赤い食べ物の名前一覧|栄養価・効能が豊富?正月・還暦祝い向きな縁起物も紹介!
【管理栄養士監修】赤い食べ物といえば何があるか知っていますか?今回は、赤い食べ物を〈野菜・魚介類・果物・お菓子〉など食材の種類別に紹介します。お正月や還暦祝いなどに食べたいおめでたい赤い食べ物や、赤色の効果・特徴についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
梅干しに含まれる健康効果が期待される主な栄養素は下記の通りです。
・クエン酸
・マグネシウム
・鉄
・カリウム
・カルシウム
梅干しは赤い食べ物だからだけでなく、しわができるまで長生きしようとの意味で、結婚式の引き出物にも使われます。また、梅干しは古くから日本に伝わる健康食材で、多くの健康効果が期待されるものです。クエン酸はエネルギーの代謝をよくし、疲れの原因となる乳酸を分解します。
特にビタミンB群とともに摂取することでさらに代謝が高まるので、ダイエットにも効果的です。そのほかにもむくみの解消に効果が期待できるカリウムや、貧血防止効果のある鉄分、骨粗鬆症予防になるカルシウムまで含まれています。お弁当に入れれば、抗菌効果があるため腐敗防止になり、赤い彩りが良いアクセントになります。(※20、21)
(*梅干しの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
赤い食べ物の一覧【調味料】
赤い食べ物の中で調味料になるものもいくつかあります。
・唐辛子
・パプリカパウダー
・ピンクペッパー
・サフラン
・カイエンペッパー
・コチュジャン
・赤味噌
・サルサソース
・ラー油
・もみじおろし
赤い調味料には辛いイメージを持つ人が多いかもしれませんが、実際に唐辛子を使ったものが多いようです。しかし、サフランやパプリカパウダー、赤味噌など辛くないものもあります。調味料の場合は、お弁当や料理に彩りを添えるのではなく、深みを与えたりアクセントをつけたりといった役割があります。
①唐辛子
唐辛子に含まれる健康効果が期待される主な栄養素は下記の通りです。
・カプサイシン
・βカロテン
・ビタミンC
・ビタミンE
辛く赤い食べ物の唐辛子は、中華料理や韓国料理のイメージが強いですが、原産はメキシコで南アメリカ大陸では野菜のように炒めて食べられています。唐辛子を使った調味料には、チリペッパーや七味唐辛子・ラー油・コチュジャンなど各国料理に合わせて加工され、使われます。
唐辛子に含まれるカプサイシンは、辛味を感じる成分で、唐辛子の赤い皮に多く含まれるものです。唐辛子には血行促進、発汗作用や抗菌作用がある他、脂肪の分解を促す働きがあるためダイエット効果も期待できます。そのほかにも生活習慣病の予防になるビタミンEや、美肌効果のあるビタミンCなども含まれています。(※22)
(*唐辛子の栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②赤味噌
赤い調味料の赤味噌には、体に良い栄養素が豊富に含まれます。
・大豆イソフラボン
・メラノイジン
・乳酸菌
・大豆ペプチド
赤味噌は中部地方でよく食べられている味噌で、大豆に麹を使って発酵させたお味噌です。大豆を蒸して作るため、メイラード反応が起こり、それを長期熟成させることで赤褐色に変化します。赤味噌は原料の違いで米味噌、豆味噌、麦味噌に分類され、豆味噌は他の味噌に比べ大豆ペプチドの量が約10倍と多いのが特徴で、この栄養成分には血管拡張作用があり高血圧予防に効果的です。
メイラード反応によりできるメラノイジンは、血流の改善に役立ち、強い抗酸化作用によりコレステロール値を下げ動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。他にも赤味噌には腸内環境を改善してくれる乳酸菌や、女性ホルモンに似た働きを持つ大豆イソフラボンも含むおすすめの調味料です。(※23、24、25)
赤い食べ物はさまざま!
赤い食べ物には、野菜や果物だけでなく唐辛子などの辛い調味料など様々なものがあることを紹介しました。また、赤はおめでたい色なので、赤い食べ物はお正月やお祝い事の料理でも使われることがあります。料理の彩りになり、気分を明るくし食欲を増進させる効果を持ち、健康の維持、向上に欠かせない栄養素もたくさん含む赤い食べ物を食べてみましょう。