コーヒーのカロリー・糖質は?砂糖・ミルクで高くなる?ダイエット効果や飲み過ぎの注意など紹介!
【管理栄養士監修】コーヒーのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、コーヒー(1杯)のカロリー・糖質量を〈牛乳・ミルク〉入り別や他の飲料と比較しながら紹介します。コーヒーのダイエット効果にくわえ、飲み過ぎの注意点や発ガン性の真偽も解説するので、参考にしてくださいね。
目次
コーヒーの飲み過ぎの注意点は?
体に良い効果が期待出来るコーヒーですが、飲みすぎの注意点などはあるのでしょうか?気を付けたいポイントを紹介します。
①利尿作用による脱水症状
コーヒーの代表的な成分であるカフェインは、眠気の解消や脂肪燃焼効果の他にも腎臓の血管を広げ、不要な水分を体外に排出させる利尿効果もあります。体内の水分が調節されるので利尿作用も悪い物ではありませんが、過剰摂取によって脱水症状になるのでは、といった意見もあります。
ただ、カリフォルニア大学の研究結果によると、コーヒーから摂取した水分以上の量は排出されず、脱水症状の心配はないとされています。個人の体調などによってはコーヒーで脱水症状になることはあるかもしれませんが、適量を飲む分には問題無いでしょう。
永倉沙織
管理栄養士
朝にコーヒーを飲む方が多いかと思いますが、起床時の体は脱水の状態に近いです。まずはお水をしっかりと飲んでからコーヒーを楽しみましょう!
②胃腸を荒らす
カフェインには、活発に胃酸を分泌させる働きもあります。活発というと聞こえは良さそうですが、胃酸過多により胃を荒らす可能性があるとされています。
特に食事前にコーヒーを飲んでしまったり、胃腸が強くない人がコーヒーを飲む際は特に注意が必要でしょう。胃炎や下痢などの原因にもなってくるので、心配な人はミルクを入れるなどの対策を行うのがおすすめです。
③寝つきが悪くなる
カフェインには覚醒作用があり頭をすっきりとさせてくれますが、飲むタイミングを間違えてしまうと夜なかなか寝付けなくなる可能性があります。
カフェインの影響が強い人と弱い人とがいるので一概には言えませんが、心配な人は夜にコーヒーは避けた方が良いでしょう。カフェインレスコーヒーも気軽に購入できるようになってきたので、こちらを利用するのも手です。
(*コーヒーを飲み過ぎた場合の副作用について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
コーヒーに発ガン性があるのは本当?嘘?
コーヒーに含まれる成分に、発癌性物質があるといった話もあります。毎日飲む人にとっては特に気になる話ですが、これは本当なのでしょうか?
癌を予防する効果がある可能性が高い
以前は発癌性があるとされていたコーヒーですが、現在では癌を予防する効果があるといった説が有力である様です。理由ははっきりしませんが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を改善し、糖尿病になりにくくすることで併発しやすい肝臓がんなども予防できるとされています。
大腸がんや卵巣がんなどへの効果はデータが不十分である様ですが、肝臓がんや子宮体がんのリスクを下げる可能性はあると考えられている様です。