ミニトマトの栄養価をトマトと比較!効能や成分が逃さない食べ方も紹介!

【管理栄養士監修】ミニトマトに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、栄養豊富なミニトマトの栄養成分・効能をトマトと比較し、栄養成分を効率的に摂れる食べ方なども紹介します。簡単にアレンジできるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
Twitter
管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
Twitter
管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. ミニトマトはどんな食材?
  2. ミニトマトの旬や選び方
  3. ミニトマトのカロリー・糖質
  4. ミニトマトの栄養素と効果・効能【トマトと比較】
  5. ①リコピン
  6. ②ビタミンC
  7. ③βカロテン
  8. ④カリウム
  9. ⑤ビタミンB2
  10. ミニトマトの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
  11. ①皮を消化しやすく刻む
  12. ②油と一緒に摂取する
  13. ミニトマトを食べる際の注意点は?
  14. ①ミニトマトを食べ過ぎない
  15. ミニトマトの栄養がとれるレシピのおすすめ
  16. ①ミニトマトのカプレーゼ
  17. ②ミニトマトのオイルパスタ
  18. ③ミニトマトの肉じゃが
  19. ミニトマトは栄養豊富な食材
ミニトマト トマト
含有量(100g) 960μg 540μg
1日の摂取量の目安 850μg 850μg
1日の摂取量に占める割合 113% 64%

βカロテンは摂取した後に体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を維持する役割を持つ、美肌効果がある栄養素です。また、リコピンには及ばないものの抗酸化作用も強いため、血流の改善や肥満予防などの効果も期待されます。(※4)

④カリウム

ミニトマト トマト
含有量(100g) 290mg 210mg
1日の摂取量の目安 2500mg 2500mg
1日の摂取量に占める割合 12% 8%

カリウムは細胞の内部に存在し、細胞の外にあるナトリウムとバランスを取りながら、細胞の浸透圧を維持する役割をもっています。ナトリウムの過剰摂取は血管内の血液の量を増やして高血圧を引き起こしますが、カリウムを積極的に摂取することでナトリウムの排出が促進され、血圧の上昇を防ぐことが出来ます。(※5)

⑤ビタミンB2

ミニトマト トマト
含有量(100g) 0.05mg 0.02mg
1日の摂取量の目安 1.6mg 1.6mg
1日の摂取量に占める割合 3% 1%

ビタミンB2は、食事から摂取した脂肪・糖質・たんぱく質などの代謝をサポートする役割を持っています。運動をしながらビタミンB2を多く摂取することで脂肪の燃焼が促され、ダイエット・肥満予防の効果があるとされています。(※6)

ミニトマトの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?

豊富な栄養を持つミニトマトは、食べ方によって栄養素の吸収効率が変わることが知られています。ここでは、ミニトマトの栄養成分を効率よく摂れる食べ方を紹介します。

①皮を消化しやすく刻む

ミニトマトの皮は消化に悪いと言われ、過剰摂取は消化不良を引き起こす危険性があります。トマトのように皮をむいて食べる方法もありますが、ミニトマトは小さいため全てむくには手間がかかりますし、皮自体にも栄養素が含まれているので、消化しやすくなるように皮を刻んで食べるのがおすすめです。

(*ミニトマトの皮むき方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ミニトマトの皮むき方法は?冷凍・レンジ・湯むきで簡単?レシピのおすすめも紹介!

②油と一緒に摂取する

ミニトマトには以下のような脂溶性の栄養素が含まれているため、油と一緒に摂取すると効率的に栄養を摂ることができます。

・リコピン
・βカロテン


上記の栄養の吸収率を上げるためには、ミニトマトの入ったサラダにオイルドレッシングをかけるなどの、ミニトマトと油を組み合わせた料理がおすすめです。

さらにミニトマトは生の状態よりも加熱した方が、吸収性が高いとも言われています。ニンニク・玉ねぎとも相性が良く、ミニトマトと一緒に油で加熱することで、より効率的にリコピンが体内に吸収されやすくなります。

竹本友里恵

管理栄養士

ミニトマトは冷凍保存するのがオススメです。冷凍する事で鮮度が長持ちするだけなく、水分が逃げないので旨味や栄養価もアップします。トマトはカットしてから冷凍すると解凍後の調理に便利ですが、ミニトマトはカットせずにそのまま保存袋に入れ、冷凍するだけで大丈夫です。リコピンやビタミンCなどの栄養を逃さずに約1ヶ月保存ができ、解凍後はスープやパスタに活用できます。

(*リコピンを効率よく摂取できる加熱調理について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

トマトは加熱調理がベスト?リコピンを効率的に摂取する方法など紹介!

関連する記事