アイスで太らないは本当？毎日でも？太りにくい時間帯・食べ方など紹介！

アイスクリームは太らないという説を耳にして、それは本当なのか疑問に思ったことがある人は多いかもしれません。もし事実ならどれだけ食べても太らないということになりますが、この説の真偽について解説するので参考にしてください。（※1）

アイスクリームは太らない説をそのままの意味で捉え、毎日いくら食べても大丈夫だと大量に食べてしまっては太ることに繋がります。しかし、食べる量に気をつけて、食べ過ぎなければこの説は正しいと言えるでしょう。

私たちが太るメカニズムには、摂取カロリーが消費カロリーよりも多いことに加え、糖質の摂取量や血糖値が深く関係しています。砂糖やご飯などに多く含まれる糖質を摂取すると、体内では血糖値が上昇し、これを抑えるために分泌されるのがインスリンです。

インスリンは摂取した糖質をエネルギーに変換する役割を持ちますが、エネルギーとして使い切れない分は体内に脂肪として蓄えてしまいます。血糖値が急上昇するほどインスリンを多量に分泌し脂肪を多く作るので、太らないためには血糖値の上昇を緩やかにすることが有効です。（※2）

(＊アイスクリームが太るかどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

濃厚で甘いアイスクリームは、カロリーが高く太りやすい印象があり、ダイエット中には避けた方がよいと思う人もいるかもしれません。果たしてそれが本当なのか、アイスクリームが太りにくいと言われる理由について解説します。

アイスクリームは牛乳や乳製品と砂糖から作られていて、主成分である乳脂肪分は脂質、砂糖は糖質です。乳脂肪分は濃厚な味わいを生み、太りやすいと思いがちですが血糖値を上げる原因になるわけではなく、必ずしも太りやすい成分ではありません。また、乳脂肪は植物性脂肪などの他の油脂に比べて、消化酵素の働きを受けやすいため体脂肪になりにくいです。

前述したとおり、太る原因は糖質を摂取した時に血糖値が急激に上がってしまうことですが、一緒に脂質やたんぱく質を摂取すると血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。そのことからもアイスクリームは比較的太りにくいとされる一方、ケーキやクッキーなどは小麦粉や砂糖などの糖質が多量に含まれている食品なので太りやすいと言えます。

人の体には、体が冷えると体温を上げようとする働きがあります。アイスクリームを食べる時にも、一時的に体温が下がるのでそれを上げようと、脂肪を燃焼させて代謝が上がると言われています。ただし注意しなければいけないことは、アイスクリームをたくさん食べ過ぎると体が冷え切ってしまい、逆に代謝が悪くなることです。

どの食品にも言えることですが、アイスクリームばかり食べるのではなく、適した量を食べるようにしましょう。

アイスクリームはスイーツの中では比較的太りにくいと言えますが、濃厚で甘いものを大量に食べて糖質やカロリーを摂取し過ぎては太ってしまいます。量や時間帯など、アイスクリームの太らない食べ方や選び方のポイントを紹介するので参考にしてください。

1日に必要な糖質や脂質の摂取量から考えても、アイスクリームを食べるのは1日120gまでにすることをおすすめします。目安としてはコンビニでもよく見かけるハーゲンダッツのミニカップで、内容量は110gです。いくら太りにくいからと言って、体に必要な栄養の摂取量を超えるほど大量に食べるのは、太ることに繋がるので食べ方には気をつけてください。