牛肉のカロリーを部位別に比較!ダイエット向きな部位・調理法など紹介!
【管理栄養士監修】牛肉のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、牛肉のカロリー・糖質量を【部位別】【牛・鶏】と比較しながら、一番ヘルシー・高タンパクな部位など紹介します。〈茹で(しゃぶしゃぶ)・焼き・蒸し〉で、どれが牛肉のダイエット向きな調理法かや、ヘルシーレシピも紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
②ビタミンB群|代謝の補助
牛肉に多く含まれるビタミンB群は糖質や脂質・タンパク質の代謝を助ける大切な栄養素です。ビタミンB群の一つであるナイアシンは、精神を安定させる効果があるため、ダイエット中の食欲のコントロールをサポートします。
さらにビタミンB1は糖質の代謝を、ビタミンB12はタンパク質や脂質の代謝を促進するなど、ビタミンB群はダイエットに役立つ栄養素です。ビタミンB群は、体内で作ったり蓄えたりすることができないため、ビタミンB群を豊富に含む牛肉などから摂取することが大切です。(※3、4)
③L-カルニチン|脂肪燃焼
牛肉に含まれるL-カルニチンは、体内の脂肪を燃焼させる上で大事な役割を持つ栄養素です。人間の体は、加齢に伴って体内でL-カルニチンを作りだす量が減少し、脂肪が燃焼されづらくなります。そのため、余分な脂肪を増やさないためには牛肉などからL-カルニチンを補給することが大切です。
L-カルニチンは肉類の中では特に羊肉に多く含まれますが、牛肉の赤身にも多く含まれているので、ダイエット中は意識して取り入れると良いでしょう。
熊橋麻実
管理栄養士
その他に牛肉はミネラルも豊富で、普段の生活で摂りづらい鉄が多いのが嬉しいポイントです。特に、吸収率の良いヘム鉄が含まれるので、日頃の体調管理のためにも、牛肉はおすすめの食材です。
(*牛肉の栄養素や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
牛肉をカロリーオフ・ヘルシーにする食べ方は?
牛肉は高カロリー高脂質な食材ですが、ビタミンやタンパク質も多く含まれています。ここからは、できるだけカロリーを抑えながら、栄養分を効果的に摂取できる牛肉の食べ方を紹介します。
①赤身肉が多い部位を食べる
牛肉は、部位によってカロリーや脂質量が大きく違います。ダイエット中は、脂身の多いバラ肉やランプ肉よりも赤身の多いヒレやモモ・肩ロースなどを選ぶようにましょう。また、高カロリー高脂質のイメージがあるサーロインでも、和牛よりは輸入肉の方がカロリーが低くダイエット向きです。
(*赤身肉の部位について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②食物繊維を取り入れる
脂身が多い牛肉を食べる時は、野菜や海藻類・こんにゃくなどの食物繊維を多く含む食品を一緒に食べるのがおすすめです。食物繊維の働きによって脂質の吸収速度が遅くなるほか、食物繊維が余分な脂質の体外への排出をサポートします。
また、食物繊維が多い食べ物は噛む回数が増えて満腹中枢を刺激しやすいので、食べすぎ防止にも役立ちます。(※5)
③調味料に気を使う
牛肉は、ソースをつけて食べたり濃い味つけをして調理することも多いですが、ソースにもカロリーや糖質・脂質が含まれていることに注意が必要です。たっぷりとソースをつけるとその分カロリーオーバーしてしまうので、ソースの量に注意したり、塩コショウなどの低カロリーな調味料を活用すると良いでしょう。
塩コショウだけでは物足りない場合は、ワサビやスパイスなどの香辛料をきかせると満足感を感じやすくなります。