牡蠣にあたる確率・原因は?症状別の対処法や予防・対策の仕方も紹介!

【管理栄養士監修】牡蠣であたるのはなぜか知っていますか?今回は、牡蠣であたる原因や、症状は何時間後に出るかに加えて、あたりやすい時期や、確率についても紹介します。牡蠣にあたった場合の対処法や、予防・対策なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 小林花菜
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「健康的に一生飲兵衛」。身内が病気で大好きなお酒をやめた事をきっかけに、このテーマで活動開始。管理栄養士として営業職、給食・...
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「健康的に一生飲兵衛」。身内が病気で大好きなお酒をやめた事をきっかけに、このテーマで活動開始。管理栄養士として営業職、給食・栄養管理に5年間従事。フードコーディネーターの資格保有。病気が発症する前「未病」の段階で、健康状態への改善が目標。インスタグラムで北海道の食や栄養情報「酒飲みのための栄養メモ」、COOKPADでレシピを発信。

目次

  1. 牡蠣にあたるのはなぜ?原因は?
  2. 牡蠣にあたる原因は4種類ある
  3. 牡蠣を食べてから症状が出るのは何時間後?何日後?
  4. ①食後30分後に症状が出た場合
  5. ②食後1~2時間後に症状が出た場合
  6. ③数時間後〜2日までに症状が出た場合
  7. 牡蠣にあたる確率は?あたりやすい時期は?
  8. 牡蠣を食べてあたる確率は明確ではないが、、、
  9. 牡蠣のあたりやすい時期は12~1月
  10. 牡蠣は一度あたるとあたりやすくなる?
  11. 牡蠣は一度あたったら2回目以降もあたりやすくなる訳ではない
  12. 牡蠣にあたった場合の対処法は?
  13. ノロウイルスの場合は1~3日安静にして様子を見る
  14. ノロウイルスは他の人にうつることがあるので要注意
  15. 牡蠣にあたらない対策・予防方法は?
  16. ①生食用の牡蠣を選ぶ
  17. ②しっかりと加熱する
  18. ③産地で食べる牡蠣を選ぶ
  19. ④寒い時期に食べるのを避ける
  20. ⑤あたらないように養殖された牡蠣を食べる
  21. ⑥牡蠣の殻に口をつけない
  22. 牡蠣を食べ方には注意しよう

牡蠣にあたらない対策・予防方法は?

注意をして牡蠣を食べても、ノロウイルスや腸炎ビブリオによる食中毒を引き起こす可能性があります。しかし、牡蠣の食べ方や調理方法に気を付けることであたる確率を下げることは可能です。ここでは、牡蠣にあたる確率を下げる対策を紹介するので参考にしてください。

①生食用の牡蠣を選ぶ

スーパーなどで市販されている牡蠣は主に生食用と加熱用の2種類がありますが、生で食べる場合には必ず生食用の牡蠣を選んでください。生食用の牡蠣は、保健所に指定された海で漁獲されているため細菌やノロウイルスを含んでいる可能性が下がります。

それ以外の海で獲れた牡蠣は加熱用となり、ウイルスや細菌を含んでいる可能性があるため生で食べるとあたる確率が高くなるのです。

②しっかりと加熱する

牡蠣はしっかりと加熱時間をとることであたる確率を下げることができます。ノロウイルスなどのウイルスは、85℃以上で90秒間加熱することで感染力を失うと言われています。

カキフライにして食べる時は、180℃程度の油で4分以上加熱することで感染する確率を大幅に下げることができるでしょう。ただし、きちんと加熱したカキフライでもあたる可能性があるので注意してください。

(*牡蠣の加熱時間や冷凍・カキフライで当たる危険について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

牡蠣の加熱時間は何分必要?ノロウイルス・食中毒を防ぐには?電子レンジ・フライパンなど方法別に解説!
冷凍牡蠣であたるって本当?カキフライ・加熱後でも?原因と対策を紹介!
カキフライであたるの?冷凍でも?食中毒の症状や何時間後に現れるのか解説!

③産地で食べる牡蠣を選ぶ

牡蠣の食中毒は含まれるウイルスや細菌、貝毒が原因していますが、初めから牡蠣に含まれているわけではありません。牡蠣は海水を取り込むことで餌となるプランクトンを食べますが、この際に食中毒の原因を蓄積してしまいます。

環境が悪い海で育った牡蠣は、ウイルスや細菌、貝毒が蓄積されている可能性も高まるため、保健所が定めた海で育った牡蠣を食べることがおすすめです。

④寒い時期に食べるのを避ける

牡蠣は海水温が低下すると海水を体内から放出する力が弱まるため、ウイルスや細菌、貝毒を蓄積しやすくなります。そのため、生で食べることで当たる確率が高くなるでしょう。牡蠣は冬が旬のイメージがありますが、様々な種類が存在していて夏に旬を迎える品種もいます。あたる確率を避けたいなら、寒い時期に食べることを控えるのがおすすめです。

⑤あたらないように養殖された牡蠣を食べる

最近は、あたらない牡蠣を養殖する研究が進められています。食中毒の原因となるウイルスや細菌を含んでいない海水で養殖するなどして、あたりにくい牡蠣が誕生しているのです。このような牡蠣を選ぶことで生で食べてもあたる確率を下げることができるでしょう。

⑥牡蠣の殻に口をつけない

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