大学芋のカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット中の食べ方・作り方のおすすめも解説!
【管理栄養士監修】大学芋のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、大学芋(100g)のカロリー・糖質量を他のスイーツ類と比較しながら紹介します。大学芋のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフして作る方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- 大学芋のカロリー・糖質は高い?太る?
- 大学芋(100g)のカロリー・糖質
- 大学芋のカロリー・糖質量を他のデザート類と比較
- 大学芋(100g)のカロリー消費に必要な運動量
- 大学芋(さつまいも)にあるダイエット効果とは?
- ①腹持ちが良い
- ②便秘解消
- ③血糖値の上昇を抑える
- ④むくみ解消
- ⑤脂肪燃焼
- 大学芋のダイエット向きの食べ方は?
- ①さつまいもを皮ごと大学芋にして食べる
- ②空腹状態で食べない
- ③夜に食べない
- 大学芋をカロリーオフして作るには?
- ①さつまいもを揚げないで作る
- ②砂糖をパルスイートで代替する
- ③糖蜜の量を少なめにする
- 大学芋のダイエット向きカロリーオフレシピ
- 揚げない大学芋
- 油を使わない大学芋
- レモン風味の揚げない大学芋
- 大学芋のカロリーに注意して食べよう
②便秘解消
さつまいもには不溶性食物繊維が多く含まれており、体内に吸収されにくく胃の中で水分を吸収して膨らむため、便のかさ増しをしてくれます。ダイエット中は食事量が減って便秘になりやすいのですが、便の量が増えると腸の動きも活発になるため、便秘解消に効果的です。
便秘が解消されれば、体内に蓄積された老廃物が排出されやすくなるため、ダイエットだけでなく健康にも良いと言えるでしょう。(※3)
③血糖値の上昇を抑える
食物繊維には、腸で他の食物の吸収を抑制する働きがあるため、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。血糖値が上昇するとインスリンが分泌されますが、インスリンには血糖値を下げる働きのほかに、体内で余った糖分を中性脂肪として脂肪細胞の中へ取り込む働きもあります。
血糖値の上昇が急激であるほど、インスリンの分泌量が増えるので、太りやすい状態と言えるでしょう。ダイエット中はカロリーや糖質量だけでなく、血糖値が上がりにくい食べ物を選ぶことも重要なポイントです。大学芋は食物繊維が豊富なので、適量であればダイエット中に適したお菓子と言えます。
④むくみ解消
大学芋に含まれるカリウムは、余分な塩分を排出させる働きや利尿作用があり、体内の塩分量・水分量を調節してくれます。体内の塩分濃度が高くなると、バランスを取るために水分を体に貯め込んでしまいますが、これがむくみの原因となります。ダイエット中でむくみが気になる方は、カリウムが豊富な食品を食事に取り入れて体の水分バランスを整えましょう。(※5)
⑤脂肪燃焼
あまり聞きなじみがありませんが、大学芋にはクロロゲン酸と呼ばれる成分が含まれています。クロロゲン酸には糖質の分解・吸収を抑える働きがあり、脂肪の蓄積を抑えてくれます。また、既に蓄積されている脂肪を燃焼させる効果もあり、ダイエット中には嬉しい成分です。
住吉彩
管理栄養士
サツマイモは糖質も多いですが、ビタミンやミネラルと言った栄養素もたくさん含まれています。食べ過ぎには注意したいですが、ダイエット中の小腹が減ったときのおやつとしてはスナック菓子を食べるよりはいい選択肢の1つだと思います。
(*さつまいものダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
大学芋のダイエット向きの食べ方は?
カロリーや糖質が決して低いとは言えない大学芋ですが、ダイエット効果のある栄養成分も豊富に含まれていることが分かりました。ここからは、太る可能性を下げるために、ダイエット中はどのような食べ方をすれば良いか紹介していきます。
①さつまいもを皮ごと大学芋にして食べる
大学芋をダイエット中に食べる時には、皮ごと食べるのがおすすめです。さつまいもには食物繊維が豊富に含まれていますが、中身より皮の方が含有量が多いとされています。食物繊維だけでなく、さつまいもの皮にはビタミン、ミネラル、アントシアニン、クロロゲン酸など栄養成分が多いので、捨ててしまうのはもったいないです。
さらに、皮についた樹脂のような白い物質はヤラピンと呼ばれ、食物繊維に付着し、腸のはたらきをさらに活発にする効能があります。収穫後は白い乳液状ですが、時間が経ち乾燥すると黒い樹脂状になっているので、さつまいもを購入する時には皮の状態にも注目してみてください。腸内環境が良くなると、老廃物の排出効率が上がり、痩せやすい体に近づきます。
(*さつまいもの皮の栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②空腹状態で食べない
食事をすると血糖値が上がりますが、それが下降する時に人は空腹を感じます。つまり、空腹状態とは血糖値が下がっており、体が次に入ってくる糖質や脂質を吸収しようと準備している状態です。そのため空腹時に糖質を多く含むものを食べると必要以上に吸収され、脂肪として蓄積されやすくなります。
食事のデザートとして食べる場合はご飯などの炭水化物を控える、間食で食べる際に空腹状態の場合は先にサラダなどを食べておくなどの工夫をしましょう。(※4)