プルーン1粒のカロリー・糖質は?ダイエット効果ある?食べ過ぎの注意点も紹介!
【管理栄養士監修】プルーンのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、プルーン(1粒)のカロリー・糖質量を〈生・乾燥〉別や他のドライフルーツと比較しながら紹介します。プルーンの栄養価とダイエット効果や、食べ過ぎに注意すべき理由も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- プルーンのカロリー・糖質量は?
- プルーン(1粒)のカロリー・糖質
- プルーンのカロリー・糖質量を他のドライフルーツと比較
- プルーンの栄養価と効能は?ダイエット効果あり?
- ①食物繊維|便秘解消・整腸効果
- ②カリウム|むくみ解消
- ③葉酸|細胞の形成
- ④鉄分|貧血防止
- ⑤ビタミンA|粘膜を健康に保つ
- プルーンのダイエット向きなポイントは?
- GI値が低く血糖値が上がりにくい
- プルーンは食べ過ぎに注意?理由は?
- ①下痢になりやすい
- ②果糖は中性脂肪になりやすい
- プルーンは1日何個までが良い?
- 1日で3〜5粒まで
- プルーンのダイエット向けの活用レシピ
- ①プルーンとバナナのスムージー
- ②プルーンとバナナと豆腐のババロア
- ③紅茶のプルーン
- プルーンのカロリーに注意して食べよう
④鉄分|貧血防止
鉄分は血液中のヘモグロビンを構成している成分で、妊娠中・授乳中の人に特に意識的に摂取する必要のある成分です。血中の酸素運搬に強く関係のあり、貧血防止にも一役買います。しかし、鉄分が欠乏した場合、体内に血液が行き渡らないため、イライラや集中力の低下なども引き起こされる可能性があります。
生プルーンの約5倍の鉄分を含む乾燥プルーンを食べて、鉄分を摂取しましょう。(※5)
⑤ビタミンA|粘膜を健康に保つ
ビタミンAは、鼻や喉の粘膜で細菌から体を守り、目の健康を保つ役割があります。肝臓に蓄えられる成分なので、日常生活で欠乏することはほぼありませんが、欠乏するとアレルギー・感染症などにかかりやすく、女性は婦人科系のトラブルが起こりやすくなります。肌荒れやニキビ、髪の潤いがなくなるなど、美容にも影響がでるので、しっかりと補給しておきたい成分です。
プルーンのビタミンAは豊富なβカロテンとして存在し、体内でビタミンAに変わり働きます。活性酸素の生成を抑制する効果があり、強い抗酸化作用があるので、老化防止も期待ができます。βカロテンは、乾燥プルーンに生プルーンの約3倍含まれるので、乾燥プルーンの方が美容や健康効果が大きいですね。(※6)
(*プルーンの栄養価や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
プルーンのダイエット向きなポイントは?
プルーンのダイエット向きなポイントはどのようなところなのか紹介します。
GI値が低く血糖値が上がりにくい
GI(グリセミック指数)値とは、体内に食品を取り入れた時の血糖値が上昇するまでの時間を数値化したものです。一般的には55以下が低いと言われていますが、プルーンはこのGI値が29と低く、食べてもすぐに血糖値が上がらない食材ということがわかります。血糖値の急激な上昇はインスリンの分泌を促し脂肪を蓄えやするため、ダイエット向きと言えます。(※7)
プルーンは食べ過ぎに注意?理由は?
栄養豊富なプルーンですが、食べ過ぎは体に良くないのでしょうか。原因を詳しく解説していきます。
①下痢になりやすい
便秘解消に役立つプルーンですが、一方で大量に食べすぎるとお腹を下しやすくなります。その原因はプルーンに含まれる「ソルビトール」という甘み成分で、便通をよくするために便の水分の量を増やして柔らかくする効能があり、一般的な便秘薬にも使われているほどの効果があります。食べ過ぎに気をつけるだけでなく、体の調子をみながら食べることが大切です。
また、食物繊維の取り過ぎもお腹をゆるくする原因になります。ソルビトールほどの強い効果ではありませんが、乾燥プルーンは生のプルーンよりも多い食物繊維が含まれるので食べ過ぎには注意が必要です。
②果糖は中性脂肪になりやすい
果物はビタミンやミネラルが豊富でダイエット中に食べても太りにくいイメージがありますが、実は果物に含まれる「果糖」は中性脂肪になりやすいと言われています。果糖のほとんどは肝臓で代謝をされ、インスリンを必要とせず、血糖値も上げにくいのですが、エネルギーとして変換もされないので、中性脂肪として蓄積されやすい糖質類です。
比較的カロリーが低くても、ダイエット中の果物の多量摂取は逆効果になってしまう可能性があるので、食べ過ぎには注意しましょう。
(*果物が太りやすいかどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)