りから気泡が現れて沸き始める『煮えばな』で火を止めると味噌の風味や香りを引き出す事ができます。
秋山 嘉代
管理栄養士
味噌に含まれる乳酸菌や酵母などは死菌となってしまっても、ヒトのお腹にいる善玉菌のエサになってくれるので、無駄にはなりません。 酵素は熱によって失活してしまうので、酵素のチカラを期待する時は味噌和えやドレッシングなど、味噌に火を入れない調理法が向いています。
(*味噌汁を沸騰させない方が良い理由について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
味噌を食べる際の注意点は?
さまざまな栄養が含まれる味噌ですが、食べる際の注意点なども見ておきましょう。
塩分濃度が高い
味噌は塩分濃度が高い食品なので、摂取量には注意する必要があります。味噌汁の場合にも1g以上の塩分が含まれているので、何杯もおかわりするのは避けた方が良いでしょう。
もし味噌汁を多めに飲みたいと思った時は、具材にカリウムを含む食材を使用するのがおすすめです。カリウムにはナトリウム量を調節する働きがあるので、摂り過ぎた塩分を自然と体外に排出してくれるでしょう。
味噌の栄養がとれるレシピのおすすめ
ここからは、味噌の栄養をしっかり摂れるおすすめレシピを紹介します。
①豆腐とわかめの味噌汁
味噌を使用した定番レシピと言えば、味噌汁が挙げられるでしょう。栄養をしっかり摂取するため、加熱する際は沸騰させてしまわないように注意して下さい。
秋山 嘉代
管理栄養士
野菜や海藻、きのこや芋類などのお味噌汁の具にピッタリな食材にはカリウムが多く含まれています。具沢山味噌汁にすることで汁の量が減るので、塩分の摂取量も減ります。また具沢山にすることでカリウムの量が増えるので、塩分の取りすぎを防ぐことができますよ。
②ねぎとあさりの味噌和え
簡単に副菜をもう一品作りたい時に、活躍するレシピです。アサリも茹でた物を使用するので、茹でる手間がいらず短時間で作れます。お酒のおつまみにもおすすめしたい一品です。