ノンアルコールビールの健康に効果的?悪い?副作用や飲み方を紹介!
ノンアルコールビールは健康に効果があるのでしょうか?体に悪いのか気になりますね。今回は、ノンアルコールビールの健康への効果・影響を〈肝臓・血圧・ダイエット〉などのメリットや、〈添加物・利尿作用〉など体に悪いと言われる理由を、毎日飲んでも大丈夫なのかを飲みすぎない1日の摂取量とともに紹介します。〈無添加〉など健康志向の高いノンアルコールビールのおすすめ商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
・【お酒、飲酒は20 歳を過ぎてから】
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目次
- ノンアルコールビールは健康にいい?悪い?
- ノンアルコールビールは適量なら健康にいい効果が期待できる
- ノンアルコールビールの健康への効果・影響は?普通のビールと比べると?
- メリット①肝臓への影響が少ない
- メリット②血圧を下げる働き
- メリット③ダイエット効果
- メリット④快眠効果
- ノンアルコールビールが体に悪いともされている理由は?副作用はある?
- ①添加物が多く使われている
- ②利尿作用がある
- ③種類によってはビールよりも太る
- ノンアルコールビールの健康に効果的な飲み方は?毎日は飲み過ぎ?
- ①ノンアルコールビールは1日に1本までにする
- ②無添加や健康機能付きノンアルコールビールを選ぶのもおすすめ
- ノンアルコールビールの健康効果の高いおすすめ商品3選!
- ①からだを想うオールフリー|サントリー(2,850円)
- ②ヘルシースタイル|アサヒ(3,099円)
- ③龍馬1865|日本ビール(3,229円)
- ノンアルコールビールの健康への効果・影響を知っておこう
ノンアルコールビールは健康にいい?悪い?

ノンアルコールビールは健康によいイメージがありますが、頻繁に飲んでも体に悪影響がないのか気になります。この記事ではノンアルコールビールの健康へのメリット・デメリットや、効果的な飲み方などを紹介します。
ノンアルコールビールは適量なら健康にいい効果が期待できる
ノンアルコールビールとは、アルコール1%未満のビールテイスト飲料のことです。アルコール1%未満と定義づけられているため、微量ながらアルコールを含むことに注意が必要です。しかし中にはアルコールが0%の商品もあり、近年は商品ラインナップが増えて、選択の幅は広がっています。
結論から言うと、ノンアルコールビールは適量の摂取であれば、健康によい効果をもたらす可能性が高いです。ノンアルコールビールの健康効果について、この記事で詳しく解説していきます。
ノンアルコールビールの健康への効果・影響は?普通のビールと比べると?

ノンアルコールビールはアルコールがほとんど含まれていないので、体への負担が少ない印象があります。ここからはノンアルコールビールがもたらす、健康への具体的な効果を解説します。
メリット①肝臓への影響が少ない
肝臓は体の中で様々な役割を担っている臓器であり、そのはたらきのひとつがアルコールの分解です。肝臓のアルコール分解能力には限界があるため、能力を超えた量のアルコールを処理し続けると、脂肪肝や肝硬変などのリスクが高まります。
一度に大量のお酒を飲む、毎日数本缶ビールを飲むなどの過剰なアルコール摂取は、肝臓に悪いと言えます。肝臓への負担を考慮すると、アルコールをほとんど含まないノンアルコールビールがおすすめです。
(*ノンアルコールの肝臓への影響について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
メリット②血圧を下げる働き
ノンアルコールビールはアルコールを含むビールと同様に、麦芽が原料です。ノンアルコールビールには、麦芽由来のGABAと呼ばれるアミノ酸の一種が含まれています。GABAの作用は神経の興奮を抑えて、副交感神経を優位にすることです。このはたらきによって血管の収縮が和らぐため、血圧の低下が期待できます。
メリット③ダイエット効果
アルコールはカロリーを含むので、アルコール飲料を何杯も飲むと、その分カロリーを摂取することになります。酔いが回ると食欲もわいてくるので、暴飲暴食してカロリー過多になることも考えられます。ノンアルコールビールは酔わないため、食べ過ぎや飲み過ぎの心配がありません。
近年はアルコールをほぼ含まないだけでなく、特定保健用食品や機能性表示食品などと表示され、健康に付加価値のあるノンアルコールビールも増えています。糖質の吸収を抑える・内臓脂肪を減らす・プリン体ゼロなど様々な機能を持つノンアルコールビールを生活に取り入れることができれば、ダイエット効果が期待できます。
(*ノンアルコールビールのダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
メリット④快眠効果
ノンアルコールビールが含むGABAという成分は副交感神経を優位にするため、リラックス効果が期待できます。さらに原料のホップには鎮静作用があるので、心が落ち着いて睡眠の質がより向上する可能性があります。
ノンアルコールビールが体に悪いともされている理由は?副作用はある?

ノンアルコールビールには様々な健康効果が期待できますが、一部ではノンアルコールビールは体によくないといった意見も聞かれます。ここからは、ノンアルコールビールを飲んではいけない理由を解説していきます。
①添加物が多く使われている
ノンアルコールビールは、ビールの風味を再現するために、食品添加物が使われている場合があります。ノンアルコールビールに使用される可能性がある添加物は、カラメル色素・人工甘味料・苦味料などです。これらの食品添加物は安全性が検証された上で使用されていますが、毎日大量に摂取していれば健康被害の恐れがあります。
②利尿作用がある
普通のビールには利尿作用がありますが、ノンアルコールビールにも同様の作用が認められています。ノンアルコールビールも普通のビールと同じように、ホップが原料です。ホップの苦味成分であるクエルシトリンとフムロンと呼ばれる成分には利尿作用があるため、ノンアルコールビールも大量に飲むとトイレが近くなってしまいます。
③種類によってはビールよりも太る
ノンアルコールビールは普通のビールに味わいを近づけるために、甘味料を大量に使用している場合があります。そのような商品は、通常のビールよりもカロリーや糖質が多く含まれるため、太る恐れがあるので気をつけましょう。
ノンアルコールビールには、カロリーゼロや糖質ゼロを謳った商品もあります。食品表示基準では、100mlあたり5kcal未満、糖類0.5g未満であればゼロと表示してよいとされています。カロリー・糖質ゼロと記載された商品も、微量ながらカロリーや糖質が含まれている可能性があるので、飲み過ぎないように注意してください。
(*ノンアルコールビールは太るかどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ノンアルコールビールの健康に効果的な飲み方は?毎日は飲み過ぎ?

ノンアルコールビールは、飲み過ぎると健康に害を及ぼす恐れがあります。ノンアルコールビールの害を避け、健康効果が期待できる飲み方を知っていると安心です。ここからは、健康に効果的なノンアルコールビールの飲み方を紹介します。
①ノンアルコールビールは1日に1本までにする
ノンアルコールビールは肝臓への負担が少ないため、毎日飲んでも大丈夫なように感じます。しかし種類によっては食品添加物が使用されているものや、カロリーや糖質が多く含まれるものがあるため、連日の摂取はおすすめできません。
ノンアルコールビールの1日の摂取量の目安は人によると考えられますが、連日摂取する場合は1日1本程度にとどめて、一度に大量に飲み過ぎないようにしましょう。
普通のビールと違って、ノンアルコールビールは水分補給になる、という意見があります。ノンアルコールビールも普通のビール同様、クエルシトリンとフムロンを含むホップを原料としているため、利尿作用があります。のどが渇いたときのビールはとても美味しく感じますが、水分補給に飲むのはやめて、嗜好飲料として楽しんでください。
②無添加や健康機能付きノンアルコールビールを選ぶのもおすすめ
ノンアルコールビールの中には、食品添加物を使用していない商品があります。添加物による健康への影響を気にする人は、無添加のノンアルコールビールを選んでみてください。
近年は、健康機能付きノンアルコールビールも多く販売されています。機能性表示食品は、メーカーが消費者庁へ届け出ることで、商品の健康効果を表示することが許可されたものです。脂肪や糖の吸収を抑える、内臓脂肪を減らすなどの効果があるので、健康を気にしている人は飲んでみることをおすすめします。
通称トクホと呼ばれる特定保健用食品は、消費者庁の臨床試験をクリアしないと表示が認められません。トクホの認定に時間も費用もかかるため、トクホのノンアルコールビールの種類は少ないです。ノンアルコールビールを飲むのであればメリットがあるものを選びたいと思う人は、試してみてください。
ノンアルコールビールの健康効果の高いおすすめ商品3選!
ノンアルコールビールの中には、内臓脂肪や糖・脂肪の吸収などに対して前向きな効果を発揮する商品があります。ここからは、健康にメリットが期待できるノンアルコールビールを3つ紹介します。
(*無添加のノンアルコールビールについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
①からだを想うオールフリー|サントリー(2,850円)
からだを想うオールフリーは、機能性表示食品として内臓脂肪を減らす効果が期待できるノンアルコールビールです。バラ科の植物に実るローズヒップ由来の成分を含むことで、内臓脂肪を減少させる可能性があります。普通のビールと同じ麦芽やホップを原料に使用し、ビールと遜色ない味わいを実現しています。
カロリーゼロ・糖質ゼロのノンアルコールビールでもあるので、体重や内臓脂肪の増加を気にしている健康志向の人におすすめしたい商品です。
②ヘルシースタイル|アサヒ(3,099円)
ヘルシースタイルは特定保健用食品として、食後の血中中性脂肪の上昇を穏やかにする効果が認められているノンアルコールビールです。食物繊維の一種である難消化性デキストリンによる、食事由来の脂肪を体外へ排出する効果が期待できます。
血中中性脂肪が多いと動脈硬化のリスクが高くなり、内臓脂肪増加の恐れもあります。健康診断などで血中中性脂肪の値が高めだった人は、この商品を試してみてください。
③龍馬1865|日本ビール(3,229円)
龍馬1865は、日本で作られている無添加のノンアルコールビールです。香料・着色料・保存料などの添加物を使用していないので、安心して飲めます。2種類のホップを原料に含むため、ビール好きの人も納得できる、ホップの苦味が効いた本格的な味わいです。プリン体がゼロなので、尿酸値を気にしている人にもおすすめします。
ノンアルコールビールの健康への効果・影響を知っておこう
ノンアルコールビールは原料の麦芽やホップなどの作用により、健康へのメリット・デメリットをどちらも含む飲料です。近年は糖質ゼロ・内臓脂肪を減らすなどの、健康機能を付加した商品が多く販売されています。この記事を参考にしてノンアルコールビールを効果的に飲み、健康増進に役立ててください。