大根おろしの栄養成分と効能は?保存方法・期間や残り汁の活用法を伝授!

【管理栄養士監修】大根おろしに栄養はあるのでしょうか?大根おろしを食べると不思議と胃がすっきりしますが今回は、大根おろしの栄養成分・効能や栄養価を高める方法を紹介します。おろし大根の辛味の調節法や残り汁の活用方法も紹介するので、参考にしてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |管理栄養士・栄養士 荻田 愛可
Instagram Ameba FaceBook
ミセス・インターナショナル2017ファイナリスト トップ10で、管理栄養士です。美と健康の為に食からアプローチし、...
Instagram Ameba FaceBook
ミセス・インターナショナル2017ファイナリスト トップ10で、管理栄養士です。美と健康の為に食からアプローチし、多くの方々に食の大切さを伝えたいと思い、日々取り組んでおります。 私生活では2人の女子高生の母、そして、時々モデルと好奇心旺盛で、多様な顔を持つ40代です。

目次

  1. おろし大根の栄養成分と効能は?
  2. ①整腸&ダイエット効果
  3. ②抗菌作用
  4. ③アンチエイジング効果
  5. おろし大根の栄養価を高めるには?
  6. ①皮ごと下ろす
  7. ②目の細かいおろし器で下ろす
  8. ③加熱しない
  9. ④おろし汁まで食べる
  10. ⑤食べ合わせを考える
  11. おろし大根の辛味成分を調節するには?
  12. ①おろす大根の部位を考える
  13. ②おろした後に時間を置く
  14. おろし大根の保存方法・期間
  15. 冷蔵で保存する場合
  16. 冷凍で保存する場合
  17. 冷凍したおろし大根の解凍のコツ
  18. おろし大根の汁は捨てる?活用法は?
  19. ①たけのこのアク抜きに使う
  20. ②肉類の下処理に使う
  21. ③そばつゆにする
  22. おろし大根の活用レシピ
  23. おろし大根には栄養豊富

大根おろしのカリウムや消化酵素、イソチオシアネートは熱に弱く、加熱すると効力が弱まったり、働きが止まってしまいます。酵素やイソチオシアネートを有効に使うには加熱せず生のまま食べるのが良いですね。イソチオシアネートは揮発性なので時間を置くと成分とびますからすりおろしたらすぐに食べてくださいね。

④おろし汁まで食べる

大根おろしの汁は水っぽくなるのを嫌って捨ててしまうこともありますが、酵素はおろし汁にも多く、イソチオシアネートやビタミンCやカリウムなど他の水分に溶けだしやすい栄養素もおろし汁には含まれています。栄養たっぷりのおろし汁もムダにせずいただきましょう。

⑤食べ合わせを考える

大根おろしに含まれるビタミンCや葉酸は、コラーゲンを作ったり赤血球をつくる働きがあり、そのための材料としてたんぱく質やビタミンB12などが必要になります。それらの栄養分を含む食材と食べることがビタミンCや葉酸を働かせるために大切になります。

しらすや干しエビはたんぱく質とビタミンB12の両方を含むので、一緒に組み合わせて食べると効能が高まります。

荻田 愛可

管理栄養士

大根にはしらすに含まれる必須アミノ酸であるリジンの吸収を阻害する成分が含まれています。リジンを阻害する成分は熱や酸に弱いので、酢をかけると良いでしょう。

おろし大根の辛味成分を調節するには?

大根おろしの効能は分かりましたが、辛すぎて食べれない場合は辛みを弱めてみましょう。

①おろす大根の部位を考える

大根おろしはすりおろす大根の場所によって辛みが違います。根の下の方は辛く、上の葉に近いほうが甘いので、好みに合わせて場所を選んでください。すりおろす時も力をかけず円を描くようにソフトにすると辛みが弱まるので試してみてください。

(*大根の部位別の辛さの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

大根の部位別の使い分け!一番甘い・辛いのは?大根おろし向きの部分など紹介!

②おろした後に時間を置く

大根おろしの辛み成分イソチオシアネートは揮発性ですりおろしてから時間が経つと辛みが弱くなります。早めにすりおろして置いておけば辛さが和らぐので味見をして丁度良いからさの時に食べてみてください。

(*大根おろしの辛みを抑える方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

大根おろしが辛い原因は?なぜ?辛味成分を抑える方法や栄養価について紹介!

おろし大根の保存方法・期間

大根をすりおろした状態で保存できるのでしょうか。

関連する記事