納豆のたれの塩分量は?多い?からしなどタレの代わりや減塩レシピも紹介!
【管理栄養士監修】納豆やたれの塩分量を知っていますか?多いのでしょうか?今回は、納豆の塩分量に加えて、納豆のたれの塩分量を<醤油・からし>など他の調味料や<おかめ納豆・パワーキッズ>など商品別に比較しつつ紹介します。たれの代わりの塩分が低い食材・調味料や減塩レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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納豆の塩分は多い?少ない?
納豆は大豆を納豆菌で発酵させた発酵食品ですが、どれくらいの塩分が含まれているのでしょうか。まずはじめに、納豆に含まれる塩分量について詳しく説明します。
川目ゆか
管理栄養士
食塩を摂りすぎると、浮腫みや口の渇きの他、高血圧・胃がん・食道がんのリスクを高めます。近年における日本人の成人一人一日当たりの摂取量は男性11g・女性9g程度であり、以前に比べ減少しているものの世界的にみると高いレベルにあります。
納豆自体に塩分はほとんど含まれない
納豆は製造工程の中で塩などの調味料の添加はしないため、塩分はほとんど含まれていません。納豆は塩分量が少ないだけではなく、豊富に含まれるカリウムにより、むしろ塩分を体の外に排出する効果があるとされています。
この効果は高血圧などの生活習慣予防につながるため、カリウムを多く含む納豆は血圧が気になる人に推奨したい食材の一つです。しかし、腎臓に疾患のある人はカリウムを尿とともに排出することができないため、摂取したいときには医師に相談するようにしてください。(※1、2)
納豆のたれの塩分はどのくらい?
納豆のパックにはたれが1袋入っていますが、これにはどれくらいの塩分が含まれているのでしょうか。ここからは、納豆のたれに含まれる塩分量について説明します。
納豆のたれの塩分量
1パックあたり塩分量 | 1日の摂取量の目安に占める割合 | |
納豆のたれ | 0.7g | 9.3%(10.8%) |
※日本人の食事摂取基準2020年版の成人男性(成人女性)の目安を参照しています
市販の納豆のたれの塩分量は1g以下なのでそこまで多くないと感じる人もいるかもしれません。しかし、納豆1パックにたれを全部入れると成人男女ともに1日の塩分の摂取量の約1割をとることになります。高血圧の人の塩分摂取量の基準は1日あたり6g未満なので、たれを半分に減らすなど健康な成人男女以上に塩分量に気を配りましょう。
川目ゆか
管理栄養士
塩分の一日当たりの摂取目標量は、成人一日当たり男性7.5g未満・女性6.5g未満と設定されています。高血圧及び慢性腎臓病(CKD)の重症化予防のための食塩相当量の量は、男女とも6.0g/日未満とされています。
納豆のたれの塩分量を他の調味料と比較
100gあたり塩分量 | |
納豆のたれ | 12.7g |
からし | 3.3g |
ポン酢 | 8g |
醤油 | 15g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。
100g当たりの納豆のたれの塩分量を他の調味料と比較すると、だしの効いた納豆のたれの塩分は醤油よりもやや少ないことがわかります。また、だしと柑橘類の果汁で作られるポン酢よりもやや多く含まれていることが特徴です。納豆のパックに付属されているからしは少量のため、塩分量はそこまで気にしなくても問題ないでしょう。
(*ポン酢や醤油の塩分量について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)