ラカントsの危険性は?体に悪い?デメリットや糖尿病への影響など紹介!
【管理栄養士監修】ラカントsが体に悪い・危険と言われますが本当でしょうか?今回は、ラカントsに発がん生など危険性はあるのかや、糖尿病・太るなど過剰摂取によるデメリット・副作用を紹介します。ラカントsは妊娠中・子供でも使用できるかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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そもそもラカントsとは?
糖尿病などが理由でカロリーや糖質を制限する必要がある人は、血糖値の調整のために人工甘味料を用いることも多くあります。ラカントsもそうした人工甘味料の1つで、天然素材で作られているものです。ここでは、ラカントsとは何かについて説明します。(※1、2、3)
ラカントsの原料
ラカントsの主な原料は以下の通りです。
・羅漢果(ラカンカ)
・エリスリトール
ラカントsは漢方にも用いられている中国の果物である羅漢果(ラカンカ)と、トウモロコシを発酵させて作るエリスリトールでできています。ラカントsに使われている羅漢果(ラカンカ)が自生しているのは中国の桂林だけで、使用されている成分は販売元であるSARAYAが特許を持つ高濃度のものです。(※4)
(*ラカンカやエリスリトールについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ラカントsが糖質制限に勧められる理由
ラカントsは肥満外来に通う患者が、医師から使用を勧められることも多いと評判です。その理由は、ラカントsは体に吸収されない糖質が使われている上にカロリーゼロなので、安心して使えることにあります。また、糖尿病の方の食事で糖質制限が必要な時でも、ラカントsは砂糖と同量もしくは少ない量で置き換えられるのも理由と考えられます。
朋実
管理栄養士
私が普段、栄養指導をしている患者さんにもよく使用方法を聞かれます。
ラカントsが危険・体に悪いと言われる理由は?
羅漢果(ラカンカ)とエリスリトールでできているラカントsは、天然成分が配合されているにも関わらず、体に悪いとの噂があるようです。ここでは、ラカントsが体に悪いといわれる理由とその危険性について説明します。
ラカントsの発がん性が疑われたことがある
ラカントsの危険性が疑われた原因の一つとして、人工甘味料に発がん性があるとの研究が1973年に報告され、アメリカで使用禁止になったことがあげられます。アメリカで使用禁止措置がとられたことで、人工甘味料は体に悪いと思い込んだ人は少なくないと考えられます。
ラカントsも人工甘味料の1つなので、発がん性が疑われたことがあるのは事実です。しかしラカントsの主成分は果物などにも含まれる天然の糖アルコールであるエリスリトールと果物の羅漢果であり、2つの天然由来成分の発がん性が指摘されたことはありません。
だたラカントsの害を示した論文はない
1973年にアメリカが人工甘味料の使用を禁止したことは事実です。しかし当時の研究報告は人工甘味料の危険性を指摘する内容であり、ラカントsが名指しされているわけではありません。そのためラカントsを販売しているSARAYAの公式サイトでも、危険性がないことを説明しています。
「羅漢果(ラカンカ)」は、水と空気がきれいな場所、桂林でしか栽培できず、保護植物に指定され、政府が生の果実の国外持ち出しを禁止しているほど大変貴重な果実です。
「ラカンカエキス」及び「ラカンカ抽出物」をはじめ、「ラカントS顆粒」に農薬が残留していないことを定期的に確認しています。
尚、原材料および製品の製造工程においては、十分な品質管理と衛生技術を取り入れ、安全性を第一義的に重視して製造しています。
上記のようにSARAYAの公式サイトでは、原材料である羅漢果(ラカンカ)の安全性についても言及しているのです。またSARAYAではラカントsに使用する、羅漢果の残留農薬にも細心の配慮をしています。人工甘味料の1つではあるものの、日常生活の中でラカントsを普通に使う分には、危険性はないと考えてよいでしょう。