つるむらさきの栄養素と効能は?加熱はNG?成分を逃さない食べ方・調理法を紹介!
【管理栄養士監修】つるむらさきに含まれる栄養素を知っていますか?夏に貴重な葉物野菜ですが、今回は、つるむらさきの栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。つるむらさきに毒性があるのかも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
上西智佳
管理栄養士
炒めたり天ぷらにすることで、独特の青臭さも気にならなくなるのでお勧めです。ごま油なども使用することで香りがよく食べやすくなります。
②葉と茎を別々にして茹で過ぎを防ぐ
つるむらさきに含まれるビタミンCなどの水溶性ビタミンの消失を防ぐには、なるべく加熱時間を短くすることがポイントです。特につるむらさきを長時間茹でると水溶性ビタミンが失われやすいので、火の通りにくい茎を先に茹で、葉を後で入れるようにすると茹で過ぎを防ぐことができます。
なお、水溶性ビタミンの流出を防ぐためには、つるむらさきを洗い過ぎないことや水に浸け置きしないことも大切です。(※10)
(*つるむらさきの茹で方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
つるむらさきに毒性があるのは本当?
つるむらさきには毒性があると言われることがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。ここでは、つるむらさきの葉や茎の毒性について解説します。
毒性があるのはモロヘイヤの種子と茎
つるむらさきに毒性はなく、葉も茎も食べることができるので安心して下さい。つるむらさきとよく似たモロヘイヤに毒性があることから、つるむらさきにも同様の危険性があるとの誤解が生まれたようです。なお、モロヘイヤの毒性は完熟した種子や茎に含まれるストロファンチジンにあり、摂食すると動機やめまいなどの中毒症状が起こると言われています。
(*モロヘイヤとつるむらさきの毒性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
つるむらさきは栄養豊富な野菜
つるむらさきは、栄養価の高いほうれん草やモロヘイヤと比較しても遜色ないほど栄養豊富な野菜です。さまざまな栄養素がバランス良く含まれるつるむらさきを美味しく食べ、健康維持に役立てましょう。