くるみを生で食べると危険?毒性がある?浸水処理で安全にする方法を紹介!
くるみは生で食べるのはありでしょうか?毒があり危険って本当でしょうか?今回は、くるみを生で食べても毒性など危険はないのかや、くるみを生で食べる場合に必要な処理の浸水(ソーク)のやり方を紹介します。くるみの生・ローストでの違いや美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
生くるみとローストくるみに栄養価や健康効果の差はどのくらいあるのか、それぞれ高まる栄養素を紹介します。
・生くるみ…ビタミンK
・ローストくるみ…ポリフェノール
生でもローストでも栄養価が高いことに変わりはなく、ほとんどのビタミン・ミネラルに差はありません。しかし、骨粗しょう症予防にもなるビタミンKは生くるみの方が4倍も多く含まれています。ローストくるみには、ひとつかみで赤ワイン1杯と同量のポリフェノールを摂ることが出来て、生くるみの2倍も含まれています。(※1)
(*くるみの栄養素について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
③保存期間・賞味期限
生くるみとローストくるみの保存期間・賞味期限はそれぞれ違うため、注意しましょう。
・生くるみ…冷蔵庫で1週間
・ローストくるみ…常温で1年
生くるみは水分を含んで腐りやすいため、空気に触れないように保存容器に入れて冷蔵庫で1週間程度で食べ切るようにしてくたさい。それに比べるとローストくるみは常温で1年近く保存することができるので、長期保存や大量購入にはおすすめです。
しかしローストすることで酸化しやすい状態になっているため殻付きの生くるみを購入し、浸水させて生で食べたりローストしたりと、その都度食べる分だけ下処理をするのが最適です。
くるみを生で食べる際の注意点は?
アブシジン酸の毒以外に、くるみを生で食べた時の注意点や食べ過ぎによる健康への危険もあるため参考にしてください。
くるみは食べ過ぎると下痢などの危険性がある
美容や健康に良いくるみですが、食べ過ぎると以下のようなデメリットもあるので参考にしてください。
・下痢
・便秘
・腹痛
・体重増加
・ニキビなどの肌荒れ
くるみに含まれる食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維のため、食べ過ぎると腸内環境が乱れて下痢や便秘を引き起こすことがあります。また、くるみを含めナッツ類には脂質が多く含まれます。食べ過ぎると体重増加やニキビなどの肌荒れ、脂質の過剰摂取による腹痛の危険もあるため注意しましょう。(※2、3)
(*くるみの食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
くるみの生で美味しい食べ方・レシピ
くるみを生の状態で食べるには、そのまま食べる以外にたくさんアレンジすることができます。ここではおいしいおすすめのくるみレシピを3つ紹介するので、参考にしてください。
①くるみ餅
生くるみをペースト状にして餅にかけて食べる、東北で人気のくるみ餅は、くるみの甘さや風味を感じることが出来ておすすめです。
②くるみ味噌の冷やし中華
くるみと味噌を合わせたタレで食べる冷やし中華は食感も良く、食欲のない夏場にもビタミン・ミネラルをしっかり摂れるおすすめレシピです。