菓子パンはなぜ体に悪い?食品添加物や成分がやばい?健康への危険性を紹介!
菓子パンが体に悪いと言われるのはなぜでしょうか?食べない方がいいのでしょうか?今回は、菓子パンが健康・体に悪いと言われる原因の〈食品添加物〉や〈トランス脂肪酸・糖分・油分〉など成分の危険性について紹介します。菓子パンの体に悪い食品ランキングも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 菓子パンは健康・体に悪いの?なぜ食べない方がいい?
- 菓子パンが体に悪いと言われる一番の理由は「食品添加物」にある
- ①乳化剤
- ②イーストフード
- ③臭素酸カリウム
- ④ソルビン酸カリウム
- ⑤ビタミンC
- 菓子パンが体に悪いと言われる他の理由は?成分に問題あり?
- ①トランス脂肪酸が含まれる
- ②糖分・油分や糖質量の多さ
- ただ焼き立てのパンが体に悪いという噂に根拠はない
- 菓子パンの体に悪い商品ランキングを見てみると…
- 3位:コッペパン/アーモンドクリーム(フジパン)
- 2位:シュガーロール(ヤマザキパン)
- 1位:スナックスティック(ヤマザキパン)
- 無添加の菓子パンのおすすめを紹介!
- ①MyBagel
- ②無添加テーブルロール
- ③無添加じゃりパン(抹茶)
- 菓子パンが体に悪いと言われている原因は食品添加物にあり
菓子パンが体に悪いと言われる他の理由は?成分に問題あり?
菓子パンが体に悪いといわれるのは、食品添加物の問題だけではありません。ここでは、食品添加物以外に健康に悪影響がある成分についてより詳しく紹介します。
①トランス脂肪酸が含まれる
菓子パンに含まれるトランス脂肪酸は体に悪い成分として知られていますが、代表的なデメリットは以下の通りです。
・悪玉コレステロール値の増加
・中性脂肪の増加
・狭心症や心筋梗塞などのリスクが高くなる
菓子パンには、生地をしっとりとさせるためショートニングやマーガリンなどの人工油脂が大量に使われています。これらの油脂に含まれるトランス脂肪酸は「食べるプラスチック」と呼ばれることもあり、アメリカでは2018年6月18日から原則的に使用を禁止されている成分です。
日本では現在でも使用に規制がなく、原材料の中のショートニングやマーガリン・ファットスプレッドなどの表示で見つけることができます。トランス脂肪酸を摂取すると中性脂肪や悪玉コレステロールが増加するので、心筋梗塞など生活習慣病のリスクが高まります。
しかし、農林水産省の調査によると日本人のトランス脂肪酸の摂取量は諸外国に比べて少なく、脂質の摂りすぎの方が問題だとされています。普段の食事の脂質の取り方にも配慮しながら菓子パンを適量食べる分には、トランス脂肪酸の悪影響を過剰に心配する必要はないでしょう。(※4)
(*トランス脂肪酸の危険性と多く含まれる食品について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②糖分・油分や糖質量の多さ
菓子パンが体に悪いといわれるのは、油分や糖分を多く含むからです。以下で、油分や糖分を取りすぎた場合のデメリットを紹介します。
・カロリーの過剰摂取
・肥満の原因となる
・肌荒れ
・子供の味覚異常につながる
菓子パンは小麦粉や砂糖などの糖分や油脂類がふんだんに使われるため、高カロリーな食べ物です。菓子パンは口当たりもよく美味しいので、食べ過ぎてしまいやすい所もデメリットだといえます。消費エネルギー量以上にカロリーを摂取すると、肥満をはじめとする生活習慣病のリスクも高まります。
特に小麦粉を原料とした生地を油で揚げたあとに砂糖をまぶす揚げパンなどは、糖分・油分ともに多く含まれるので食べ過ぎないようにしましょう。食事代わりに菓子パンを食べると、栄養の偏りから肌荒れの原因になります。また、甘みが強いため、育ち盛りの子供がたくさん食べると味覚の発達を妨げる悪影響もあります。
シンプルなフランスパンの材料は、水と小麦粉・塩やイーストだけです。余計な糖分や油分などを使わなくても美味しいパンが作れるので、食事にパンを取り入れたい時は菓子パンよりもフランスパンなどを選ぶと健康的な食事になります。
(*菓子パンのカロリーや糖質について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ただ焼き立てのパンが体に悪いという噂に根拠はない
菓子パンに限らず焼き立てのパンは体に悪いという噂もありますが、科学的な根拠は示されていません。焼き立ての熱いパンは消化に悪く、子供や高齢者には負担がかかるというのが大きな理由ですが、ヨーロッパ諸国を中心に広がった単なる噂のようです。
また、焼き立てのパンに含まれているチラミンが炭酸ガスを発生させ、腹痛を引き起こす場合があるようですが、明確に焼き立てのパンが体に悪いと結論付けるには至っていません。
ただし、小麦粉は焼ける香ばしい香りは食欲をそそりますが、焦げた部分には発がん性物質が含まれていることがわかっています。小麦粉などのでんぷんが焦げるとアクリルアミドと呼ばれる発がん性物質が発生するので、焼き立てよりも焦げたパンの方が危険性は高いといえます。(※5)
菓子パンの体に悪い商品ランキングを見てみると…
菓子パンには体に悪いと考えられている食品添加物や、健康を害する恐れがある成分が使われていますが、特に体に悪い商品をランキングで紹介します。
10位:チョコチップスティック(ヤマザキパン)
9位:ケーキドーナツ(ヤマザキパン)
8位:大きなチョコチップメロンパン(ヤマザキパン)
7位:デニッシュドーナツ4個入(フジパン)
6位:牛乳コッペ〜抹茶クリーム〜(フジパン)
5位:アメリカンファッションドーナツ(ヤマザキパン)
4位:ふんわりソフトパンケーキ(フジパン)
10位から4位までを見てみても、よく見かける身近な菓子パンばかりです。これは2018年に週刊新潮で発表されたランキングで、特に糖分やトランス脂肪酸などの油分が多く含まれている菓子パンが選ばれています。ここでは、残りのトップ3を詳しく紹介します。
3位:コッペパン/アーモンドクリーム(フジパン)
フジパンのアーモンドクリーム入りのコッペパンは、懐かしい形や小麦粉の素朴な味わいが人気の菓子パンです。しかし、菓子パン生地やクリームにトランス脂肪酸や糖分がたくさん含まれています。価格も安いのでおやつや朝ご飯に食べる人も多いですが、健康への悪影響が懸念される菓子パンのひとつです。