いくらのカロリー・糖質は?丼や軍艦のダイエット向きの食べ方も紹介!
【管理栄養士監修】いくらのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、いくらのカロリー・糖質量を〈筋子・たらこ〉や〈いくら丼・いくら軍艦・いくらおにぎり〉別に比較しながら紹介します。いくらのダイエット向きのヘルシーな食べ方・注意点も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
②白米を酢飯に変える
GI値 | |
白米 | 84 |
酢飯 | 〜55 |
白米のGI値は84で高GI食品に、酢飯のGI値は55以下で低GI食品に分類されています。GI値は高ければ高いほど体内への糖質の吸収が早いことが分かっています。糖質はもともと体の活動エネルギーに変わる栄養素ですが、急激に体内に吸収されるとエネルギー消費が追い付かず体内で脂肪に変わりどんどん蓄積されます。
逆に、吸収されるのを緩やかにできれば、エネルギー消費とのバランスがとりやすくなり、糖質が脂肪に変わりにくくなります。これが酢飯は白米よりもダイエットに向いていると言われる理由です。
③食べ合わせを考える
低GI食材と一緒に食べるのも効果的な方法です。特におすすめなのが食物繊維が豊富な野菜、消化に時間がかかるタンパク質食材をあわせることです。この方法なら、総合的にGI値を下げられますので、結果としてダイエットに繋がります。そういう意味でも、タンパク質も食物繊維も豊富に含むアボカドはお寿司の具材として実に理にかなっています。
④ご飯を麦米に変える
ご飯の種類を変えるのも1つの方法です。中でもおすすめなのが麦ご飯で、麦に豊富に含まれている食物繊維がカロリーの体内吸収を抑制してくれます。ご飯の量を減らしたくない時には麦ご飯を試してください。
(*麦ご飯のカロリー・糖質について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
いくらを食べる際の注意点
いくらを食べる際にはカロリー以外にも注意点があります。知らずに食べ過ぎると健康問題にも発展しかねませんので要注意です。
コレステロール
一般的ないくら丼(1杯)には約100gのイクラが使用されていて、含まれるコレステロールは約480gmにも上ります。この数値は男性1日分の平均摂取量(300gm)を大きく上回っています。
コレステロール自体は細胞膜の構成要素として必要な栄養素です。しかし、摂りすぎると動脈硬化、心疾患、脳こうそくなどの原因になりますので、食べすぎには注意が必要です。
塩分の取りすぎ
いくら100gに含まれる塩分(ナトリウム)の量は約910mgで、これは成人男性に必要な1日分の塩分量(600mg)の1.5倍にもなります。塩分を摂り過ぎた体は、むくみ、高j血圧、ガンなどの生活習慣病のリスクを抱えることになりますので要注意です。塩分の過剰摂取を避けるためには、いくらの分量を減らす方法がおすすめです。(※2)
竹本友里恵
管理栄養士
いくらは少しの衝撃で潰れてしまう繊細な食材ですが、冷凍することが可能です。秋が旬のいくらは冷凍で3ヶ月保存ができるので、正月ごろまで使用できます。冷凍方法も難しくなく、タッパーなどにサランラップを敷いて、いくらの間にラップを挟むように敷き詰めるだけで冷凍保存ができます。いくらを少量乗せるだけで料理が華やかになるので、冷凍保存ができるは嬉しいですね。
(*いくらの食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)