わさびの栄養や効能は?ダイエットにも?体に良い・悪い効果も解説!

【管理栄養士監修】わさびに含まれる栄養素を知っていますか?どんな効能・効果があるのでしょうか?今回は、わさびの栄養成分や体に良い効能に加え、チューブわさびの効果や、食べ過ぎによる体に悪い・害のあるデメリットについても紹介します。栄養を効率よく摂る食べ方・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 平島さゆり
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創業約年の麹屋生まれ。学校、給食委託13年を経て病院管理栄養士13年(臨床・NST)...
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創業約100年の麹屋生まれ。学校、給食委託13年を経て病院管理栄養士13年(臨床・NST) 食べていけないものはないをモットーに臨床データを病態毎に観察し完食してもらえる献立を探求。美味しい病院食が専門誌に。うんちを嗅ぎ下痢改善ほか学会発表。栄養指導1万人超。食の力、素晴らしさを伝えるため20代から 173cmの体型維持、2022ミセス関西コレクション九州で3受賞。2023九州BC講師。手作り麹と栄養学・陰陽五行で健康美人のWSは常に満席。リバウンドなし腸活うん活食べるダイエット実施中。マルシェも出店

目次

  1. わさびはどんな食材?
  2. わさびの旬や選び方
  3. わさびの栄養にはどんなものがある?
  4. ①カリウム
  5. ②カルシウム
  6. ③ビタミンC
  7. ④ビタミンB1
  8. ⑤リン
  9. わさびの体に良い効果・効能とは?
  10. 体に良い効果①:ダイエット効果
  11. 体に良い効果②:美容効果
  12. 体に良い効果③:鼻炎を改善してくれる
  13. 体に良い効果④:抗ガン作用
  14. 体に良い効果⑤:殺菌してくれる
  15. 体に良い効果⑥:血流を改善する
  16. 体に良い効果⑦:肝臓の解毒作用を促進する
  17. わさびの食べ過ぎは体に悪い?デメリットも?
  18. ①下痢になる
  19. ②味覚に障害が出る
  20. ③吐き気・めまいを感じる
  21. わさびのチューブタイプでも効果ある?ない?
  22. チューブわさびには西洋わさびが使われているため効果が薄い
  23. 本わさびチューブなら効果が期待できる
  24. わさびの栄養成分を効率よく摂れる食べ方・使い方は?
  25. ①魚類やキノコと共に食べる
  26. ②おろしてすぐ使う
  27. ③加熱しないで使う
  28. わさびの栄養が摂れるレシピのおすすめ
  29. ①わさびパスタ
  30. ②アボカドとクリームチーズの塩麹わさび和え
  31. ③トンテキわさびバターソース
  32. わさびは栄養豊富な食材

6-メチルチオヘキシルイソチオシアネートは抗がん作用にも効果的で、がんの予防に大きな期待が寄せられている成分です。がんは特に胃がんが発症しやすく重症化しやすい病気ですが、6-メチルチオヘキシルイソチオシアネートはがんの原因となる物質を外に排出する働きがあります。(※11)

体に良い効果⑤:殺菌してくれる

わさびに含まれるアリルイソチオシアネートは、抗菌作用を働かせてくれる成分であり、夏場の食中毒に効果的と言われています。加熱せずに食べる寿司にわさびを使われているのも江戸時代からで、冷蔵庫のない時代には重要な役割を持っていました。

最近ではわさびの成分が塗布された食中毒予防のお弁当用のシートも販売されているため、わさびが使えない子供の弁当にも活用できます。さらにアリルイソチオシアネートの殺菌効果は食べ物だけではなく、口の中の菌を殺菌する効果もあるため口臭予防としても効果的です。

体に良い効果⑥:血流を改善する

わさびに含まれているイソチオシアネートは、血栓症を予防する働きがあり人間の血液に関わる健康を向上してくれます。たんぱく質は人間の生命維持に欠かせない栄養成分ですが、たんぱく質は血小板を固めるデメリットもあります。アリルイソチオシアネートを含むわさびを食べることで、たんぱく質の働きを抑制してくれるため、血流の改善が期待でき、おすすめです。

体に良い効果⑦:肝臓の解毒作用を促進する

美容効果があることで説明したスルフィニルですが、肝臓の解毒作用にも作用しています。野菜の中でも効果が一番高く、解毒作用の強い野菜である玉ねぎを大きくしのぎます。結果的に肌荒れなどの肌トラブルやがんの発生の抑制につながりますが、このスルフィニルは6-メチルチオヘキシルイソチオシアネートと同じく西洋わさびには含まれていません。

わさびの食べ過ぎは体に悪い?デメリットも?

わさびの旬は短く貴重であるため、生の状態のわさびを見かけたらついたくさん使いたくなりますが、わさびを食べすぎたときに体に及ぼす作用や悪影響はあるのでしょうか。ここではわさびの食べ過ぎによるデメリットを紹介します。

①下痢になる

わさびには整腸作用がありますが、食べ過ぎれば効果が高まり過ぎてしまい、下痢や腹痛を起こす可能性があります。いくらわさびが体に良いと言っても、刺激物であることには変わりありません。わさびの一日の適量は3g程度と言われているため、量を守って食べるようにしましょう。

平島さゆり

管理栄養士

わさびの辛み成分は、人によっては刺激になることもある為、お子様や胃・十二指腸潰瘍や大腸炎、痔などの消化管の疾患をお持ちの方はお控え頂くことをお勧めします。

②味覚に障害が出る

わさびの特徴の一つである鼻に抜けるような刺激はくせになる人もおり、一度にたくさん食べる人もいるようです。しかしわさびを食べ過ぎると、刺激が強すぎて味覚に障害が出る可能性もあるため、体に良いと思っていても本末転倒の結果になりかねないので、注意しましょう。

平島さゆり

管理栄養士

刺激を抑えるために、するおろしてすぐではなく、少し時間をおいてお召し上がりいただくと、辛みが少し和らぎますよ♪

③吐き気・めまいを感じる

わさびを食べ過ぎると吐き気やめまい、そのほかの体調不良を引き起こす原因となります。体調不良を感じたらすぐに食べるのを中止し、症状が治まらないようなら医師に相談するようにしてください。

(*わさびを食べ過ぎた時にどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

わさびを食べ過ぎるとどうなる?下痢や病気に?1日の適量や効能なども紹介!

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