糖質ゼロ・オフのビールは体に悪い?太る?いい効果は全くないの?
糖質ゼロ・オフのビールは体に悪いのでしょうか?一番搾り・淡麗グリーンラベルなど糖質ゼロ製品が出ていますが本当でしょうか?今回は、〈太る・添加物〉など、糖質ゼロ・オフのビールの体に悪いとされている理由を、糖尿病やダイエット中に飲む際の注意点とともに紹介します。おすすめの糖質オフ・ゼロのビールも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
- 糖質オフ・ゼロのビールは体に悪い?いい?普通のビールと何が違うの?
- まずはビールの糖質オフ・糖質ゼロの定義と違いを知ろう
- 糖質オフ・ゼロのビールの体にいいと思われる理由・効果
- 糖質オフ・ゼロのビールが体に悪いとされている理由は?太る?
- ①アルコールによる食欲増進の作用がある
- ②添加物の危険性
- ③糖質が低くてもカロリーは高い
- 糖質オフ・ゼロのビールを飲む時の注意点は?糖尿病・ダイエット中は飲んでも良い?
- ①ダイエット中はビールの飲み過ぎ・一緒に食べるおつまみに気を使おう
- ②糖尿病の人は飲酒そのものを控えた方が良い
- 糖質オフ・ゼロビールのおすすめ商品を紹介
- ①キリン淡麗グリーンラベル・糖質70%オフ(350ml缶×24本)(3,179円)
- ②サントリー 金麦 糖質75%オフ(350ml×24本入)(3,345円)
- ③キリン一番搾り 糖質ゼロ(350ml×24本入)(4,940円)
- ④サントリー パーフェクトサントリービール 糖質ゼロ(350ml×24本)(4,878円)
- 糖質オフ・ゼロのビールを上手に活用しよう
糖質オフ・ゼロのビールは体に悪い?いい?普通のビールと何が違うの?
糖質ゼロや糖質オフのビールは種類が多く、代表例として以下のような商品があります。
・キリン一番搾り〈糖質ゼロ〉
・麒麟 淡麗グリーンラベル〈糖質70%オフ〉
・アサヒ 本生アクアブルー〈糖質50%オフ〉
糖質ゼロでも原材料によってカロリーが増減したり、メーカーによって糖質オフの比率が違ったりすることがあります。これらのビールが健康に与える影響と、普通のビールとの違いはあるのでしょうか。ここではビールの糖質ゼロとオフにおける定義の違いと、これらのビールが健康に良いと思われる理由や効果について紹介します。
まずはビールの糖質オフ・糖質ゼロの定義と違いを知ろう
糖質ゼロ・糖質オフのビールの定義と、それぞれの違いは以下の通りです。
・糖質ゼロ:100mlあたり0.5g未満の糖質であること
・糖質オフ:定義が定められていない
糖質ゼロのビールは、100mlあたり0.5g未満の糖質と定義されていることが、普通のビールと異なる点です。また、糖質はゼロでもカロリーはあり、甘味料などの添加物は糖質に含まれない点に注意する必要があります。
一方で糖質ゼロのビールと違い、糖質オフの場合は定義が定められていないため、販売業者が適切な表示を行うことが必要です。(※1)
糖質オフ・ゼロのビールの体にいいと思われる理由・効果
糖質ゼロや糖質オフのビールが健康に良いと思われる理由は、糖質の摂取を大きく削減できることです。普通のビール500mlに含まれる糖質は15.5gで、100gのプリンとほぼ同等ですが、糖質ゼロのビールでこの糖質をカットできます。糖質の摂取を減らすことで血糖値の急上昇を防ぎ、肥満や糖尿病などの生活習慣病の発症リスクを下げ、健康の維持に役立ちます。(※2、3)
糖質オフ・ゼロのビールが体に悪いとされている理由は?太る?
糖質ゼロや糖質オフのビールは健康に配慮しているイメージがありますが、健康に与える悪影響や肥満の原因になると言われているようです。ここでは、糖質ゼロや糖質オフのビールが健康に悪い理由について3つ紹介します。
①アルコールによる食欲増進の作用がある
糖質ゼロなどのビールで糖質を控えても、アルコールには食欲を増進する作用があります。食欲を抑える満腹中枢の働きをアルコールが阻害し、食欲を増やす摂食中枢が働き続けてしまうためです。また、糖質ゼロや糖質オフのビールは糖質が抑えられている安心感から、いつもより飲み過ぎてしまうことも珍しくありません。(※4)
②添加物の危険性
原材料の麦芽や糖質を削減して作られる糖質ゼロ・糖質オフのビールは、味わいや色が乏しい部分を補うため、以下のような甘味料などの添加物が使われています。
・クチナシ色素
・アセスルファムK
・カラメル色素
上記の添加物による影響を順に挙げると、クチナシ色素をラットに経口投与する実験では、肝臓の出血や下痢などの症状が現れているようです。アセスルファムKを含むえさを犬に2年間与え続けた実験では、アセスルファムKの含有量によって、リンパ球の減少や肝機能に障害を与えることが分かっています。
Ⅰ〜Ⅳまで4つの種類があるカラメル色素の中で、発がん性物質としてアメリカで認定されている、4-メチルイミダゾールがⅢとⅣには含まれています。ただし、カラメル色素が原材料に表示されていても、種類は記載されない点に注意が必要です。
ただし上記の添加物は厚生労働省が成分の規格や使用の基準を定め、健康を損なう恐れがない場合に限り、使用を認めている点を知っておくことが重要です。(※5)
(*アセスルファムKについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③糖質が低くてもカロリーは高い
糖質ゼロや糖質オフのビールは糖質が低くても、カロリーは普通のビールと同じく高いままです。摂取したカロリーを使い切れない場合は体脂肪として蓄積され、肥満につながって糖尿病を発症するリスクを高めるので、注意する必要があります。
(*ビールのカロリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)