寒天の食べ過ぎは体に悪い?腹痛・下痢の原因に?1日何グラムまで?
寒天は体に悪いのかを知っていますか?食べ過ぎると様々な副作用を引き起こす可能性があります。今回は、寒天を食べ過ぎると起こる<腹痛・下痢・便秘・太る>などの副作用や、寒天は1日何グラムまでが適量なのかを紹介します。寒天のおすすめ商品や、<寒天ゼリー>などのおすすめレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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寒天は体に悪いの?食べ過ぎは良くない?
寒天は、天草やオゴノリなどの海藻を粉末状や棒状に加工したものです。ゼリーや牛乳かんを固めるときにも利用され、特にセブンの寒天ゼリーは美味しいと評判の商品です。カロリーが低く健康的なイメージのある寒天ですが、食べ過ぎは体に悪いのでしょうか。
寒天は食べ過ぎなければ体に悪くない
寒天は食べ過ぎなければ体に悪い影響はなく、健康の維持やダイエットなどに役立つと言われています。寒天は食物繊維やミネラルを豊富に含み、体に悪い成分は含まれていません。さらに糖質や脂質がほとんど含まれず、カロリーも低い食品です。(※1、2、3、4、5)
寒天を食べ過ぎると体に悪い?どんな副作用がある?
寒天を食べ過ぎると、体に悪い影響を及ぼしたり副作用が現れたりすることがあるのでしょうか。ここでは、寒天の食べ過ぎによって起こる可能性のある症状や、副作用を紹介します。
①腹痛・下痢になる
寒天の食べ過ぎは食物繊維の過剰摂取につながり、腹痛や下痢などを起こす原因になります。食物繊維は胃や小腸で消化されず大腸へ届き、便秘解消や腸内環境の改善に役立つ成分です。しかし、過剰に摂取すると消化不良となり、腹痛や下痢などの体に悪い作用を引き起こすことがあります。
②便秘になる
寒天を食べ過ぎると、腸の水分が吸収されて便秘を招くこともあります。特に妊娠中は便秘が起こりやすく、お腹が張る原因になります。また、寒天の食べ過ぎは消化不良による胃痛の原因にもなるため、胃腸が弱っているときは摂取量を控えましょう。
③海藻摂取と甲状腺がんの関係が指摘されている
寒天の原材料である海藻類にはヨウ素が豊富に含まれますが、国立がん研究センターはヨウ素の摂取と甲状腺がんには以下のような関係があると指摘しています。(※6)
海藻は、甲状腺ホルモンの構成成分であるヨウ素を多く含んでいる食べ物です。日本人は、海藻からのヨウ素摂取により(日本人が摂取しているヨウ素の約8割は海藻由来)、ヨウ素不足になる心配はなく、むしろ必要量よりも多くのヨウ素を摂取していると考えられています。
ヨウ素は生命維持に欠かせない重要なミネラルですが、それのとりすぎが甲状腺がん発生の原因になるという報告があります。
ヨウ素を過剰摂取することで甲状腺ホルモンの生成が減り、甲状腺機能低下症や甲状腺がんを発症するリスクが高くなることが明らかになっています。閉経後の女性が海藻類を過剰摂取すると甲状腺がんを発症しやすくなると言われているので、このような女性は特に寒天の食べ過ぎには注意してください。
④味付け次第では太る
寒天は糖質や脂質がほとんど含まれず低カロリーな食品ですが、味付け次第では太ることもあります。寒天に黒蜜やシロップなどの調味料を加えると、カロリーや糖質が高くなります。そのため、ダイエット中は寒天の食べ方にも注意しましょう。
(*寒天の食べ過ぎると起きるデメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)