しめじの栄養素と効能は?冷凍で倍増?成分を逃さない調理法・レシピも紹介!
【管理栄養士監修】しめじに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、しめじの栄養成分や効能効果に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。しめじの様々な効果・効能を期待出来る栄養が取れるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
食物繊維には不溶性と水溶性とがありますが、それぞれに便のかさを増したり水分を与えて柔らかくするといった働きがあるので、効能として便秘解消が期待できます。便秘になると腸内に悪玉菌が溜まって脂肪が蓄えられやすくなるので、ダイエット面でも便秘の解消は重要です。
また、食物繊維の一種である「βグルカン」は、きのこ類に特に多く含まれており、ガンの予防に効果があるといった研究結果も国立がん研究センターからでています。(※3)(※4)
③チロシナーゼ阻害物質|美白効果
チロシナーゼ阻害物質は酒粕にも含まれる成分で、美白効果が期待出来るといわれています。近年では美白化粧品に使用されることもあり、シミやそばかす、日焼けなどにも効果がある様です。
④オルニチン|新陳代謝の促進
オルニチンというと二日酔い防止のイメージが強い方もいるかもしれませんが、新陳代謝を活発にしてくれる効果もあります。新陳代謝が上がるとダイエットに効果があるだけでなく、ターンオーバーが整えられて美肌にも効果が期待できます。
⑤グルタミン|疲労回復
グルタミンはL-アミノ酸の一種であり、疲労回復効果が期待できます。グルタミンにはエネルギーを体内に溜める働きがあるグリコーゲンを回復させる効果があるので、疲れやすい方にはぜひおすすめしたい栄養素です。
しめじの栄養成分を逃さない調理法は?加熱・冷凍してOK?
ここからは、しめじの栄養成分を逃さない調理法を紹介します。加熱や、冷凍をしても栄養素は壊れないのでしょうか?
①汁物・スープで煮汁まで食べる
しめじに含まれるビタミンB2は水溶性なので、茹で調理などを行うと水分中に栄養素が逃げてしまします。栄養素をしっかり摂取したいなら、水分を丸ごと頂ける汁物、スープレシピがおすすめです。また、しめじに含まれる栄養素は加熱に弱いとも言われます。加熱調理に使用する際は、なるべく最後に入れるようにするなどの工夫が必要かもしれません。
②水で洗いすぎない
しめじを調理に使用する前に水で洗っていた人もいるかもしれませんが、水で洗ってしまうと水溶性の栄養素が流れ出てしまい、味も落ちてしまうのでおすすめできません。ぬめりを落とすために洗うという方もいますが、しめじのぬめりは傷みかけの証なので食べるのは避けましょう。
(*しめじの洗い方などについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③冷凍で保存する
しめじの栄養をしっかり摂りたいなら、冷凍保存もおすすめです。冷凍してもしめじの栄養は減少することは無く、反対に活性化される成分もあります。例えば、うまみ成分であるグアニル酸はきのこの細胞が壊れなければ出てこないものですし、グルタミン酸、アスパラギン酸といったアミノ酸も冷凍前に比べて3倍以上になるといわれています。
(*しめじを冷凍保存する方法などについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)