ごま油のカロリーは高い?でも健康・ダイエットに効果あり?栄養価やカロリーオフする使い方なども紹介!
【管理栄養士監修】ごま油のカロリー・糖質や脂質量を知っていますか?今回は、ごま油(100g・大さじ・小さじ)のカロリー・糖質量を〈油の種類別〉に比較しながら紹介します。ごま油のダイエット効果やダイエット向けの使い方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
ごま油に含まれるセサミンは、抗酸化作用が高く悪玉コレステロールの低下やアルコール代謝の促進、肝臓の保護などの効果が報告される栄養素ですが、血圧にも効果があると近年分かってきました。不飽和脂肪酸とよく似た効能のあるセサミンは高血圧だけでなく、低血圧にも効果が確認された期待の栄養素です。
また、ごま油のビタミンEは末梢血管を広げ血行を促し、微量ミネラルのセレンとの効果で体内の抗酸化システムに働きかけています。これらの栄養の抗酸化作用は、ごま油本来の働きである皮膚や細胞膜・血管などへ作用し、酸化と紫外線の害から守り、アンチエイジングを促進します。(※4)
(*ごま油の効能や危険性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ごま油のダイエット向けのカロリーオフな使い方は?
有効成分の多いごま油ですが、摂りすぎは身体に負担をかけます。上手にカロリーを減らす使い方を紹介します。
①テフロン加工のフライパンを使う
ダイエットをする人が、まず気を使うのは油の量です。同じ調理器具でも、鉄製のものは油を吸い込むので、使う量が多くなりがちですが、テフロン加工されたフランパンや鍋なら、油なしでも調理できるくらいなので、カロリーダウンが可能です。油を入れずに調理して、最後に風味づけ程度にごま油を垂らせば、かなり油の量を減らせますね。
②香りづけの場合は黒ごま油を使う
ごま油には焙煎ごま油、低温焙煎、太白など作り方によって種類があります。焙煎ごま油は煎ることで香りを立たせ、油を搾りやすくしたもので一番香りが強くなります。低温焙煎は炒り焙煎より低い温度で煎ってあるので、焙煎に比べると、色も香りもまろやかでかすかにナッツのような香りがする程度です。
太白は煎らずに高温加熱して絞られたもので、香りも味も非常に弱く、香りもほとんど無く、お菓子作りに使えるほどクセがありません。料理の香りづけに使うなら、炒り焙煎の色の濃いものを使うと、香りも強いので少量で満足できます。
鈴木真美
管理栄養士
ごま油は香りがとても良いので、薄味にした料理の仕上げに垂らすだけで「美味しい」という満足感が高まり、減塩にも役立ちます。
(*ごま油のダイエット向きの食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ごま油のカロリー・脂質に気をつけよう
ごま油は栄養効果の高い油で、適切に取れば健康維持に役立つ一方、油としてのカロリーの高さや脂質量はどうしても付きまといます。摂りすぎには注意しながら、ごま油の効果を活かしましょう。