赤い食べ物の名前一覧|栄養価・効能が豊富?正月・還暦祝い向きな縁起物も紹介!
【管理栄養士監修】赤い食べ物といえば何があるか知っていますか?今回は、赤い食べ物を〈野菜・魚介類・果物・お菓子〉など食材の種類別に紹介します。お正月や還暦祝いなどに食べたいおめでたい赤い食べ物や、赤色の効果・特徴についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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赤い食べ物といえば…?
トマトなどの赤い食べ物は、料理の中に入っていると明るい気分になり、食欲も増すことでしょう。特にお弁当の中に赤いものがあると彩りになって、料理が美味しそうに見えます。そこで赤い食べ物はどんなものがあるのか、赤い食べ物特有の効果や特徴について紹介します。
赤色の効果・特徴
赤い食べ物には鉄分を含むものが多く、他にもタンパク質やビタミン・ミネラル・ポリフェノールのような色素や香りなどのフィトケミカルも豊富です。それらの栄養素には、免疫力を高める、血行をよくする、老化を防ぐなどの健康に役立つ様々な効能が期待できます。また、代謝を促すことでダイエットや美肌にも効果が見込める赤い食べ物もあります。
赤い食べ物の一覧【野菜】
赤い野菜は夏野菜を中心に、スーパーの店頭でもよく見かけます。
・トマト
・赤パプリカ
・赤ピーマン
・赤タマネギ
・紅芯大根
・ニンジン
・ラディッシュ
・ビーツ
・ミョウガ
・とうがらし
赤タマネギなど、通常白いものが赤くなっている場合は、アントシアニンなどのポリフェノールが含まれ、老化防止や美容に効果があると言われています。赤い野菜は緑の野菜とともに調理すれば、色鮮やかな料理になります。
①トマト
トマトに含まれる健康効果が期待される主な栄養素は下記の通りです。
・リコピン
・βカロチン
・ビタミンC
・13-oxo-ODA
トマトに含まれる栄養素の中で、特筆すべきなものは、何と言ってもリコピンです。この成分はビタミンEの約100倍の抗酸化力があり、βカロチンとともに動脈硬化やがんなどの生活習慣病を防ぐ効果があると言われています。
13-oxo-ODAは肝臓内で脂肪燃焼のために働くタンパク質の量を増やす作用があるため、血糖値が低下し、ダイエットにも効果的です。トマトの中でもミニトマトはお弁当に入れやすく栄養効果だけでなく、赤い色がきれいで彩りになります。(※1、2、3、4)
(*トマトの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②赤パプリカ
赤パプリカに含まれる健康効果が期待される主な栄養素は下記の通りです。
・βカロチン
・ビタミンC
・ビタミンE
赤パプリカには他の色のパプリカに比べ、β-カロチンとビタミンCを多く含む特徴があります。βカロチンには抗酸化作用があり、目などの粘膜を丈夫にし免疫力を高めてくれます。ビタミンCはβカロチン同様、抗酸化作用がありコラーゲン生成に関わるため、肌のシミやシワを防ぎ傷や炎症に効果があると言われる成分です。
パプリカは生でも加熱しても食べられ、炒め物やピクルスなど様々な料理で赤い色や味わいを愉しむことができるでしょう。(※5)
(*パプリカの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
藤田彩実
管理栄養士
ミニトマトには普通のトマトの3倍のリコピン、2倍のβカロチンが含まれます。一方、普通のトマトは水分量が多く、ミニトマトよりも低カロリーです。
(*赤い野菜の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)