柿の栄養素と効能は?葉・皮にも豊富?食べ方のコツや食べ過ぎの注意点も紹介!
【管理栄養士監修】柿に含まれる栄養素を知っていますか?きれいに色づいた柿は、秋の実りの豊かさを感じさせてくれますね。今回は、柿の栄養成分・効能に加え、栄養素が効率的に摂れる調理法・食べ方を紹介します。食べ過ぎなど注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
伊藤祥子
管理栄養士
柿の葉にはポリフェノールの一種、アストラガリンが含まれています。アレルギー反応を抑えるため、花粉症予防に効果的だと言われています。
(*柿の皮ごと食べるメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②焼き柿・干し柿にして食べる
柿は焼くことで、GABAやシトルリンといったアミノ酸が2倍・3倍になるそうです。GABAは自律神経を整え、シトルリンは血行促進による持久力増加や冷えの改善、アンチエイジング効果などがあります。焼いて食べるのも良いかもしれませんね。
また、干し柿で食べると栄養成分が凝縮されるため、同様におすすめの食べ方となっています。
(*干し柿の栄養価・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
柿の食べ方の注意点は?
柿を食べ過ぎない
栄養豊富な柿ですが、食べ過ぎると腹痛・下痢・便秘・貧血などを引き起こす可能性があります。柿を食べ過ぎて、消化できずに胃の中で塊になるり、タンニンのシブオールと混ざるり「柿胃石」が作られると、嘔吐や食欲不振にの症状が出ます。この場合は、医師の診断を受けてください。
便秘症状は、柿に含まれるタンニンが便を硬くする性質があるため、便秘になるためです。タンニンが大量に体内に入ると腸内で幕が作られ、腸の動きを阻害し腹痛の原因になることも有ります。またタンニンは鉄分の吸収を妨げるので、貧血になりやすくするので、食べ過ぎには注意しましょう。
(*柿の食べ過ぎによる悪影響について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
柿の栄養がとれるレシピのおすすめ
次は、柿の豊富な栄養素が取れるレシピも紹介するので、参考にしてみてください。普段、生で食べたことしかない方は試してみてはいかがでしょうか?
①柿とチーズのカプレーゼ
生ハムとモツァレラチーズでたんぱく質やビタミンB12、葉酸を摂ることで造血作用が促されます。オリーブオイルでβカロテンの吸収も良くなりますね。