ドライフルーツの栄養価・効能を果物別に！健康・美容に効果あるのは？

いちじくにはビタミン類、カリウム、食物繊維、貧血予防に欠かせない鉄分などの栄養素が、バランス良く含まれています。ドライいちじくは、生の状態よりも栄養素が凝縮されているため、全体的な栄養価が高いです。中でも食物繊維は、小腸での糖の吸収を抑え、コレステロールを低下させることで腸内環境を整えるはたらきがあります。

パイナップルには、ブロメリンという酵素や酸味成分のクエン酸、糖質の分解を助けて代謝を促すビタミンＢ１が豊富に含まれています。また、クエン酸には疲労回復効果や高血圧を解消する効能があり、生活習慣病の予防に効果的です。

ドライトマトには食物繊維やビタミン類、リコピン、鉄分、アミノ酸などが豊富に含まれており、その中でもカロテノイドの一種であるリコピンにはアンチエイジング効果が期待できます。

私たちは酸素がなくては生きていけませんが、酸素は細胞を酸化させて老化させます。それを阻止するのが、強い抗酸化作用をもつリコピンです。リコピンにはβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化作用があると言われています。

マンゴーは、ビタミンＡ、βカロチン、ビタミンＣ、葉酸が豊富です。特にドライマンゴーは、生の状態よりも食物繊維が2.7倍、ビタミンCは3倍含まれています。また、エリオントリンと呼ばれるフラボノイドの一つである色素が入っているのも特徴です。エリオントリンには、糖尿病合併症予防や高血圧予防の効果が期待できます。

プルーンには便秘改善効果のある食物繊維や、健康維持に関わるビタミンＡ、貧血予防に欠かせない鉄分などが豊富に含まれています。他にも、抗酸化作用のあるビタミンC、アンチエイジング効果のあるビタミンEが多く含まれており、非常に栄養価の高いドライフルーツといえます。