赤い食べ物の名前一覧|栄養価・効能が豊富?正月・還暦祝い向きな縁起物も紹介!
【管理栄養士監修】赤い食べ物といえば何があるか知っていますか?今回は、赤い食べ物を〈野菜・魚介類・果物・お菓子〉など食材の種類別に紹介します。お正月や還暦祝いなどに食べたいおめでたい赤い食べ物や、赤色の効果・特徴についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
赤い食べ物の一覧【果物】
赤い果物は特にデザートに入れると、きれいで彩りが良くなります。
・りんご
・さくらんぼ
・クランベリー
・アセロラ
・ドラゴンフルーツ
・ザクロ
・いちじく
・ライチ
・ミラクルフルーツ
・すもも
・ラズベリー
赤い果物といってイチゴを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、イチゴは園芸学上では野菜に分類されるようです。上記は外見が赤い果物ですが、中身の色は赤ではないものもあります。また、スイカのように表面は赤でなくとも、中身が赤いものもあります。
①りんご
りんごに含まれる健康効果が期待される主な栄養素は下記の通りです。
・クエン酸
・リンゴ酸
・ポリフェノール
・カリウム
・ペクチン
・ビタミンC
毎日りんごを1個食べれば医者いらずと言われるように、りんごには健康に良いと言われる栄養素が多く含まれています。クエン酸やリンゴ酸は胃腸の働きを良くし、疲れを取り除く作用があると言われています。皮に含まれるポリフェノールは、コレステロールを下げ、血糖値の上昇を抑えるため、生活習慣病の防止が期待できる栄養素です。
また、食物繊維であるペクチンはビフィズス菌などの善玉菌を増やし、腸内環境を正常化することで便秘が解消します。カリウムは塩分を体外に排出し、むくみの解消や高血圧の予防にもなる成分です。りんごに含まれる栄養素は、健康に役立つだけでなくダイエットの効果も期待できるでしょう。(※6、7、8、9、10)
(*りんごの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②ラズベリー
ラズベリーに含まれる健康効果が期待される主な栄養素は下記の通りです。
・ビタミンC
・カリウム
・葉酸
・アントシアニン
・カルシウム
ラズベリーは木苺のことで、日本では冷凍になったものが1年中入手できますが、そのまま食べると酸味が強い果物です。ラズベリーにはコラーゲンの生成に関わり、肌のシミやシワを予防してくれるビタミンCが豊富に含まれます。多くのベリー類に含まれるのがアントシアニンで、これはポリフェノールの一種で、目に良いと言われています。
その他にも葉酸やカルシウムも含まれるので、胎児や乳児の健康のためにも妊娠・授乳中にはおすすめの果物です。(※11、12、13)
赤い食べ物の一覧【魚介類】
赤い食べ物の魚介類編には、日本人がよく食べるものが多いです。
・かに
・マグロ
・えび
・赤魚
・金目鯛
・鯛
・いくら
・たこ
・鮭
・赤貝
魚介類で赤いものは、お寿司のネタとして知られる身近な魚が多いです。赤い魚介類には抗酸化作用が期待されるアスタキサンチンを含むものが多いですが、皮だけが赤いものは、身だけを食べてもアスタキサンチンは摂取できません。
①マグロ
マグロは赤身の魚の代表的なもので、これに含まれる健康効果が期待される主な栄養素は下記の通りです。
・DHA
・EPA
・タウリン
・鉄分
・タンパク質
マグロの赤身には良質なタンパク質が豊富に含まれ、この成分は筋肉や髪など体を作るもので、三大栄養素の一つです。また、マグロの赤身は高タンパク低脂肪で、カロリーも低く、ダイエット中でも積極的に取りたい食材です。
一方、トロの部分に豊富に含まれるDHAは、脳細胞を活性化する効果があります。またEPAには血液をサラサラにする効果があり、中性脂肪値が下がり動脈硬化など、生活習慣病の予防になります。(※14、15、16)
(*マグロの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②鮭
鮭に含まれる健康効果が期待される主な栄養素は下記の通りです。
・アスタキサンチン
・DHA
・EPA
・ビタミンB群
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
鮭は体に良い栄養素の宝庫で、スーパーフードと呼ばれるほどです。紅鮭に多く含まれるアスタキサンチンはビタミンCの約6000倍もの抗酸化作用があり、疲労回復や肌のシミ・シワの防止にもなります。
また、鮭はビタミンB群が豊富なことでも知られ、これらは糖や脂質の代謝を助ける働きがある栄養素でダイエットに効果が高い成分です。鮭は焼き魚にすれば赤い彩りにもなり、お弁当にぴったりで、鮭弁当や鮭おにぎりなどにおすすめです。(※17)