ゴーヤの栄養価と効果・効能がすごい!苦味が鍵?成分を逃さない食べ方も紹介!
【管理栄養士監修】ゴーヤに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、ゴーヤの栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。苦味が強くて苦手という人でも食べることができる方法やレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- ゴーヤはどんな食材?
- ゴーヤの旬や選び方
- ゴーヤのカロリー・糖質
- ゴーヤの栄養素と効果・効能は?苦味成分が重要?
- ①食物繊維
- ②カリウム
- ③ビタミンC
- ④モモルデシン
- ⑤ククルビタシン
- ゴーヤの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
- ①ゴーヤを加熱・生どちらでもOK
- ②ゴーヤの種・わたも食べる
- ③カットする前に水洗いする
- ④乾燥させてゴーヤ茶として飲む
- ゴーヤを食べる際の注意点は?
- ゴーヤを食べ過ぎない
- ゴーヤの苦味を取る方法はある?
- ①苦味が少ないゴーヤの選ぶ
- ②下ゆでする
- ③完熟した黄色のゴーヤを食べる
- ゴーヤの栄養がとれるレシピのおすすめ
- ①ゴーヤチャンプル
- ②ゴーヤのツナマヨサラダ
- ③ゴーヤの肉詰め
- ④ゴーヤ入りキーマカレー
- ゴーヤは栄養豊富な食材
ビタミンCと言えば、レモンやオレンジなど酸味のあるフルーツに含まれているイメージがありますが、実はゴーヤにも含まれています。レモン100gのビタミンCは50㎎なのに対して、ゴーヤは76㎎とレモンよりも多く含まれており、夏の紫外線によるシミ・シワ予防に効果的な栄養素です。
ビタミンCを多く含み、美肌効果のあるゴーヤを夏には積極的に食べましょう。ビタミンCには、免疫力向上やストレスの緩和、活性酸素の働きを抑えるなど美容への効能以外に健康面でも役立ちます。(※4)
④モモルデシン
ゴーヤに含まれる苦み成分は、モモルデシンと呼ばれる成分によるものです。油を使用した調理でよりモモルデシンの吸収率が上がるため、ゴーヤチャンプルなど炒め物にして摂るのが良いでしょう。モモルデシンはゴーヤにのみ含まれる栄養素で、胃粘膜の保護や胃液の分泌など胃の働きを活発にする働きや血糖値や血圧を下げる健康への効能もあります。
⑤ククルビタシン
ククルビタシンもゴーヤの苦味成分の一つで、抗酸化作用やガン予防、毛細血管強化などの効能がある栄養素です。このククルビタシンは、ゴーヤだけでなく、キュウリ・ズッキーニ・カボチャ・スイカ・メロンなどウリ科の植物に含まれています。
(*ゴーヤのダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ゴーヤの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
栄養豊富なゴーヤですが、効率よく栄養素を摂る方法はあるのでしょうか。効率よく栄養成分を摂るための、ポイントを紹介します。
①ゴーヤを加熱・生どちらでもOK
ゴーヤの栄養成分をしっかり摂るために、苦味の分かりやすい生で食べたほうが良いのではと思う人も多いですが、ゴーヤは加熱・生どちらでもOKの野菜です。特に多く含まれているビタミンCは、水溶性のため通常加熱すると失われやすい栄養素ですが、ゴーヤのビタミンCは加熱しても壊れにくく、生食との差もありません。
油を使って加熱する炒め物や揚げ物、サラダや酢の物、生ジュースなど、どの食べ方でもしっかりゴーヤのビタミンCを取ることができます。
(*ゴーヤの生食について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
②ゴーヤの種・わたも食べる
下処理で捨ててしまうゴーヤの種とわたは果肉の3倍もの栄養素が含まれており、食べることができます。食べるときには、そのまま輪切りにして天ぷらにしたり、わたの部分を味噌汁やスープの具材として使うのがおすすめです。加熱することで種もポリポリとした食感でたのしめます。
ゴーヤの苦味が好きな人や栄養成分を残さず摂りたいという人は、ぜひわたと種も食べてみてくたさい。
(*ゴーヤの赤い種について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③カットする前に水洗いする
ゴーヤの苦味成分モモルデシンは、水溶性のため長時間水にさらしておくと栄養素が流れてしまいます。水にさらすことで苦味は少なくなりますが、葉酸など必要な栄養素も流れるため出来るだけカット前に水洗いしてその後は水にさらさないようにしましょう。