玄米を食べ続けた結果・口コミ|痩せた?腹持ちが良いって本当?
【管理栄養士監修】玄米を食べ続けた結果、どうなるのか知っていますか?今回は、玄米を食べ続けた結果を<痩せた・便通が良くなった>などメリットや<まずい・美味しくない・手間がかかる>などデメリット別に紹介します。食べやすい玄米や、玄米を食べ続けるための炊き方・下ごしらえ方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
玄米が腹持ちが良く、血糖値の急上昇を妨げるなど良い点について紹介してきましたが、逆に玄米を食べ続けることで良くなかったことを紹介します。玄米を食べたい方は、玄米の短所を理解した上で、白米から切り替えましょう。
①まずい・美味しくない
味については好みの部分が大きいですが、玄米は白米に比べて硬く、ぽそぽそした状態です。そのため何度も噛んでいくうちに、お米のほのかな甘さを感じるようになります。
カレーや丼物などを上に何かをかけて食べれば玄米独特な味や食感が軽減されますが、玄米を単独で食べた場合は、その特徴が強調されます。白米独特のもっちりした美味しさはないので、まずい・美味しくないと感じる人もいます。
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でも玄米は正直あんまり美味しくない(๑´・ω・`)
昔、一時期母がハマってて、小一年くらい圧力鍋で炊いた玄米食べさせられてたんだけど、気がつくといつの間にかやめてた
白いごはんやっぱり美味しいもんね…
(*玄米のまずい原因や美味しい食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②良く噛まないと効果が薄い
玄米は籾殻がついている状態なので、白米に比べ硬く、消化が悪いです。そのため腹持ちもいいですが、よく噛んで食べないと、玄米は消化されずそのまま排便されてしまいます。またよく噛むことは満腹中枢を刺激し、食べ過ぎの防止になるので、よく噛まなければダイエット効果も期待できません。
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最近はお米は完全に玄米にしているけど、5分づき→3分づきと段階を踏んでいったら自然と玄米ご飯が美味しく食べられるようになった。
しかも硬いからそれだけよく噛む為、白米の3倍くらいの時間をかけて結果お腹いっぱい→食べ過ぎ防止になっている。
③炊飯前に24時間以上水につける必要があり手間がかかる
玄米を食べる場合、炊く前に24時間以上水につける必要があります。これはかなり手間のかかる作業ですが、長時間水につける理由は玄米は硬く十分に水分を含ませて柔らかくするだけでなく、玄米毒といわれるアブシジン酸を無害化するためです。アブシジン酸とは植物全般に含まれる化合物です。
また玄米に含まれるフィチン酸は、鉄や亜鉛などのミネラルの摂取を阻害する成分といわれ、玄米を食べることでミネラル不足になるなど、健康に悪い可能性があります。しかし、玄米は発芽玄米にすることでフィチン酸が分解され、安全なリンに変えることができます。玄米の胚芽を発芽状態にさせるためには、24時間以上水につけることが必要です。(※6、7、8)
(*玄米の毒について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
平島さゆり
管理栄養士
アブシジン酸は、植物の成長や生理活性を調節する「植物ホルモン」として知られている化合物です。2021年11月に食品安全委員会からアブシジン酸についての安全性が公表されています。
平島さゆり
管理栄養士
フィチン酸は、体の有害物質を排出したり、ガン治療に有効など有益である面と、ミネラルの吸収を阻害したり、排出してしまったり(亜鉛が不足する等)有害な面も持っています。しっかり浸漬し、十分に咀嚼して、安全に楽しく取り入れていきましょう(^_−)−☆
④玄米を食べるよりサプリメントの方が効率が良い
玄米を美味しく感じられる場合は良いですが、健康のためにまずい・美味しくないのに栄養を摂取するために我慢して食べているのであれば、サプリメントを飲む方が効率的です。
白米に比べて玄米にはビタミンやミネラル・食物繊維といった栄養素を豊富に含みますが、これらの成分はサプリメントで摂取することが可能なので、無理に玄米から摂取する必要はありません。
(*玄米の肝臓への影響やデメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)