こんにゃく芋は毒がある?生でそのままはNG?対処方法やこんにゃくの作り方を紹介!
【管理栄養士監修】こんにゃく芋には強い毒性があることを知っていますか?今回は、こんにゃく芋の毒や生で食べる危険性に加えて、毒の対処方法も紹介します。こんにゃくの作り方や、食べると得られるメリットも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
こんにゃくを食べると得られるメリットは?
こんにゃくはゼリーやダイエット食にも使われている食材ですが、どのような効果や効能があるのでしょうか。ここではこんにゃくを食べることで得られるメリットを解説していきます。
①低カロリーだが満足感がある
こんにゃくはほとんどが水分で出来ておりとてもカロリーが低く、体内に入ると胃で膨らむため、少量で満足感を得られることができます。また、弾力のある食材なので噛み応えがあり、噛むことで満腹感も得られます。最近ではこんにゃく麺やごはんに混ぜる粒こんにゃくも売られており、ダイエット中には強い味方と言えるでしょう。
(*こんにゃくのカロリー・糖質について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②骨粗しょう症の予防
こんにゃくに含まれるカルシウムは植物性であり、これは牛乳や小魚に含まれる動物性カルシウムよりも体内の吸収率が高くなっています。そのため、骨粗しょう症の予防やストレスの軽減により効果が期待できるでしょう。なお、しらたきは板こんにゃくの2倍ものカルシウムが含まれています。
③コレステロール値を下げる
グルコマンナンは余分なコレステロールを吸収し体外へ排出する働きがあり、コレステロール値が下がることで動脈硬化や生活習慣病の予防になります。また、近年では糖類の吸収を緩やかにする効果も期待されているため、糖尿病患者の食事にも活用されはじめています。
④美容効果
こんにゃく芋に含まれる「こんにゃくセラミド」は、肌の保湿力やバリア機能を強化する効果があり、近年注目されている保湿成分です。この成分を摂取するにはこんにゃくを選ぶ際、こんにゃく粉から作られたものではなく、芋から作られた生芋こんにゃくを選ぶことがポイントになります。
⑤便秘を解消する
こんにゃくに含まれる不溶性食物繊維のグルコマンナンは水分を吸収し膨らむことで便のかさを増し、腸の運動を促進させる作用があります。それにより便秘解消に効果があり、また腸内の有害物質を吸着して体外に排出する作用もあるため、腸内環境の改善も期待できます。
(*こんにゃくの栄養と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
こんにゃくの食べ過ぎには要注意
こんにゃくは食べることで沢山のメリットがありますが、食べすぎには注意が必要です。こんにゃくは必要以上に摂取するとグルコマンナンの作用により便秘を悪化させたり、酷くなると腸閉塞を引き起こしてしまいます。こんにゃくの適正量は1日当たり成人の場合250gで、これは板こんにゃく1枚分になります。
水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく取り入れて、コレステロールの低下や腸内環境の改善に役立てましょう。
(*こんにゃくの適正量の目安について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)