全粒粉のデメリットがあるって本当?メリットと比較して紹介!
全粒粉のデメリットを知っていますか?小麦粉と違い体に悪いイメージはありませんが、実際はどうなのでしょうか?今回は、全粒粉のデメリット・メリットを比較して紹介します。全粒粉を使ったパンのレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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全粒粉にデメリットがあるって本当?
全粒粉は、お菓子やパン作りの材料としてよく使われている粉類の1つです。全粒粉にデメリットがあるといった説がありますが、それは本当なのでしょうか。まずはじめに、全粒粉がどのようなものなのかを紹介します。
そもそも全粒粉とは
全粒粉とは小麦粉の一種で、小麦の表皮や胚乳、胚芽を粉に加工した粉のことを指します。薄力粉や強力粉などの小麦粉を加工する際には、小麦から胚芽や表皮を除去して胚乳部分を使って製粉するため、白い色に仕上がります。一方で全粒粉は小麦を丸ごと使用しているため茶褐色に色付き、香ばしい麦の風味と歯触りの良い食感が楽しめるのが特徴です。
(*全粒粉について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
全粒粉のデメリットは?体に悪いと言われることも?
全粒粉には様々なデメリットがあり、体に悪いと言われることもあるようです。ここでは、全粒粉のデメリットを調理方法や保存方法、値段や栄養などの観点から解説します。全粒粉のグルテンの特徴についても紹介するので、参考にしてください。
①調理が難しい
全粒粉は小麦粉と比べると水分量の加減が難しいことから、調理がしずらいと言われています。全粒粉は小麦粉とは違ってグルテンが形成されにくく、水分を吸収しずらいのが特徴です。グルテンは小麦粉に水を混ぜて捏ねると形成される成分のことを指し、パンやうどんなどを弾力のある柔らかい食感に仕上げるのに役立ちます。
このような理由から、グルテンが発生しにくい全粒粉のみでパンやお菓子を作ると、生地がうまくまとまらないうえに硬い食感に仕上がります。そのため、全粒粉と小麦粉を混ぜた生地で料理を作るのが一般的です。(※1)
②酸化しやすく保存しにくい
全粒粉に含有される小麦の表皮や胚芽は酸化しやすい性質があるため、保存しにくい点もデメリットの1つです。一般的な小麦粉は未開封の状態で6か月から1年程度保存できる一方で、全粒粉は1~2か月程度しか日持ちしません。また、小麦粉は開封後でも常温で保存できますが、全粒粉は劣化しやすいため冷蔵庫での保存が推奨されています。
③値段が高く買える場所が少ない
1kgあたり | 値段 |
全粒粉 | 約600~750円 |
小麦粉 | 約245~330円 |
全粒粉は、小麦粉と比べると値段が高いうえに購入できる場所が限られています。小麦粉はスーパーやコンビニなどの店舗で売られており簡単に入手できますが、全粒粉は小型スーパーやコンビニでは取り扱っていないことが多いです。また、小麦粉は1kgあたり200円から300円前後で売られている一方で、全粒粉は小麦粉の2倍もの値段で販売されています。
(*全粒粉はどこで買えるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)